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電話1本で1億円の投資が一気に動き出した|#52(第3章)

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    第51話で、年間配当金1,000万円を得るための設計が整いました。

    どのくらい投資するのか。
    どの通貨で持つのか。
    どの程度の利回りを狙うのか。
    そして、配当をどう扱うのか。

    ここまで整理できたことで、やるべきことはかなり明確になっていました。

    そして、その流れの中で、一つ実務的な作業がありました。

    配当金のMMF自動購入の設定です。

    債券から受け取る配当を、そのままドルのMMFに積み上げていく。この仕組みを最初から組み込んでおくことで、自然と資産が増えていく流れを作ることができます。

    ただ、この設定には少し意外な点がありました。

    オンラインでは完結できなかったのです。

    これまでの流れでも書いてきた通り、今回の債券投資は野村證券の口座を使う前提で進めていました。すでに口座も保有しており、このままその環境を使っていくことは決まっていました。

    そのため、今回も当然オンラインで手続きできると思っていたのですが、MMFの自動購入設定については、電話での依頼が必要でした。

    正直に言うと、少し不便に感じました。

    普段はすべてオンラインで完結していたため、「いまだにこういう手続きが残っているのか」というのが率直な印象でした。ただ、大手で老舗の証券会社ということもあり、こうした部分は仕方がないのかもしれないとも思いました。

    そこで実際に電話をして、オペレーターに設定を依頼しました。

    せっかくの機会だったので、単に手続きをするだけでなく、実務的に気になっていた点も確認することにしました。

    今回想定している配当金は、税引前で年間1,000万円です。金額としてもそれなりに大きいため、

    ・配当の入金からMMFへの反映の流れ
    ・設定内容の変更可否
    ・通貨の扱い

    といった点を中心に確認しました。

    その流れで、自然と今後の投資についても話すことになりました。

    配当金が年間1,000万円程度になるように、ドル建て社債を購入したいと考えていること。そのために、利回り5%前後の商品を選びたいということ。

    そして、野村信託銀行の有価証券担保ローンを活用し、最終的には合計で2億円程度の債券を保有する計画であること。

    こうした前提を一通り伝えました。

    すると、オペレーターから一つ提案がありました。

    「今後の手続きについては、担当者をご用意することもできます」

    正直、そのときは少し意外に感じました。

    これまで自分は、基本的にすべてオンラインで投資をしてきました。誰かに相談するというよりも、自分で調べて、自分で判断するスタイルです。

    そしてもう一つ、頭にあったのはコストの問題でした。

    電話でのやり取りや担当者を通じた取引は、オンラインで自分で行うよりも、何かしら余計なコストがかかるのではないか。そんなイメージがありました。

    そのため、その場ではやんわりと断って、このまま手続きを終えようとしていました。

    ただ、念のため一つだけ確認してみることにしました。

    担当者がつくことで、具体的にどんな違いがあるのか。

    すると、返ってきた内容は、思っていたよりも現実的なものでした。

    今回のようにある程度まとまった金額での投資を想定している場合、オンラインでは購入できない債券についても案内できる可能性があるということ。

    さらに、債券の購入だけでなく、その後の野村信託銀行とのやり取りも含めて、担当者が一括してサポートしてくれるという話でした。

    ここで、一気に印象が変わりました。

    単に「人がつく」という話ではなく、
    手続き全体を任せることができる可能性がある。

    そう考えると、この仕組みはむしろ合理的なのではないかと感じました。

    これまでのようにすべて自分で調べて、判断して、手続きを進める。それも一つのやり方ですが、今回のように規模が大きくなってくると、それをすべて自分でやる必要があるのかという考えも出てきます。

    一度話を聞いてみる価値はある。

    そう思い、その場で考えを変えました。

    「では、一度ご紹介いただけますか」

    そう伝えると、すぐに調整のうえで連絡をいただけるとのことでした。

    実際には、その後まもなく部門のマネージャーのような方からご挨拶の連絡があり、さらにその後、30分ほどで担当者からも連絡が来ました。

    ほんの少しの確認のつもりだった電話でしたが、気づけば状況は大きく動き始めていました。

    1億円規模の投資が、現実のものとして進み始めた瞬間だったのかもしれません。

    そして、このあと紹介された担当者から、さらに新しい世界を知ることになります。

    オンラインでは見ることのなかった、ドル建て社債の提案です。


    次回(第53話)は、証券会社に担当者がついたことで、それまでの「普通の投資」がどのように変わっていったのかについて書いていきます。

    この連載は80~100話まで続く予定です。参考になったら「❤️スキ」や「👤フォロー」をして、続きを読んでいただけると励みになります。


    📌今回の内容を踏まえて、皆さんはどちらの印象に近いですか?

    A:このスピード感で投資が進むことに魅力を感じる
    B:スピードよりも、じっくり考えて判断したいと感じる

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