
【官能小説】戦隊ピンク②五感戦隊セブンセンシズ
前の話→
テレビアカツキの取締役会は、爆発的なエネルギーに溢れていた。
「次の戦隊ものは、今までの常識をぶっ壊すような作品にするぞ!」
社長が力強く拳を振り上げると、プロデューサー陣は激しく同意した。
今やありとあらゆるメディアが選ばれるこの時代。テレビがなすべきは何か。それは、作品によって世の中に新しい息吹を吹き込むことである。彼らは己の意地とプライドをかけて、激論、激論、ああ激論!とにかく考え抜いた。戦った。ぶつかり合った。
そして出た結論。
今までの「無難で子供向け」の戦隊ものではない、何かとんでもない作品を生み出そうとしていたのだ。その名も、、、
「五感戦隊セブンセンシズ!」
いきなり「セブン?」というツッコミが飛びそうなタイトルだが、そこは気にしてはいけない。
理解の早い読者諸君はすぐに気付くだろう。追加戦士の存在を。五感に続く戦士として、「勘」、そして「コスモ」といった戦士が登場するのだ。どっから見ても二人とも伝説級に強そうなイメージだが、それはさておき。
この作品のテーマはシンプルで過激だった。
暴力、エロ、不適切描写・・・
すべてを恐れずに生々しい戦隊の世界を描き出す。世界を脅かす怪人たちと戦う本当のつらさと厳しさ、それでも立ち向かう強さ、仲間たちとの楽しい時間、そして生きる活力を読者に届ける。血湧き肉躍るようなエネルギーを視聴者に与え、社会を根っこから熱く、楽しく揺さぶるのが目的だった。
キャスト発表会でも次々とヒーローたちの顔ぶれが明らかにされていく。
橘 豪太(たちばな ごうた) - レッド(真田烈火)
昭和生まれなんじゃないかと噂される熱血俳優。体育大学出身で、昔ながらの硬派な役柄を得意とする。役作りでは妥協を許さず、撮影現場では体当たりの演技で周囲を引っ張る兄貴分。
相沢 涼真(あいざわ りょうま) - ブルー(青柳蒼真)
クールで理知的な役柄に定評のある若手俳優。海外のアカデミーで鍛えた実力派で、剣術の腕前もプロ級。現場では冷静沈着な姿勢が共演者から信頼されている。
中村 和也(なかむら かずや) - グリーン(森田大地)
大柄で包容力のある癒し系俳優。元々は舞台役者として活動しており、繊細な演技力が評価されてテレビ業界に進出。温厚な性格で共演者を和ませるムードメーカー。
日向 真緒(ひなた まお) - イエロー(風間柚香)
愛らしい笑顔が魅力の若手女優。アイドル活動を経て俳優デビューし、癒し系キャラクターとして人気を集めている。趣味はアロマテラピーで、自身の役にも活かしている。
集ったメディアはテレビアカツキの本気を見た。みな、新進気鋭の実力派若手俳優たちである。期待が高まる。しかし、肝心のピンクだけが決まらない。
ピンクにはある意味「宿命」ともいえる役割が課されていた。お色気シーンだ。それもただの露出ではなく、過去の戦隊では描かれなかったような挑戦的で過激な演出が求められている。それを演じきれる若手女優がなかなか見つからない。
「アイドルや若手女優にオファーしてみたけど、みんなリスクを恐れて断るんです!」
「かといって売り込みに来る女優はどこかスレていて、ピンクの持つ純粋さが出せない。これは戦隊なんだ!」
スタッフたちは頭を抱えた。
そんな中、一本の電話が入る。
「おもしろい情報がある」
ある会社で「森ガール」という異名を持つ女性がいるというのだ。彼女はとにかく”しごでき”と評判で、しかも可愛らしい外見。さらに、ベテラン顔負けの胆力を持ちながら、同僚たちとすぐに打ち解ける才能もある。超活躍しているらしい。
その話を聞いたプロデューサーは、椅子を蹴飛ばして立ち上がった。
「これだ!行け!何が何でも出演してもらうんじゃあー!」
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「はええ?私ですか?これまたなんでー?」

この声は。
屈託のない顔で好物のニンジンを食べながら驚いているその人は。
「でも、面白そうやんねー?話聞いてみよっかなー」
テレビアカツキと森ガール「ボブちゃん」の激烈な出演交渉が、今、始まる。
次の話→
ハードネゴシエーター
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【作者あとがき】
ようやくピンク登場!、、、ってあんたかいっ!
彼女ならやってくれそうな気がしますねー!
おまけ:


ボブちゃんの話→
他のボブちゃんの話→
他の他のボブちゃんの話→