「早く英語をやらせなきゃ」と焦る方へ。インター幼稚園に通わせて見えた、早期英語教育より大切なこと。【後編】
こんにちは!
ポニョちゃんママ先生です。
前回は、早期英語教育【前編】
我が家のリアルな体験談をお話ししました。
長女は1年間インター幼稚園に通いましたが、帰国後の2年間であっという間に英語を忘れてしまいました。
「せっかく身についたのにもったいない」 そう思われるかもしれません。
でも、今の長女は日本の幼稚園で毎日とにかく楽しそうです。心ゆくまで遊び尽くしています。
家族やお友達と日本語で生き生きと心を通わせる姿を見て、私は「これで全然OK!」と確信しています。
後編では、巷でよく言われる「ネイティブのような発音」への疑問をお話しします。元小学校教員としての視点も交えながら、幼児期に本当に大切にしたい「思考の土台」について考えていきましょう。
「完璧な発音」は、本当に必要なのか?
早期英語教育のメリットとして、よく挙げられるのが「発音の臨界期」です。小さいうちでないと、ネイティブの発音は身につかないと言われています。
確かに、幼少期をインターで過ごした長女の発音は今でも綺麗です。
「コーフィー(Coffee)」「セヴン(Seven)」など、
ネイティブに近い響きで言うことができます。
でも、そもそも私たちは「完璧で流暢な発音」をどこまで追い求めるべきなのでしょうか。
私が海外生活をしていた頃のことです。
韓国人やエクアドル人のママ友と話す機会がありました。
英語が拙いことを気にする私に、彼女たちはこう言ってくれたのです。
「なんで日本人は英語が話せるのに『話せない』って言うの? 私たちだってネイティブじゃないんだから、完璧なんて無理よ! みんな一緒なんだから、発音なんて気にしなくていいじゃない!」
この言葉にハッとしました。
今、世界で英語を使っている人の大半は非ネイティブです。私の周りにいる外国籍のママ友も、ネイティブではありません。
それでも、お互いの母語のニュアンスが混ざり合った英語で、何の問題もなくコミュニケーションをとっています。
鳥飼玖美子さんの著書『本物の英語力』にも、こう書かれています。
「世界の人たちに分かってもらえる英語を身につけるには、完璧でなくても良いし、流暢でなくても構わない」
大切なのは完璧な発音ではありません。
「相手に伝わるかどうか、伝えたい中身があるかどうか」です。
そう割り切ってからは、発音のタイムリミットに焦る必要は全くないと思えるようになりました。
結論:英語の前に、まず「何語で思考するか」
私個人の結論をお話しします。
一般的な日本の環境で暮らす場合、
幼児期からの早期英語教育は「基本的には必要ない」と考えています。
(※家庭内で英語が必須な場合や、近い将来に海外移住が決まっているなどの『日常生活のための必然性』がある場合は除きます。)
人間が深く考え、自分の気持ちを整理し、表現するためにはベースが必要です。それが「思考言語(母語)」です。この土台がしっかりと根を張っている必要があります。
幼児期に英語を詰め込みすぎるのにはリスクもあります。母語である日本語の語彙の広がりや、情緒豊かな表現の習得が遅れてしまうかもしれないからです。
日本語はひらがな、カタカナ、漢字があります。文化的にも非常に繊細で、難しい言語です。
まずはこの日本語の土台をじっくりと耕すこと。自分の頭でしっかりと考える力を育てることこそが、最優先ではないでしょうか。
大人になってから、必要に迫られて英語を習得した素晴らしい友人を、私はたくさん知っています。自分の意志でハマって身につけた人もいます。
コツコツ努力すれば、言語はいつからでも身につきます。
日本語でしっかり「聴く・話す・読む・書く」ができれば、まずはなまる💮
英語は、本人がやりたくなった時に、やりたい分だけ広げていけばいい。
何語を使うかよりも大切なことがあります。
それは、「自分の思いや考えをしっかり持ち、それを自分の言葉で表現できること」。
幼児期は、あふれるほどの「余白」の中でたくさん遊び、豊かな心を育てる。それだけで、子どもたちは十分に、生き生きと未来へ向かって学んでいけるはずです。
英語教育の波に少し疲れ、ソワソワしてしまっているママへ。このメッセージが、心をふっと軽くするきっかけになれば嬉しいです。
前編・後編にわたってお伝えした早期英語教育について。
私の友人は、学生時代に留学などの経験がないまま
今では英語で仕事をバリバリこなしています。
英語が話せる人は、必ずしも小さい頃から学習しているとは限りません。
大人になってからの努力で、英語は話せるようになります!
本人のやる気さえあれば…
だからこそ、そのやる気の種を幼少期にはたくさん撒いてほしい。
そう願っています。
📖 おうちで自然に英語と親しめる、おすすめの絵本たち
最後に、我が家で子どもたちが自然に手を伸ばした絵本をご紹介します。「楽しい!」と喜んだ、英語に親しめる名作たちです。
ガチガチの勉強としてではなく、おうちの温かい時間の中でめくってみてくださいね。
『Dear Zoo』 / 『Where's Spot?』 (インターの図書室にも並んでいた定番の仕掛け絵本。めくる楽しさと繰り返しのフレーズで、小さな子も夢中になります)
『はらぺこあおむし(英語でもよめる)』 / 『スイミー(英語でもよめる)』 (日本語と英語が併記されています。すでにお馴染みのストーリーを「英語だとこう言うんだ!」と自然に比較して楽しめます)
『Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?』 (リズムが心地よい名作です。色の名前や動物の名前が、自然と耳に入ってきます)
次回、早期英語教育【完結編】をお届け予定です。
そちらもぜひ読んでみてください。
ここでは、家庭で育つ「学ぶ土台」について綴っています。
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