
【2026年7月版】中小企業サイトのアクセス解析環境をゼロから構築する手順(GA4・GTM・Search Console・Clarity)前編
自己紹介記事を書いていないので私自身が何の人なのかをあまりご存じない方が多いかと思います。
以前、下の記事で副業に触れていたのでうっすらと察していた方もいらっしゃるかと思いますが、わたくし実は、ITの人だったりします。
最近、リニューアルとか既存サイトの修正とかではなく、ゼロからウェブサイト制作をご依頼いただきせっせと作業を行っておりました。
その際にGoogle Analytics(いわゆるアクセス解析。以下GA)を導入しようと思って久しぶりにトライしたらちょっとハマったポイントがあったり、コンバージョン(最終的な成果や目標)の設定などが昔とちょっと違ったりといろいろ変化があったので、その最新情報の発信をしてみようかと。
いつもは趣味の話を垂れ流しているだけなので、たまには実益を兼ねた記事を書いて、世のため人のためになろうという、そういうやつです。
やったこと
Google Tag Manager
Google Analytics 4
Search Console
Microsoft Clarity
これらの複数サービスを設定・連携させる必要があり、設定の順番を間違えると二重計測が起きたり、思ったようなイベントが取得できなかったりとトラブルも多いのがアクセス解析導入の面倒なところ。
構成
今回は以下のような構成で作業を進めます。

ポイントはGoogleTagManager(以降GTM)を起点にしていくということですかね。一昔前はGAタグを直接貼ることも多かったと思いますが、様々なイベント情報を収集できる点からもGTMで一元管理した方が運用しやすい印象があります。
STEP1 Google Analytics 4を作成
まずは何がなくともGA4プロパティを作成から。
GAアカウントは既にある前提で説明させていただきます。
左側の歯車アイコン「管理」→「プロパティを作成」を選択します。

「プロパティ名」は導入するサイト名とか会社名とかにしておけば良いですね。タイムゾーン・通貨は日本に設定しておいて問題ないです。
続いてビジネスの説明画面に切り替わりますのでお店や会社の業態や規模に合わせて選択してください。次に進むとビジネス目標の選択に進むので、これも導入目的に合わせて選択してください。

データ収集元について質問が来ますが、今回はウェブサイトでの導入なので「ウェブ」を選択すると以下の画面になるので、導入するウェブサイトのURL、ストリーム名を入力してください。
私はストリーム名にいつもドメインを入れています。なんでも大丈夫だと思います。
入力後、登録すると以下のような画面がでてきます。

重要なのはこの測定IDってやつです。この測定IDをGTMに組み込んで連携させる訳です。以上で一旦GA4設定は完了です。
STEP2 Google Tag Managerを作成
続いてGTMです。
まず、GTMのトップ画面から「アカウントを作成」をクリックします。

アカウントの作成画面ではアカウント名、国、コンテナ名、ターゲットプラットフォームの4点を入力または選択することになります。
アカウント名は会社名、コンテナ名はドメインを入れるのがベターだと思います。

必要事項を入力し、「作成」ボタンを押すと下のような画面が出てきますので、これを作ったウェブサイトに組み込んでください。

どうしてもという理由がない限り、上のタグは<head>直下に貼り、下のタグも<body>直下に貼るのがおすすめです。
貼り付けを終え、サーバーにファイルをアップロードしたら、Googleからタグが確認できるかを「ウェブサイトをテストする」欄にURLを入力してテストしてみます。
省略可となっていますが、この工程はケアレスミス対策に確実に実施するのがおすすめです。ここでうまく行ってなかったらこの後の工程すべてに影響がありますのでね。
STEP3 GoogleタグをGTMへ追加
続いて、STEP1で取得したGA4タグとGTMを連携させる作業を行います。
先ほど作ったアカウントの画面を開き、左側にある「タグ」をクリック。そして右側にある「新規」のボタンをクリックしてください。

タグとトリガーの設定画面がでてくるので、上部の「タグの設定」をクリック。

タグタイプを選択するのでここでは「Googleタグ」を選択してください。

Googleタグの設定画面が出てくるので、タグID欄には先ほどのGA4タグを入れてください。左上の「名前のないタグ」は「GA4タグ」等わかりやすい名前を入れておいてください。
トリガーは「Initialization - All Pages」のままでOKなのでこのまま保存を押してください。

STEP4 GTMプレビューで確認
タグを保存するとGTMのホーム画面に戻るので画面右上の「プレビュー」をクリックしてください。そうすると新しいタブが開き、下のような感じでGTMがウェブサイトにアクセスし、デバッグ(確認)を始めます。

新しいタブが開かれており、アカウントを作るときに設定したウェブページが開いていると思います。画面の右下にしたのような画面がでていればOKです。

新しく開かれていたタブは全部閉じてOKですので、GTMのホーム画面に戻り、右上の「公開」ボタンをクリックしてください。
バージョン名に「GA4導入」などわかりやすい名前を入力し、「公開」ボタンを押して作業は完了です。
STEP5 Search Consoleを設定
続いてGoogle Search Consoleの設定を行います。
なぜこのGoogle Search Consoleを導入するかというと、GAだけではどんなキーワードでホームページに来たのかが取得できないためです。
Google Search ConsoleはGoogle検索結果でのサイト掲載順位を監視・改善できる無料のSEO分析ツールです。流入キーワードや表示回数、クリック数、インデックス状況などを確認できるので、連携しておくことで「意図したキーワードでの流入があるか」等を把握できるので、とても有益な訳です。
まずはプロパティを追加します。
画面左上部に「プロパティを追加」があるのでそれをクリックします。
そうすると、プロパティタイプという画面が表示されるので、左側の「ドメイン」の入力欄に、URLを入力します。
http://」や「https://」は不要です。

入力し「続行」を押すと、そのサイトの所有権を確認する画面がでてきます。
DNS設定を行うことで「今作業している人が登録しようとしているサイトを管理(または修正等を行うことができる)権限を持っている」ということを確認する作業となります。
多分、この工程が一番面倒で難しいと感じるステップではないかと思います。

具体的な作業としては、
・ドメイン管理しているサービス(お名前.comやさくらのレンタルサーバーなど)でDNSレコード設定開く
・ドメインに新しくTXTレコードを追加
・TXTレコード設定に↑の③にあるgoogle-site-verifacation=~をコピペする
・DNSレコード設定を保存する
となります。
各社によって呼び方や画面が違うので細かな部分は割愛しますが、DNSレコードを触れない場合は管理者にこの作業を依頼する必要があります。
もしこの作業ができないようであれば無理してまでSearch Consoleの導入はしなくても良いかも。
おわりに
データの計測基盤の設定をざーっと説明いたしました。
ちょっと複雑そうに見えますが、GA4、GTM設定までは慣れれば10分もかからない作業だったりします。
Google Search Consoleがちょーっと面倒ですよね。
DNSレコードをいじらないといけないのはちょっと敷居が高いですね。
後編ではお問い合わせページのCTA設定や資料請求のダウンロード数のカウント、Microsoft Clarityの導入と進めていこうと思っておりますのでお楽しみに。
それではまた。