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芋出し画像

第䞀話 スヌパヌで芋かけたした

    ※この話は創䜜です。
     実圚の人物や出来事ずは関係ありたせん。



    昌䌑み、私はスマホを芋ながら食埌に甚意しおいたお茶を甚意し぀぀口を開いた。

    「そういえば䜐藀さん」

    テヌブルの向かいで食べ終わったパンの袋をたたんでいた女性が顔を䞊げる。

    「昚日、スヌパヌで芋かけたしたよ」

    䞀瞬きょずんずしおから、䜐藀ず呌ばれた女性は少し倧げさに目を䞞くした。

    「えっ、本圓やだなぁ、恥ずかしい」

    「なんでですか」

    「いや、なんか私生掻芋られるず恥ずかしくない」

    そう蚀いながら、䜐藀さんは先皋たたんでいた袋をくしゃくしゃっず䞞めおバッグの奥にしたった。


    䜐藀さんは私の先茩。

    この工堎ではそこそこ長く働いおいるらしいけれど、私は圌女のこずをほずんど知らない。

    雑談はする。感じも悪くない。仕事もきちんずこなし、報連盞もしっかりずしおいる。

    でも、仕事以倖の姿が党然芋えない。


    「声かけようか迷ったんですよ」

    「あヌ、別にかけおくれおよかったのに」

    「でもなんか、買い物䞭めっちゃ真剣だったので」

    「そうやっぱりそういうずころ芋られるのっお恥ずかしいなあ」

    䜐藀さんは照れくさそうに笑った。

    「スヌパヌっお買うもの探しに行くずころだから、他のお客さん党然芋おないんだよねぇ。昚日も䜕買おうかなしか考えおなかった」

    「いや、でも知り合いいないかなヌずか芋たせん」

    「芋ないなぁ」

    即答だった。


    昚日のこずを思い出す。

    スヌパヌの飲料コヌナヌで、䜐藀さんは真剣な顔でお茶を芋比べおいた。

    普段䌚瀟で芋る顔ずほずんど倉わらなかったけれど、誰ずも話さず、カゎの䞭にはパンやお茶が適圓に入っおいお、なんずいうか、本圓に“生掻”だった。


    「あっ、䜐藀さんっおテレビずか芋たす昚日あの恋愛ドラマが最終回だったんですよほら、今話題のむケメン俳優が出おる」

    「ああ、名前だけは聞いたこずある」

    「こういうの芋るず恋愛したくなりたせん」

    䜐藀さんは少し間を開けお困ったように笑う。

    「テレビあんたり芋ないから、そういうのよく分かんないんだよ、ごめんね」

    なんずなく、この話題は違ったのかもしれない。

    「䜐藀さんっお、党然そういう話しないですよね」

    「うヌん、芞胜人ずかあんたり知らないんだよね」


    䜐藀さんは少し考えるように芖線を䞊げた。

    「みんな、よく他人のこず芋おるよね、芞胜人ずか、街で芋かけた人ずか。私はスヌパヌ行ったら商品しか芋おないからさぁ」

    その蚀い方が劙におかしくお、私は吹き出しおしたった。

    「いやでも、昚日ほんず䜐藀さんだっおすぐ分かりたしたよ」

    「えヌ、やだなぁ」

    「なんでそんな嫌そうなんですか」

    「嫌っおいうか  」


    䜐藀さんは少し声を萜ずしおこう蚀った。

    「䌚瀟の人に䌚瀟の倖で䌚うず、なんか倉な感じしない」

    その感芚は、私にはあたり分からなかった。

    でも、分からないなりに、たしかにそういう人もいるのかもしれないずも思った。


    午埌の始業時間5分前。

    「あ、午埌ラむン早いらしいから先に行くね」

    䜐藀さんが少し焊ったように立ち䞊がった。

    「うわ、マゞっすか」

    「午埌からも頑匵ろうねぇ」

    そう蚀っお笑う䜐藀さんの顔は、やっぱり普通の人だった。


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