
【京セラ RSE-1250】洗車中の「バフ汚れ」を防止。エンジニアが専用ポリッシャースタンドを作ってみた
こんにちは。かつのすけです。
今回は、京セラ(旧リョービ)RSE-1250 ポリッシャー用カスタムパーツを作ってみた話です。
車の洗車用に、京セラ(旧リョービ)のポリッシャーを購入しました。
もともと水垢が気になっていて、手で磨くのも限界を感じていたのですが、実際に使ってみると想像以上に便利で、細かい水垢もすぐに落ち、作業効率が一気に上がりました。とても重宝しています。
ただ、気に入って使っている一方で、どうしても気になるポイントがありました。
それは、作業の途中でポリッシャーを置きたくなったとき、そのまま置くとバフ面が地面やテーブルに触れてしまうことです。

洗車中は水や砂がどうしても周りにあります。そんな中でバフ面が地面についてしまうと、砂や埃が付着してしまい、最悪の場合、磨きたいはずの車に傷をつけてしまう可能性があります。置くたびに「バフが汚れてないかな…」と心配して、余計な気を使うのがストレスでした。
そこで、3Dプリンタの出番
この不満を解消するために作ったのが、3Dプリンタ製のポリッシャースタンドです。


ポリッシャー本体の側面にはネジ穴があり、そこに差し込むだけで使えるスタンドです。

このパーツを付けておくと、ポリッシャーを地面に置いてもバフ面が浮き、汚れる心配がありません。
自分ではとても気に入ったので、メルカリにも出品してみたところ、ありがたいことに好評でした。
自分で考え作ったものが売れると言うのは、とても嬉しいものでした。
しかし…まさかの「折れた」報告
ところがある日、購入者の方から連絡がありました。
「使用中に差し込む部分が突然折れてしまった」
正直かなりショックでした。
せっかく便利だと思って手に取っていただいたのに、壊れてしまうのは申し訳ない気持ちしかありませんでした。
自分で使うならまだしも、売る以上はしっかりしたものを作る必要があります。
すぐに原因を考えたところ、破損の理由はほぼ間違いなく3Dプリンタの積層方向による強度不足です。
私が使っている3Dプリンタは、溶かした樹脂を層状に積み重ねて作るため、どうしても層と層の間が弱点になります。設計上は強く見えても、力のかかり方次第で簡単に割れてしまうことがあります。
さらに、初期設計では接続部分を円筒形状にしていました。
この形状だと穴に差し込んだ際、縮んだり逃げたりする余裕がなく、内部で変な方向に力がかかり続けてしまうため、抜けづらいうえ折れやすくなるという問題がありました。
改良ポイント①:差し込み形状を見直し
そこでまず、接続部分の断面形状を見直しました。

円筒から、適度にしなって縮む形状に変更したことで、差し込むときの逃げが生まれ、
・スムーズに入る
・適度な反発力で抜けにくい
・力の集中を避けられる
という、いいバランスになりました。
改良ポイント②:印刷方向の変更
次に、印刷するときの向きを変更しました。
3Dプリンタでは、積層方向に沿って力がかかると弱いので、特に負荷がかかる差し込み部は、層が切れない方向に向けて印刷する必要があります。
強度を確保できる向きに変えたことで、折れやすさは大幅に改善。
また、横向きで印刷するとサポート材が必要になってしまうため、45°の面取りを入れて、サポートが最小限で済むように工夫しました。
そうして完成したのがこちらです。

実際に使ってみると、最初のものとは比べものにならないほど強く、安心して使えるようになりました。
試行錯誤って悪くない
3Dプリンタを始めて感じているのは、とにかく“試行錯誤の連続”だということです。
性格的に最短ルートで答えにたどり着きたいタイプなのですが、3Dプリントはそうはいきません。
失敗しては直し、試しては修正し……その積み重ねが最終的な完成度につながります。
でも、そんなふうにしてようやくたどり着いた形がうまく機能したときの達成感は、なかなか悪くないものです。
今回のポリッシャースタンドも、まさにその一つです。
同じような悩みを持っている方がいたら、ぜひ試してみてください。
3Dプリンタで製作したものはメルカリで販売もしています。
ご興味のあるかたは、こちらからご覧ください。
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