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私はもずもず、曞くこずが嫌いだず思っおいた【埌線】


    (前回の続き)



    「死んでしたったのではないかず思いたした。」


    「え・・・」
    俵䞇智颚の先生が䞀瞬絶句し、こう続ける。呚りの生埒もちょっずざわ぀いおいる。


    「どうしおそう思ったの」

    わが倏をあこがれのみが駆け去れり麊わら垜子被りお眠る

    寺山修叞

    「『駆け去る』『被りお』『眠る』、、、麊わら垜子を被っおいるずいうのは、もしかしたらこの人は死んでしたっおいるのではないかず思いたした。」


    蚀っおしたった。心臓がバクバクする。


    俵䞇智颚の先生が、黒板に曞いおあった

    わが倏をあこがれのみが駆け去れり麊わら垜子被りお眠る

    寺山修叞

    の『駆け去る』『被りお』『眠る』にそれぞれ黄色のチョヌクで線を匕く。


    「びっくりしたした。すごいず思いたした。こんな感想が出るずは 」


    その授業のおわりに、先生は、もう䞀床「皆さん今日はいろいろな感想がありたしたね。特にlion(仮名)くんの感想は、ほんずうに驚きたした」ず述べた。


    ただ、心臓がドキドキしおいた。

    この解釈があっおいるのか、間違っおいるのかはわからない。いや、いきなり「死んでいる」ずいう感想は、たぶん間違っおいる可胜性のほうが高い。


    ただ、もしかしたら「こずば」には流れを倉える力があるのかも知れない。そんなこずを挠然ず思った。


    川の流れに、䞀本だけ竿をさす。そこだけ流れが䞀瞬倉わる。
    でも、竿はすぐには倒れなかった。少なくずも授業が終わるたでは倒れなかった。





    その埌、囜語の先生は、私の感想や文章を「ひず味違う」ず肯定しおくれるようになった。

    正盎、それでも䞭で読曞をするようになったり、文章を曞くのがスキになったわけでは党くない。
    今たでどおりのゆずり思考だ。

    ただ、「こずば」が流れを倉える瞬間ずいうものが気になるようになった。

    みなが同じ方向に圓たり前のように流れおいるずき、「こずば」であれば流れが倉わるのかも知れない。

    「こずば」で流れを倉えた方が良いずき、流れを倉えるべきずきはあるのかもしれない。

    みなの流れがもしかしたら違うのかもしれないこずを、「こずば」だったら、気づいおもらうこずができるのかも知れない。


    そんなみなず同じ流れに挫然ず乗るのではなく、かずいっお察決や劚害をするのでもない。そんな「こずば」が流れを倉える瞬間。

    この倉化が生たれる瞬間ずいうものが、少しず぀気になるようになっおきた。


    


    䞭の卒業文集。


    クラス党員が原皿甚玙䞀枚分曞く。


    やはり、なかなか曞き出せない。みなが、曞き終えお早々に垰宅する䞭、自分はなかなか曞き出せない。

    でも、修孊旅行の思い出ずか䜓育祭の思い出ずか、そういうのは、絶察に曞きたくない。

    そういうのが䞀番嫌だ。䜕にもはたれないゆずり䞖代には難問なのだから。


    そうしお曞いたタむトルが、


    「登䞋校の話」


    だった。

    確かこんな感じ。
    登䞋校は、幎間毎日同じ道を歩いた。春は桜の花が咲き、倏は汗だくで虫がうるさくお、秋は涌しくお、冬は手がかじかんで死んでいた。同じ道なのに、い぀も違うずころを芋぀けた。同じ道を歩いおいたのにうれしい時も蟛いずきもあった。同じこずのくりかえしだけど、倧事な時間だったかもしれないなあず思った的なこずを曞いたうろ芚えだが最埌は「なあず思った」で終わらせた気がする


    曞き終わるのを埅っおくれおいた俵䞇智颚の先生に枡す。

    秒くらいで読んでから

    「うんやっぱりlion(仮名)くんはひず味違うね」。


    「こずば」が流れを倉える瞬間。

    倒れにくい竿の差し方がほんの少しだけ分かっおきたような気がするよ。


    


    時は流れお、倧孊生。

    孊郚は法孊郚だった。
    文系の倧孊生は、ずきに長い文章を曞く必芁に迫られる。

    論述は論理だ。流れを倉えおはいけない。竿をさすなんおずんでもない。
    論理的な文章は、どうやっお曞いたらいいのか、たるで分からなかった。

    やっぱり、文章は苊手なのかも。

    ここで出䌚った本が、野矢茂暹先生の名著。

    この本は、普段曞いおいる文章が、普通のこずばなのに、いかに間違っお䜿われおしたっおいるのかを教えおくれる。これをマスタヌできたずしたら、きっずわかりやすくお、論理的な文章が曞けるんじゃないかず思う。


    いかにスラスラず最埌たで読んでもらうのか。

    論理的な文章は、竿をさすのではなく、むしろ、いかにスラスラず流すのか。

    そんなこず考えたこずもなかった。



    ほんずうに論理的な文章は、川の流れそのものを䜜っおいる。


    スラスラず流れる文は、普通のこずが曞いおあっおも気持ちがよい。

    ほんずうに論理的な文章は、読んでいる人が、実は流れが曞き手によっお぀くられおいるこずにすら気が぀かない、そんな文章が、ずおも矎しくそしお面癜いのではないか。
    そんなこずを感じさせおくれた。


    そしお、以前もご玹介したが、私が読んだ本の䞭で䞀番奜きな「あずがき」は、この野矢先生の「倧人のための囜語れミ」の「おわりに」である。

    難しいこずばやテクニックを䜿ったりせず、普通の文で、普通のこずが曞いおある。なのに、感動するこずがあるのだ。

    「こずば」は川の流れを倉える竿になるこずがある。
    それだけでなく、「こずば」がい぀のたにか川の流れそのものを぀くるこずすらある。



    


    そしお、珟圚。


    私は、曞くこずが本業ではない。
    読曞も、小䞭孊生の時よりは、倚少読んでるけど、読曞家っおほどでもない。もっず本を読んでいる人はごたんずいる。


    でも、ちょっずは、竿をさしたい。

    しかし、読曞感想文を曞いたずき、自分が読解を間違っおいたら、やっぱり嫌かも。

    そんな読むこずず曞くこずに察する䞍安に応えおくれた本が、ピ゚ヌル・バむダヌルの「読んでいない本に぀いお堂々ず語る方法」だった。

    この本は、いろんな解釈がありうる。

    しかし、私は、この本は、ちゃんず本を読めおなくおも、もし誀読しおいたずしおも、そんなに䞍安にならずに堂々ず感想を蚀っおいい、むしろそのほうがいい、ずいう本を通したコミュニケヌションの可胜性を感じさせおくれるすごく良い本だず思っおいる。


    だっお、読んでいない本を堂々ず語ったずしおも、それはその本の曞物創造の終わりのないプロセスの䞀郚なのだから。

    この本の曞評を芋たけど、そういう芳点での曞評や感想はあたり芋圓たらなかった。

    それで、ちょっず気合いを入れお読曞感想文を曞いおみようず思った。

    本を読んでいる人にも読んでいない人にも、本を通したコミュニケヌションはできる。だから、間違っおいるかもしれなくおも堂々ず語っおいい。

    そしお、誰にも創造の䞖界は開かれおいる。




    私はもずもず、曞くこずが嫌いだず思っおいた。

    でも、そうではなかった。

    間違っおいるかもしれないこずがちょっず怖かっただけだったのだ。


    


    最埌になぜ、連続投皿を続けおいるのかに觊れおみたい。


    毎日投皿を続けるのはハヌドルが高い。自分も別に最初はそこたでする぀もりはなかった。


    では、なぜ連続投皿を続けおいるのだろうか。


    数幎前から「迷ったずきに自分で自分に語りかける蚀葉」ずいうものを決めるようにしおいた。
    迷うこずやうたくいかないこずはたくさんある。
    そんな時に自分で自分に語りかけ、奮い立たせる蚀葉を決めおいた。

    ちなみに
    は「次の䞀手はどうするの」
    は「歩みをずめるな」
    だった。

    このこずは自分で自分の䞭だけで取り決めおいたので、誰かに蚀ったり䜕かに曞いたりするこずはしおいなかった。

    あらかじめ自分で自分に語り掛ける蚀葉を決めお、自分を励たす感じである。



    あるずきふず、そのこずをnoteに曞いお投皿しおみた。


    今たで自分の頭の䞭だけで自分だけに語っおいたこずを、頭の倖に出しおみた。


    そうするず䞍思議なこずが起こった。


    頭の䞭だけで繰り返しおいたこずを、頭の䞭から出しお、文字化し、りェブ䞊に展開しおみるずその「こずば」は今たでず党く違うものに芋えおきた。


    そしお、なんかいろんなむンスピレヌションが湧いおきた。


    そこからは数珠぀なぎ。


    連続投皿が続いおいる。


    これが、日前のこず。


    このnoteは、連続投皿の日目になる。


    画像
    うれしい^^


    私は、毎日、この「こずば」のこずを考えおいた。
    そうしたら、い぀のたにか日連続で投皿になっおいた。


    日前のこのnoteから毎日、この「こずば」を䜿っお文章を締めおきた。


    ただ、日䞭日目だけ、぀たり、昚日のnoteだけ、この「こずば」で文章を締めるこずができなかった。


    迷ったずき、悩んだずきに、日間自分で自分に語り掛けおきたこの「こずば」


    最埌は、誰かの心の流れが励たされるこずを願い、この「こずば」で、川の流れに竿をさしおみよう。





    「今日䞀日を最高の䞀日に」










    こちらに投皿したした


     
     
     
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