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普通の投資が終わり“富裕層の投資”が始まった日|#53(第3章)

    🚩はじめての方はこちら
    📖第1話から読める連載まとめ(目次ページ)

    前回、証券会社に電話をしたことをきっかけに、担当者がつくことになりました。

    それまでの私は、金融商品の投資については、基本的にすべてオンラインで完結させてきました。自分で調べて、自分で判断し、自分で実行する。いわば「自己完結型」の投資スタイルです。

    不動産投資ではパートナーの力を借りていましたが、株式や投資信託などの運用においては、このスタイルを貫いてきました。

    そのため、担当者がつくことに対して、最初はそこまで大きな期待を持っていたわけではありませんでした。

    ただ、実際にやり取りを始めてみると、その印象はすぐに変わることになります。

    今回のやり取りの中で強く感じたのは、「こちらの要望を前提に設計してくれる」という点でした。

    私はまず、自分の資産状況やこれまでの投資の流れを整理して伝えました。

    不動産投資である程度の資産を築いてきたこと。
    そのうえで、今求めているのは「安定した収入」であること。
    そして、それを“仕組み”として作りたいと考えていること。

    さらに、今回の投資における具体的なゴールも明確に伝えました。

    配当金として、年間1,000万円を得ること。

    この数字は、生活を支えるうえでも十分な水準であり、かつ設計としても現実的なラインだと考えていました。

    そのうえで、どういう方法でそれを実現するのか。

    ここについても、自分なりの考えを共有しました。

    まずは、ドル建ての債券を中心にポートフォリオを組むこと。
    利回りとしては、おおよそ5%前後を想定していること。
    そして、野村信託銀行の有価証券担保ローンを活用し、自己資金だけではなく外部の資金を使いながら、最終的には2億円規模まで債券の保有額を積み上げていくこと。

    担保にする資産については、価格の変動が比較的小さい債券を使うことで、安定性を確保したいという意図も伝えました。

    こうした内容を一通り説明したうえで、「この設計が現実的かどうか」「どのように進めていくのがよいか」を相談しました。

    すると担当の方は、その場で何かを売り込むというよりも、まずはこの設計全体を前提に話を整理してくれました。

    どういう商品であれば、この利回りが実現できるのか。
    どの程度の分散が必要なのか。
    有価証券担保ローンとの組み合わせで、どのように進めていくのが現実的なのか。

    こちらが描いていたイメージを、一つひとつ具体的な形に落とし込んでいく。そんな進め方でした。

    そしてもう一つ、担当者がついてよかったと強く感じたポイントがありました。

    それは、野村証券が間に入る形で、野村信託銀行の有価証券担保ローンを利用できるという点です。

    もともとこの仕組み自体は自分でも調べていて、「自分で手続きを進めていく必要があるのだろう」と思っていました。しかし実際には、その担当の方が窓口となり、手続きややり取りを一括して対応してくれるとのことでした。

    これは正直、とても助かると感じました。

    単に手続きが楽になるというだけでなく、分からないことがあればその場で質問できる。そして、その都度きちんと答えてもらえる。この安心感は、これまでのオンライン中心の投資では得られなかったものです。

    このとき、野村証券の口座をすでに持っていたことが、ここにつながっていたのだと実感しました。
    (野村証券口座を持つことになった経緯は、持株会25%という“裏ボーナス”|#20(第1章)↗でも触れています)

    これまでの積み重ねが、そのまま次のステージへの土台になっていたのだと思います。

    ここで感じたのは、これまでの投資との大きな違いでした。

    これまでは、用意された商品の中から自分で選ぶのが投資でした。
    しかしこのときは、まず自分のゴールがあり、そのゴールに合わせて設計が組まれていく。

    この順番の違いは、思っていた以上に大きいものでした。

    単に商品を選ぶのではなく、どういう収入を作りたいのか、どういう資産構成にしたいのか。その前提から投資を組み立てていく。

    それはまさに、これまで自分がやってきた「普通の投資」とは別のものだったと思います。

    この時点で、まだ具体的な商品をすべて理解していたわけではありませんでしたし、細かい条件についてもこれから詰めていく段階でした。

    ただ一つはっきりしていたのは、自分の投資が次のステージに進んだという感覚でした。

    これまでのように、画面の中で完結する投資ではない。
    誰かと一緒に、設計しながら作っていく投資。

    その入口に立ったのが、このタイミングだったのだと思います。

    そして、このやり取りの中で、もう一つ気になる話が出てきました。

    オンラインでは扱われていない債券があるということです。

    このときはまだ詳しく理解していませんでしたが、「見えていない選択肢がある」という事実は、強く印象に残りました。

    ここから先は、さらにその世界に踏み込んでいくことになります。


    次回(第54話)は、オンラインでは買えない債券がどのようなものなのか、そして自分がこれまで見ていた投資の世界がどれだけ一部に過ぎなかったのかについて書いていきます。

    この連載は80~100話まで続く予定です。参考になったら「❤️スキ」や「👤フォロー」をして、続きを読んでいただけると励みになります。


    📌今回のような「担当者がつく投資スタイル」について、どちらに近いですか?

    A:活用できるならしてみたい
    B:まだ自分にはハードルが高いと感じる

    感じたことも含めて、ぜひコメントで教えてください。(コメントには必ずご返信させていただきます)
    今後の発信や資産形成の参考にさせていただきます。


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    オンラインでは買えない債券があった|#54

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