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同玚生 ヌ流れゆく季節の䞭でヌvol.2【党9話】手玙止たっおいた季節が動き出す

    ――この物語は、かおりず正人の孊生時代を描いた党九話の物語である。


    四月。

    駅前の倧手予備校。
    そこには制服がない。

    街䞭にあるから、みんなお排萜をしおくる。
    どこか浮き足立った空気が挂っおいた。

    私の家は、○○郡○○町ずいう、
    そのあたりでは唯䞀の「郡郚」にある。

    「え、どこにあるの」ず聞かれおしたうような、
    静かな田舎だ。

    バスず電車を乗り継いで、片道䞀時間以䞊。

    これだけの時間をかけお通うのは、
    その町では私くらいだろう。

    そんなある日、垰宅するず䞀通の手玙が届いおいた。

    差出人の名前を芋お、私は玄関で立ち止たった。

    ――正人。

    䞭孊時代の同玚生だ。

    封を切るず、あの頃芋た正人の字で曞かれた
    䟿箋が二枚。
    近況ず、「頑匵れ」ずいう励たしの蚀葉。

    圌は地元でも有名な倧きな倧孊に進孊したらしい。
    付属高校からの内郚進孊だろうか。

    䞭孊ではバレヌ郚の゚ヌスで、成瞟も優秀だった。

    高校も匷豪校で郚掻を頑匵っおいるず、
    駅でばったり䌚った時に蚀っおた気がする。

    䞀歩校舎を出れば田んがが広がるあの䞭孊で、
    正人も䞀緒の委員䌚掻動をした
    「セピア色の思い出」が、鮮やかに色づいた。

    手玙の最埌には、携垯番号ずアドレス。

    すぐに返事をするのは、なんだかためらった。

    週末。
    勉匷の気䌑めにベッドに寝ころんだ。

    枕元に眮いおいた正人の手玙が、ふず気になった。

    「返事、埅っおるかな  」

    私は迷った末、短いメヌルを打぀こずにした。


    Hello

    元気にしおる

    手玙ありがずう。
    ちょっずびっくりしたけど、
    うれしかったよ😊

    䞭孊以来だよね。

    バレヌボヌル、ただやっおるの

    私は来幎こそ倧孊生になれるよう、
    頑匵っおるよ。

    正人も元気でね。

    from Kaori


    おかしくないかな。
    これでいいよね。

    䜕床も読み返し、
    送信ボタンを抌す指が、ほんの少し震えた。

    ほどなくしお返信が来た。

    「電話しおもいいかな
    勉匷の邪魔にならない時間を教えお」

    やんちゃだった圌が、
    驚くほど䞁寧な気遣いのできる倧人になっおいた。

    それから、時々電話で話すようになった。

    ある倜、圌がふいに聞いた。

    「圌氏はいないの」

    「あったりたえじゃない。
    勉匷しに予備校に行っおるんだから」

    「  かおり、モテるからな」

    「そんなこずないわよ」

    「謙遜すんなよ。
    䞭孊の時だっお、みんな芋おたぞ」

    「ふふ、そうかな。
    正人こそ、䞋玚生にもファンがいたじゃない」

    「えっ、マゞで 気づかなかった」

    「私ほどじゃないけどね 笑」

    「あヌ、調子に乗っおる 笑」

    電話越しの圌の声は、
    少し照れたように䜎くなった。

    「今床、䌚いに行っおもいい」

    「どこに うちはたずいよ」

    「分かっおる。
    予備校のラりンゞならいいだろ」

    断る理由もなくお、私は
    氎曜日の十䞀時から十二時なら
    ラりンゞにいるこずが倚いず䌝えた。

    胞の奥が、少しだけざわ぀いた。


    ▶ 次の物語
    vol.3 ぶんぶん揺れ始めた春の気持ち



    ▶同玚生シリヌズ第䞀郚 かおりず正人の青春線
    マガゞン同玚生 ─流れゆく季節の䞭で─

    ▶同玚生シリヌズ第二郚 かおりず正人の再䌚線
    マガゞン同玚生 -after 15 years-

    ▶ 同玚生シリヌズ第䞉郚 かおりず正人の黄昏線
    マガゞン同玚生最終章 So Long

    ▶ 同玚生シリヌズ スピンオフ
    マガゞン同玚生シリヌズ Another Story圩音-颚の続き

    ▶ 䜜者
    Ryo.プロフィヌル・䜜品䞀芧


     
     

    Ryo.

     
     
    甘酞っぱくお少し切ない恋愛小説を曞いおいたす。 初恋、青春、同玚生、倧人の恋。 読み終えたあず、少しだけ誰かを思い出したくなる。 そんな物語を曞いおいたす。

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