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お金のために働かないという選択は正しいのか|#95(第5章)

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    📖第1話から読める連載まとめ(目次ページ)

    昔の自分は、「働かなくてよくなれば幸せになれる」と思っていました。

    会社へ行かなくていい。上司を気にしなくていい。毎朝、仕事のために起きなくていい。

    そういう状態になれれば、かなり自由で、かなり幸せなのではないかと思っていたのです。

    そして実際、FIRE生活へ入ってみると、その感覚は半分正しく、半分は違っていました。

    確かに、「お金のために無理をしなくていい」という安心感はかなり大きいです。

    これは実際に体験してみないと分からなかった部分かもしれません。

    例えば会社員時代は、理不尽なことがあっても、「生活のため」と思って飲み込む場面がありました。

    本当は納得していない。でも、給料がある。家族がいる。生活がある。

    だから、自分をある程度抑えて働く。

    これは、多くの会社員が経験していることだと思います。

    もちろん、自分自身もそうでした。

    でもFIRE後は、その感覚がかなり変わりました。

    「生活のため」がなくなると、人はかなり正直になります。

    嫌なことを無理に受け入れなくなる。理不尽への耐性も下がる。

    昔だったら、「仕事だから仕方ない」と思っていたことを、「そこまで無理してやる必要あるかな」と感じるようになりました。

    これは良い意味でもあり、少し怖い部分でもあると思っています。

    なぜなら、人は“必要”があるから頑張れる部分もあるからです。


    一方で、実際にFIREして感じたのは、「働かなくていい状態」と、「働かない方が幸せ」は、必ずしも一致しないということでした。

    最初は、「何もしなくていい」がかなり新鮮です。

    でも、人は意外とすぐ慣れます。

    そして慣れてくると、今度は別の感覚が出てくる。

    それが、「自分は何のために時間を使うのか」という感覚でした。

    会社員時代は、仕事がある意味で“役割”になっています。

    頼られる。必要とされる。評価される。誰かと関わる。

    でもFIRE後は、それが一気に減ります。

    もちろん、これは自由でもあります。

    ただその一方で、人は完全に“役割ゼロ”になると、意外と不安定になるのかもしれない、とも感じました。

    自分の場合、その感覚をかなり埋めてくれたのが、noteでの発信でした。

    最初は、自分の経験を整理するために書き始めた部分が大きかったと思います。

    でも、実際に発信を始めてみると、少しずつコメントをいただけるようになりました。

    「参考になりました」

    「考え方が変わりました」

    「次回も楽しみにしています」

    そういう言葉をいただけると、やはり嬉しい。

    自分の経験が、誰かの役に立っている感覚がある。

    これは、想像以上に大きかったです。

    しかも不思議なことに、発信を続けることで、自分の考えもどんどん整理されていきました。

    昔は漠然としていた感覚が、「自分はこう考えていたのか」と言語化できるようになる。

    これは、FIRE後の生活の中でかなり大きな意味を持っていた気がしています。

    だから最近は、「働く」という言葉の意味そのものが、自分の中で少し変わってきました。


    会社員時代は、「働く=生活費を稼ぐ」がかなり大きかった。

    でも今は、「やりたいからやる」が少し増えています。

    もちろん、完全にお金を意識しなくなったわけではありません。

    ただ少なくとも、「生活のために、嫌なことを我慢し続ける必要がない」という状態は、かなり精神的に大きい。

    そして、この“選択権がある”という感覚は、本当に大きな価値があると思っています。

    嫌なら断れる。やめられる。距離を置ける。

    この状態になるだけで、人の精神状態はかなり変わる。

    逆に言えば、自分が本当に欲しかったのは、「働かないこと」そのものではなかったのかもしれません。

    本当に欲しかったのは、「働き方を選べる状態」だった。

    やりたいことはやる。やりたくないことは断れる。自分で時間の使い方を決められる。

    そういう状態だったのだと思います。

    だから最近は、「FIRE=完全に働かない」という考え方からは、少し離れてきました。

    むしろ、自分にとって理想に近いのは、“お金のためだけには働かない状態”なのかもしれません。

    生活のためだけに無理をするのではなく、自分がやりたいと思えることを、自分の意思で続ける。

    その結果として、お金がついてくるなら、それが一番自然なのではないか。

    今は、そんなことを考えるようになっています。

    そして振り返ると、資産形成そのものも、結局は「選択肢を増やすため」にやってきたのだと思います。

    仕事を辞めるためだけではない。

    人生を、自分で選べるようにするため。

    それが、自分にとってのFIREの本当の意味だったのかもしれません。


    次回(第96話)は、「発信を始めて人生が変わり始めた話」についてお話しします。

    この連載は100話まで続く予定です。参考になったら「❤️スキ」や「👤フォロー」をして、続きを読んでいただけると励みになります。


    📌今回の内容を踏まえて、皆さんはどちらに近いと感じますか?

    A:できるなら、完全に働かない生活をしてみたい
    B:働くこと自体は嫌ではない。ただ、“選べる状態”が理想だと思う

    どちらに近いか、理由もあればぜひコメントで教えてください。(コメントには必ずご返信させていただきます)
    今後の発信や資産形成の参考にさせていただきます。


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    ■運営者(ユウナ)について
    このnoteでは「資産形成」をテーマに執筆をしています。以下の別アカウントでは、『水曜どうでしょう』を通して、人や人生の面白さについて考える文章を書いています。

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