神武征討記外伝「忠義?それとも愛?戦女神の乳姉妹イケダノツネオキメの昔語り」
こんにちは。
アレテーを求めて~
今日もトコトコ( ・ω・)
弁護士の岡本卓大です。
読者のみなさま、note版、神武征討記。
楽しんでいただけているでしょうか?
神武征討記・第1話はこちら( ・ω・)
神武征討記は、有料記事ですが拡散していただければ全話無料で読めます( ・ω・)
note版で初めて神武征討記を読んで下さった方はご存じないと思いますが、実は、神武征討記には外伝があります。
それぞれ、神武征討記に登場するキャラクターから選んだ主人公視点で描いた物語です。
この度、note版【神武征討記】本編の進行に合わせて、神武征討記外伝も随時、アップしていきたいと思います。
神武征討記外伝は、すべて無料記事。
無料のマガジンも作っています( ・ω・)
一人ひとりが主人公!
神武征討記本編と合わせて、神武征討記外伝も、ぜひお楽しみください( ・ω・)
神武征討記外伝
「忠義?それとも愛?戦女神の乳姉妹イケダノツネオキメの昔語り」
ストーリーテラーのアメノウズメでございます。
「一人ひとりが主人公」の『神武征討記』。
今回の主人公は、イケダノツネオキメ(統率79、武勇72、知力73、政治69、魅力80)です。
神武様31歳の年の夏に起こった戦女神オワリノブヒメと大権現ミカワノタケチヨのそれぞれの戦略・戦術がぶつかり合うことになった大戦役。
オワリノブヒメの本拠地である尾張(愛知県)名古屋を守っていたイケダノツネオキメは、衆寡敵せず名古屋要塞を陥落させられ、ミカワノタケチヨ軍の捕虜となります。
名古屋要塞では、8000の兵を指揮し、文字通り、矢尽き刀折れるまで戦った傷だらけのイケダノツネオキメが縄で縛られ、ミカワノタケチヨの前に引き出されます。

ミカワノタケチヨ「あんたがイケダノツネオキメか。
戦場で戦ったことは何度もあるが、面と向かって会うのは初めてかな?
わしが、大和十二神将ミカワノタケチヨじゃ( ・ω・)」

イケダノツネオキメ「てめえがミカワノタケチヨ!
名古屋要塞を落としたからって図に乗るんじゃないわよ!
てめえみたいなタヌキ野郎が、ノブヒメ様に勝てると思わないことね!」

トンボキリヘイハチ「貴様!捕虜のくせに、殿をタヌキ野郎だと!」
ミカワノタケチヨ「いい、いい。わしがタヌキ野郎なのは、天下の周知の事実じゃ( ・ω・)」
イケダノツネオキメ「捕虜として辱めをうけるくらいなら死を選ぶ!
さっさと殺せ!このタヌキ野郎!」
ミカワノタケチヨ「まあまあ。落ち着いて話そうや。
今回の戦役で、わしは、オワリノブヒメ軍団を地上から消滅させる。
そうなれば、お主は、浪人、言ってみれば無職になる。
お主ほどの良将が無職で路頭に迷うなど、惜しい。
このわしに仕えぬか( ・ω・)?」
イケダノツネオキメ「我が主はオワリノブヒメ様のみ!断る!」
ミカワノタケチヨ「いいねぇ。即答。まさに忠義の士だな。
まあ、今後の身の振り方は、この戦役が終わってから考えてもらえばいいさ。
牢に連れていけ。」
牢に連れていかれるイケダノツネオキメ。
イケダノツネオキメが牢に入り、傷ついた体を横たえていると一人の女が牢の中に入ってきます。

イケダノツネオキメ「なんだ?お前は?」
イチノセリン「私はイチノセリンと申します。看護師です。
ミカワノタケチヨ様の命により、イケダノツネオキメ様の看護に参りました。」
イケダノツネオキメ「ミカワノタケチヨなどの情けは受けぬ。帰れ!」
そっとイケダノツネオキメの傷に触れるイチノセリンと名乗る看護師。
イケダノツネオキメの体に激痛が走ります。
イケダノツネオキメ「痛!」
イチノセリン「イケダノツネオキメ様。私は看護師です。
看護師は傷付いた人の看護をする職。
あなた様は手厚い看護が必要なほど傷つかれています。
そして、私は、あなたの敵ではありません。
人の命を救うのが私の仕事です。」
イケダノツネオキメ「・・・わかった。手当してくれ。」
イチノセリンと名乗る看護師の手当を受けるイケダノツネオキメ。
最初は警戒していたイケダノツネオキメも、次第にイチノセリンの手厚い看護に心を開いていく。
イケダノツネオキメ「ほう。お主は、遠江(静岡県)の豪族の娘だったのか?」
イチノセリン「はい。遠江がミカワノタケチヨ様に平定され、我が一族はミカワノタケチヨ様の傘下に入りました。
私は、娘がおりますが恥ずかしながら離婚しておりまして・・・
女の身で娘を育てていけるように、看護の道を選びました。」
イケダノツネオキメ「ミカワノタケチヨに将として仕えようとは思わなかったのか?」
イチノセリン「私には武勇も政略もなく、とてもミカワノタケチヨ軍団の将など、務まりません。看護の道があっております。私にとっては、人の命を助けられる看護師は天職ですわ。」
イケダノツネオキメ「そうか・・・私は、ノブヒメ様の将として生きることしか頭になかったな。他の生き方など考えたことも無かった・・・
それにお主は娘がおるのか。子を産むということも私にはあり得ないだろうな・・・」
イチノセリン「イケダノツネオキメ様は、オワリノブヒメ様と同じ31歳。まだまだこれから出会いや出産の機会はあるかも知れませんよ。」
イケダノツネオキメ「いや・・・無いな。
なあ、イチノセリン。女が女を愛する・・・同性愛にお主は偏見があるか?」
イチノセリン「まあ、同性愛ですか?そうですね・・・
そういう方もおられるのは知識としては知っております。
それもその方の特性かと思いますので、おかしいとは思いません。」
イケダノツネオキメ「私は・・・ずっとノブヒメ様のことを見てきた。
あの方のお役に立つことだけを考えて生きて来たわ。あの方に私を見て欲しかった。
そう・・・子どもの頃から・・・」
イケダノツネオキメは、イチノセリンと名乗る看護師相手に、自らの過去を語り始めます・・・
神武様15歳の年。出雲大社学宮(イズモタイシャマナビノミヤ)を卒業したオワリノブヒメが尾張(愛知県)に戻ってきます。
名古屋・熱田。大勢の将達に迎えられる当時15歳のオワリノブヒメ。
オワリノブヒメを迎える将達の中に、当時15歳のイケダノツネオキメもおりました。

イケダノツネオキメ「ノブヒメ様!出雲大社学宮のご卒業!
そして、無事のご帰還!まことにおめでとうございます!」

オワリノブヒメ「うむ。ツネオキメ。戻ったぞ。3年ぶりであるか。」
イケダノツネオキメ「はい!この3年間、私も、武芸の鍛錬に努めてまいりました!ノブヒメ様が女王となられた暁には、このイケダノツネオキメが一の忠臣としてお仕えする所存です!」
オワリノブヒメ「ふむ。ところでツネオキメ。
今夜、おまえにしか話せぬ大事な話がある。
我の寝所に来い。」
イケダノツネオキメ「寝所へ?まあ。ノブヒメ様の寝所なんて、最後に入ったのは何歳のときだったかしら?わかりました。うかがいます!」
その夜、イケダノツネオキメは一目につかぬように気をつけながらオワリノブヒメの館の裏口からオワリノブヒメの寝室へ。

イケダノツネオキメ「ノブヒメ様。イケダノツネオキメ、参りました。」

オワリノブヒメ「こっちへ来い。一緒に寝床に入ろう。お前と一緒の寝床に入るなど、何ぶりであろうな。」
イケダノツネオキメ「幼い頃は、よく同じ寝床に入りましたね。
でも、見つかると、いつも私が叱られていました。
ノブヒメ様の乳母であった母からは、身分が違うのに一緒に寝るなどなにごとかと叱られましたねぇ・・・」
オワリノブヒメ「おまえとはいつも一緒であったな。
街の悪ガキどもをいつも二人でシメておった。
まあ、それも、今、思えば、子どもの遊びよな。」
イケダノツネオキメ「このイケダノツネオキメ。
オワリノブヒメ様の最初の子分であり、これからは一番の忠臣になります!」
オワリノブヒメ「ところで、ツネオキメ。
単刀直入に聞く。お前は、女が男ではなく女を愛することをどう思う?」
イケダノツネオキメ「えっ!?そんないきなり・・・どう思うと聞かれましても・・・」
オワリノブヒメ「出雲大社学宮で3年間過ごし我も他のものたちの恋愛話も聞いてきた。だが、我は他の女達のように、男に対して恋愛感情を持つということがなかった・・・」
イケダノツネオキメ「それは、単に、ノブヒメ様が好きになるような男がいなかっただけでは?」
オワリノブヒメ「いや。我は女が好きなのじゃ。我の性的指向は、いわゆる同性愛だということが、出雲大社学宮で学ぶうちに理解できるようになった。」
イケダノツネオキメ「!?」
オワリノブヒメ「気持ち悪い・・・と思うか?」
イケダノツネオキメ「・・・いえ、思いません。」
オワリノブヒメ「そうか・・・安心した。
お前に嫌われたらどうしようかと悩みながらカミングアウトした・・・」
イケダノツネオキメ「ノブヒメ様・・・
わ、私も・・・女性・・・いえ、ノブヒメ様が好きでございます!」
オワリノブヒメ「・・・・・・」
イケダノツネオキメ「ずっと!ずっとノブヒメ様のことだけを見ておりました!
この気持ち、誰にも相談できずにおりました!
ノ、ノブヒメ様ご自身にカミングアウトしてしまうと、愛の告白になってしまいますが!」
オワリノブヒメ「ふっ。我は、お前だけを愛することは無い。
我は、野心家じゃ。そして、強欲である。
一人の女だけで我の愛の相手はできぬ。
それでも、よいか?」
イケダノツネオキメ「かまいません!私はノブヒメ様を愛しています!
その気持ちは止められません!」
オワリノブヒメ「・・・で、あるか。」
その夜、オワリノブヒメの寝所では、オワリノブヒメとイケダノツネオキメの女同士による愛の営みが行われた。
オワリノブヒメの最初の女となったイケダノツネオキメ。
幼少時よりの憧れであったオワリノブヒメに抱かれたことは、イケダノツネオキメの心と体をこの上なく満たしていった・・・
イケダノツネオキメの語る過去を驚きながら聞くイチノセリンと名乗る看護師。

イケダノツネオキメ「そして、私は、ノブヒメ様の最初の女になった。
そう最初の女。このことは、誰にも消せないわ。」
イチノセリン「まあ・・・なんと情熱的で刺激的なお話!
それでは、今でも、イケダノツネオキメ様はオワリノブヒメ様の恋人なのですか?」
イケダノツネオキメ「いえ、ノブヒメ様の父であるオワリノブヒデ様は、次期女王となるノブヒメ様が同性愛者であることなど許さぬと私達は別れさせられた。
オワリノブヒデ様は、私やノブヒメ様が18歳の年に、ミカワノタケチヨの父であるミカワノヒロタダを戦場で討ったものの、その戦のときに受けた矢傷で亡くなられた。
ノブヒメ様は、18歳にして、尾張の女王となられたけど、3年間の間にノブヒメ様の隣に侍るようになったのは、私ではなく、新参のマエダノマツだった・・・」
イチノセリン「それでは、今はマエダノマツという方が、オワリノブヒメ様の思い人なのですか?」
イケダノツネオキメ「・・・ノブヒメ様がマエダノマツを抱いているのは間違いないだろうけど、思い人かと言われればなんとも言えないわね。
ノブヒメ様は、近江(滋賀県)を攻略した後は、アザイノマサコとかガモウノサトメがお気に入りのようだし。そうそう、側近のタキガワノカズメもノブヒメ様に抱かれてるわね。」
イチノセリン「そんなに!?」
イケダノツネオキメ「ノブヒメ様は、女を欲するけど、あの方は、誰のことも愛していない・・・いつかノブヒメ様に心から愛される女が現れるかもしれないけど。それは、私ではないでしょうね・・・」
イチノセリン「イケダノツネオキメ様は、それでよろしいのですか?」
イケダノツネオキメ「私はノブヒメ様を愛している。
私の気持ちは私の気持ち。ノブヒメ様の気持ちはノブヒメ様の気持ち。
私は、この関係性に疑問を持っていないわ。
これが私の選んだ愛の形だから・・・」
イチノセリン「ずいぶん、話し込んでしまいました。
お薬です。これを飲んで今夜は、もうお休みください。」
イチノセリンと名乗る看護師から受け取った薬を飲んだイケダノツネオキメは、すぐに眠りについた。「ノブヒメ様・・・」と涙を流して寝言を言いながら・・・
イケダノツネオキメの牢を出て、ミカワノタケチヨの部屋に行くイチノセリンと名乗る看護師。
その女は、ミカワノタケチヨの前で変装を解き、本来の姿で、ミカワノタケチヨの前に跪く。
イチノセリンと名乗っていた看護師の正体は、伊賀の忍シノビノオオネズメだった!
ミカワノタケチヨにイケダノツネオキメから聞いた話を報告するシノビノオオネズメ。

シノビノオオネズメ「以上が、イケダノツネオキメから聞き出したオワリノブヒメ軍団の情報となります。」

ミカワノタケチヨ「ほとんどオワリノブヒメの性生活の話だったな・・・
まあ、オワリノブヒメとその軍団の一面がよくわかった( ・ω・)」

ホンサドノマサノブ「いやぁ。オワリノブヒメというのは女にモテる女ですなぁ。
あっ、さて。イケダノツネオキメの調略。いかがなさいますか?」
ミカワノタケチヨ「調略?無理さ。
単なる忠義じゃねえ。イケダノツネオキメのオワリノブヒメに対する思いというのは、完全に愛だ。それも、相手の求めに無条件に応じ、自分からは何も求めない無償のな・・・
こんなヤツは引き抜けん。まあ、オワリノブヒメ軍団の情報をもらったってことでオッケーだろ。ただ・・・」
シノビノオオネズメ「ただ?」
ミカワノタケチヨ「イケダノツネオキメにも幸せになって欲しいもんだね。
まあ、彼女は、今でも幸せなのかも知れんがな。
オワリノブヒメという絶対の愛の対象を持って生きているのだから・・・」
オワリノブヒメの私生活の一面を知ったミカワノタケチヨ。
オワリノブヒメとミカワノタケチヨの大戦役は、始まったばかりである。
そして、イケダノツネオキメの愛の行方は?
それは、また別のお話・・・
神武征討記外伝
「忠義?それとも愛?戦女神の乳姉妹イケダノツネオキメの昔語り」
完
今後も、ぜひ、神武征討記( ・ω・)
よろしくお願いいたします。
歴史の糸を紡ぐのは誰だ!?
弁護士 岡本卓大の描くかつて無いスペクタルドラマ!
神武征討記
アレテーを求めて~
今日もトコトコ( ・ω・)
にて、絶賛連載中


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