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なぜ私は「組織の違和感」を書き続けるのか

    豊か識

    ー自分が壊れずに働き続けるために ―

    正直に言えば、私は組織の中で働くことに何度も疲れてきた。

    理不尽だと感じることもあった。

    「なぜこんなことが起こるのだろう」と戸惑うこともあった。

    自分の考え方がおかしいのか。
    それとも、ただ自分が未熟なだけなのか。

    そんなふうに悩んだことは、一度や二度ではない。


    世の中には、リーダーシップ論やマネジメント論があふれている。

    * 部下をどう動かすか
    * 組織をどう変えるか
    * 成果をどう最大化するか

    もちろん、そうした考え方は重要だと思う。

    ただ、実際に組織の中で働く人の多くは、経営者でもなければ、大きな権限を持つ立場でもない。

    上からの指示に戸惑いながらも、目の前の仕事を何とかこなしている。

    理不尽だと感じることがあっても、簡単には辞められない。

    納得できないことがあっても、翌日にはまた職場に向かわなければならない。

    そういう人の方が、圧倒的に多いのではないだろうか。

    私自身も、その一人である。

    組織のトップでもなければ、すべてを自由に決められる立場でもない。

    現場で仕事をし、ときには管理的な役割も担いながら、その都度判断を迫られる。

    ごく普通の、雇われの人間である。


    私がこのシリーズで書いているのは、

    「理想の組織をどうつくるか」

    という話ではない。

    そうではなく、

    理不尽さや違和感を抱えながら、どうすれば自分を壊さずに働き続けられるのか。

    その問いについて、自分なりに考えてきたことを書いている。


    振り返ってみると、書くことによって何度も救われてきた。

    感じていた違和感を言葉にすることで、

    「あのときの自分の感覚は、やはり間違っていなかった」

    と思えることがあった。

    また、

    「こう考えれば、少し楽になれるかもしれない」

    と思えることもあった。

    書くことは、誰かに何かを教えるためというよりも、まず自分自身の感情を整理し、立て直すための作業だ。


    もしこの記事を読んで、

    * わかる
    * 自分も同じような経験をした
    * 自分だけではなかった

    と感じてくださる方がいたら、とても嬉しい。

    組織の中で感じる違和感は、決してあなただけのものではない。

    そして、その違和感を言葉にすることで、少しだけ心が軽くなることもある。


    このシリーズではこれからも、

    * 組織の中で感じた違和感
    * 人間関係の構造
    * 上司との付き合い方
    * 自分を守るための考え方

    について、自分の経験をもとに書いていきたい。

    大げさな理論ではない。

    ただ、組織の中で何とか踏ん張っている一人の人間が、

    壊れずに働き続けるために見つけた言葉を、少しずつ残していきたいと思っている。


    もしこの言葉のどこかが、今まさに組織の中で踏ん張っている誰かの心に届けば、それ以上に嬉しいことはない。

     
     
     
    情緒の翻訳者。組織や教育の現場で起きる「言葉にならない違和感」を、感情ではなく構造として整理しています。現役大学教員。 ▶ 固定記事:なぜ私は「組織の違和感」を書き続けるのか。https://note.com/notes_by_yutaka/n/n2daf06743897

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