
発信を始めて人生が変わり始めた話|#96(第5章)
昔の自分は、「発信する側」になるとは思っていませんでした。
どちらかというと、読む側でした。
本を読む。ブログを読む。noteを読む。YouTubeを見る。
自分が情報を受け取る側になることはあっても、自分から何かを発信するという感覚は、あまりありませんでした。
でもFIRE後、時間ができたことで、以前よりさらに本を読むようになりました。
投資の本だけではありません。働き方、人生、時間の使い方、人間関係。そういうものまで、以前よりかなり広く読むようになっていた気がします。
そして、その流れの中で、noteも読むようになりました。
最初は、本当に軽い気持ちでした。
「せっかくだから、自分の経験も少し書いてみようかな」
その程度だったと思います。
ただ、自分の中には一つだけ、昔から強く感じていたことがありました。
それは、「自分がやってきたことには、ある程度の再現性があるのではないか」という感覚です。
取り組んできた資産形成全般にいえることですが、その当時の市場環境や、取り組みを始めた時期などが良かったという部分はあります。
でも、自分は特別な才能があったわけではありません。
普通の会社員でしたし、最初からお金があったわけでもない。
月5万円の積立から始めて、給料とボーナスを仕組み化し、投資信託、不動産、債券へと少しずつ積み上げてきた。
だからこそ、「普通の会社員でも、やり方次第でここまでは来られる」ということを残したかったのです。
そしてもう一つ、自分の中には、「同じように自由を手に入れる人が増えてほしい」という気持ちもありました。
もちろん、全員がFIREを目指す必要はないと思っています。
でも少なくとも、「会社だけに人生を握られない状態」は、多くの人にとってプラスになるのではないかと思っていました。
だから、自分の経験を書き始めたのです。
ただ、最初は本当に読まれませんでした。
今だから笑って話せますが、最初の頃は、1日10PVくらいの日も普通にありました。
「スキ」も「コメント」もない。
「本当に誰か読んでいるのかな」と思うこともありました。
それでも続けていたのは、自分自身の整理にもなっていたからです。
書いていると、「自分はなぜ、あの時そう考えたのか」が整理されていく。
昔は感覚でやっていたことも、文章にすると、自分の思考パターンが見えてくる。
これは、自分の中ではかなり面白い感覚でした。
そして、第2章、第3章あたりになると、少しずつ反応も増えていきました。
特に、不動産投資や債券、有価証券担保ローンの話は、かなりコアな層から反響がありました。
深いコメントも増えましたし、「こういう話を書いている人は少ない」という反応もいただきました。
ただ一方で、「爆発的に広く読まれる」という感じではありませんでした。
どちらかというと、「分かる人にはかなり刺さる」という感覚に近かったと思います。
でも、その空気が変わったのが、第4章、第5章でした。
FIRE後の生活。不安。幸福感。自由。会社員時代との違い。
そういう“人生側”の話を書き始めてから、急に読まれるようになったのです。
最初の頃は1日10PV程度だったものが、第4章、第5章では、1日1,000PV以上見られる日も出てきました。
これは、自分の中ではかなり衝撃でした。
正直、最初の頃には想像もしていませんでした。
もちろん、数字が全てではありません。
でも、自分の書いたものを、これだけ多くの人が読んでくれているという事実は、やはり嬉しかったです。
そして、その時に感じたのは、多くの人が知りたいのは、「投資テクニック」ではないのかもしれない、ということでした。
もちろん、資産形成のノウハウも重要です。
でもその先にある、「どう生きたいのか」「自由になると何が変わるのか」「お金とどう向き合うのか」。
そういう部分に、興味を持つ人がかなり多かったのだと思います。
実際、自分自身も、第4章、第5章を書いている時の方が、どこか自然体でした。
投資の説明をしているというより、「自分が実際に感じたこと」をそのまま整理している感覚に近かったのです。
一方で、発信を続けていると、難しさも感じるようになりました。
PVやスキが増えると、やはり気になる。
「読まれる記事を書きたい」という感覚も出てくる。
でも、それを意識しすぎると、今度は“自分が本当に書きたいこと”から少しずつズレていく怖さもありました。
承認欲求との距離感は、今でも少し難しいテーマだと思っています。
それでも、今振り返ると、発信を始めてよかったと思っています。
発信は、単なる「稼ぐ手段」ではありませんでした。
むしろ、自分の人生を整理する行為に近かった。
そして同時に、人とゆるくつながる場所にもなっていたのだと思います。
FIRE後、会社というコミュニティから離れると、人との接点は減ります。
でも、発信を始めたことで、新しい形のつながりが生まれました。
コメントをいただく。考えを共有する。同じように悩んでいる人がいると知る。
そういう経験は、自分の中ではかなり大きかったです。
だから今後も、無理をせず、自分のペースで続けていきたいと思っています。
もちろん、数字も嬉しい。
でもそれ以上に、「この文章が、誰かの人生のヒントになった」と感じられることの方が、今はずっと嬉しいのかもしれません。
次回(第97話)は、「好きなこと」を後回しにしなくなった、についてお話しします。
この連載は100話まで続く予定です。参考になったら「❤️スキ」や「👤フォロー」をして、続きを読んでいただけると励みになります。
📌今回の内容を踏まえて、皆さんはどちらに近いと感じますか?
A:発信は“誰かに届けること”が一番大事だと思う
B:発信は“自分自身を整理すること”にも意味があると思う
どちらに近いか、理由もあればぜひコメントで教えてください。(コメントには必ずご返信させていただきます)
今後の発信や資産形成の参考にさせていただきます。
■運営者(ユウナ)について
このnoteでは「資産形成」をテーマに執筆をしています。以下の別アカウントでは、『水曜どうでしょう』を通して、人や人生の面白さについて考える文章を書いています。