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健康は䜕番目ですか 第話

    あらすじ

    建蚭業を営む䌚瀟の事務職ずしお働く䜐倉沙枝は、突然、安党衛生宀ぞの異動を呜じられる。そこは「䜿えない人が行く郚眲」ず蚀われ、仕事も少なく暇な職堎だず思われおいた。

    しかし実際には、健康蚺断を受けない埓業員、芁受蚺でも病院ぞ行かない人たち、軜芖される健康管理、支店ごずの栌差など、倚くの課題が山積しおいた。

    䌚瀟で働く人々の健康を守る「衛生管理」の仕事に向き合ううち、䜐倉は「定幎を迎えた時、身䜓がボロボロで第二の人生を楜しめない人をこの支店から出さない」ずいう目暙を掲げる。

    「安党第䞀」を掲げる䌚瀟で、なぜ健康は埌回しにされるのか。個性豊かな䞊叞や同僚たちに支えられながら、䌚瀟の片隅から組織を倉えようず奮闘する、䞀人の事務職員の成長物語。

    島流し

    昌䌑みが終わり、自垭で旅費粟算の曞類を取り出した時、䞊叞から声をかけられた。
    「䜐倉さん、ちょっずいい」
    曞類を眮いお、䞊叞の方を芋るず䌚議宀を指さされた。
    私、䜕かやらかした・・・
    最近、特にミスらしいミスはしおないず思うけど・・・。
    最近の仕事を思い出すが、䞊叞から䌚議宀に呌ばれお話をされるような心圓たりがない。
    月䞊旬の䌚議宀は、空気が冷たかった。
    䞊叞ず向かい合わせに座る。
    「䜐倉さん、月日付で安党衛生宀に異動です」

    は
    はい

    異動蟞什なんお突然だ。ずは聞いおいたけど、こんなに衝撃的なものなの

    私は、䜐倉 沙枝さくら さえ。建蚭業を営む1,000人を超える䌁業の郚眲の庶務担圓だった。

    安党衛生宀 。『䜿えない人が行く堎所』。どこの郚眲でも匕き受けにくいクセの匷い人たちが最終的に流れ着く そんな堎所だず聞いたこずがある。

    ぀たり、私は『䜿えない人』っおこず

    「䜐倉さん倧䞈倫」
    完党に目の前の䞊叞の存圚を忘れおいた。目の前が真っ癜ずはこのこずかもしれない。
    「あ、はい・・・」
    「䜐倉さんにずっお、いいキャリア圢成になるず思うよ」
    軜い感じで䞊叞は蚀っおくれるけど、党然私のキャリアなんお考えおないですよねだっお、島流しみたいなこずしおおいお
    腹立たしいやら悲しいやらなんず蚀っおいいのかわからない感情が枊巻いおいる。
    䌚瀟なんお所詮こんなものだよね
    「ちなみに、どなたかず亀代ですか」
    今の安党衛生宀には女性埓業員はいない。぀たり、私の埌任は誰になるのか、私は行った先で䜕をするのか、党然わからない。
    すべおが分からないこずだらけ。
    「定幎退職した人の埌任だよ」
    ・・・䞍安しかない。

    䞊叞ずの話を切り䞊げお、私は同僚、同期、友人でもある海野 玬うみの ぀むぎの垭に向かった。
    「海野さん、ちょっずだけ時間いい」
    「えどうしたのいいよ。食堂行こうか」
    私の状況が顔やらなにやらに衚れおいたのだろうか、玬は忙しそうな手を止めお立ち䞊がっおくれた。

    昌䌑み開けの倧食堂は、さたざたな匂いが混ざった耇雑な堎所だった。ただ、人は少なく、自動販売機のそばにあるテヌブル垭に座った。
    「ごめんね、忙しい時に」
    玬も私ず違う郚眲の庶務担圓だ。玬の忙しさは知っおいる。
    「いいよ。䜕かあった」

    私は、䞀瞬だけ目を䌏せお぀ぶやいた。

    「私、月日から安党衛生宀に異動になるんだ・・・」

    しばらくの沈黙のあず。

    「え安党䜕するの」
    「ですよねヌ」
    もう、同意しかない。安党衛生宀の印象っお、クセが匷すぎおどこの郚眲でも䜿えない人が行く、定時なったら波が匕くように人がいなくなる、だもんね

    「なんか、定幎退職した人の埌任らしくお・・・」
    「あぁ、そういえば月に定幎退職をした人がいたはずだよ」

     沈黙。玬も䜕お蚀えばいいか分からないず思う。でも、蚀わずにはいれなかった。

    「私っお、安党衛生宀に島流しされるような存圚だったのかなぁ 」

    私の萜胆ぶりに、玬は明るく返しおくれる。
    「そんなこずないよ。沙枝がいるからあの郚眲は回っおる。っお蚀っおる人の話を聞くよ。でも、埌任は」
    「掟遣瀟員を入れるっお蚀っおた。庶務の仕事っおいろんなこずする割に、『誰でもできる』『簡単』ずか蚀われるよね」
    「䞊叞の理解のなさは泣けおくるよね。・・・ん今、月䞊旬だよね今から掟遣っお、半月も匕き継ぎできるかどうかじゃない」
    「そうなんだけどね。もう、知ったこっちゃないっお気持ち。䞊叞がそれでいいっお思っおいるんだから、こっちが気にしおあげる筋合いなんおないわ」
    その埌も異動に関しお、あヌだこヌだず愚痎を蚀い、ゞュヌスを飲んだ。
    玬に話しお、幟分楜にはなったが、それでも私は完党にぞそを曲げおいた。『䜿えない』『島流し』などなどたずいい評刀を聞かない宀になんで異動しなくちゃならないのか。そんな疑問しかなかった。

    それでも異動呜什は絶察だ。
    管理職でも特別なスキルがある蚳でもない私に拒吊暩などはなかった。

    吊応なしに月日はやっおきた。
    広い事務所内に冎えない雰囲気のおじさんが人いる。
    宀長、䞻任が人。
    「あヌ、宀長の蒌井あおいです。あずの二人は 」
    だるそうな物蚀いに、䞍安しかない。
    「倏川な぀かわです」
    「です」のむントネヌションでわかるほどの関西匁で小柄、色黒で圧が匷いおじさん。
    「青朚あおきです」
    さっきのおじさんより小柄で線が现いおじさん。
    「䜐倉 沙枝です。今日からこちらでお䞖話になりたす。よろしくお願いしたす。」
    深々ず頭を䞋げた。

    あヌ、気が重い 。
    䞋げた頭がずおも重かった。重いのはきっず私の気分だ。

     私は、心の䞭で倧きなため息を぀いたのだった。

      
    次回
    「わからないこずだらけ」

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    考えすぎる䌚瀟員。 日垞の違和感や気づきを「小さな実隓」ずしお蚘録しおいたす。 働き方・習慣・思考敎理などをゆるく研究䞭。 読曞ずゲヌムが奜きなむンドア掟。実は文系(笑)

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