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30歳までに結婚しなきゃ症候群

    「X歳までに結婚する」
    「X年以内に結婚する」
    それ自体が、人生の目標になっている人が多すぎないだろうか。

    可愛くて性格も良いのに、結婚に焦っている友人がいた。

    彼女を見て感じたことを、ここに書きたい。

    すべての女性が、結婚よりもまず、幸せな人生を生きられますように…!

    友人の話

    その友人をユキちゃんと呼ぼう。

    ここ数年、彼女と会うと、話題は必ずマッチングアプリや結婚相談所を通して会った男性の話だった。

    「デートしたけどその後連絡がない」
    「付き合おうって言われない」
    「周りは結婚していくのに自分だけ…」
    と、いつも落ち込んでいる。

    でも正直に言うと、婚活に焦るユキちゃんの姿に、私ですらうんざりしているのに、婚活以外に「自分の生活」がないユキちゃんの、どこを男性は魅力的だと感じるだろう。

    可愛いところ?
    相手に合わせてくれるところ?

    それもいいけど、本当にそれだけでいいのだろうか。

    ユキちゃんは、「仕事も趣味も頑張っている男性がいい」と言っていたが、自分はどうなのか。

    逃げの結婚

    ユキちゃんは、友人の中でも優しい人だった。

    いつも私を応援してくれて、忙しい時期も時間を作って会いにきてくれた。その度に「しずくが好きそうだから」と、スイーツを手土産にくれた。

    相手のいいところや、好みをキャッチするのがうまくて、一緒にいると自己肯定感が上がるような、ありがたい存在だった。

    なのに年々、ユキちゃん自身の自己肯定感は下がっていった。

    以前は、
    「あんなことをしてみたい」
    「こんなこともやってみたい」
    って前向きだったのに、

    ここ数年は、
    結婚できない理由、
    仕事を早く辞めたい理由、
    理想の男性と出会えない理由など…
    不満の中で生きている。

    ある日、そんな会話が苦痛で、ヨガが趣味だったユキちゃんに「ヨガを再開してみたら?」と聞いてみた。

    すると、「仕事の都合でレッスンに行けない理由」を熱弁された。

    …正直、ヨガのクラスなんて山ほどある。できない理由なんていっぱいあるけど、それでもやるのは、自分で作り出すから。

    今のユキちゃんは、仕事も趣味も中途半端で、自分の価値を感じられていない。だから、結婚に逃げているようにも見えた。

    そしてきっと、逃げた先でも「できない理由」を作る。だから、負のループから抜け出せない。

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    それでも結婚がしたい理由

    何でそんなに結婚したいのか、ユキちゃんに聞いてみたことがある。返ってきた答えは、こうだった。

    一人でご飯を食べるのが寂しいから。

    外食中、カップルや家族連れを見ると、虚無感に襲われるらしい。

    でも、それを理由に結婚して、本当に幸せになれるのだろうか。

    もし結婚後、夫が「ご飯は一人で食べたい」って言い出したらどうするの?

    極端に聞こえるかもしれないけれど、あり得ない話ではない。
    一緒に食べてくれなくなったら離婚して新しい人を探すの?

    聞いてみると、「そんなこと言わないで。考えたくもない!」と言われてしまった。そこから疎遠になった気がする。

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    軸がない人の末路

    不足や欠陥を埋めるために結婚を選ぶということは、「相手がいないと幸せが完成しない」という前提で生きること。

    自分の幸せを、相手に委ねている状態。

    自分に自信を持てないのか、自分の軸がないのか。どこか、地に足がついていない不安定さを感じる。

    周囲の「30までに結婚したい」と言う人の中には、自分の軸がないから、「一般的に」魅力とされる若さという武器で、「一般的に」妥当とされる結婚を目指す人が多かった。

    自分の世界観なんてそもそも存在しないので、一般的な何かにすがる。

    大学を卒業して「とりあえず」新卒というカードで就職するように、30歳になる前に、「とりあえず」若さというカードで、結婚市場に飛び込む。

    その姿はまるで、市場に並べられた魚のよう。売れ残るにつれて、目も死んだ魚のようになってく。

    もし、結婚したとしても、次は「夫の出世」「出産」「子どもの教育」など、また「一般的な何か」にすがるのだろう。

    うまくいかなくなれば、自分の軸がないから環境や相手のせいにして、さらに人生が狂っていく。

    自分軸で生きるために

    本当に自分を理解しているか?
    厄介なのは、多くの人が、自分のことを理解していると勘違していること。

    まずは、こう問いかけてほしい。

    「今この瞬間、一人でいても、違和感なく満たされているか?」

    一人の時間が寂しくて、衝動買い・暴飲暴食・異性に会いたくなる
    など、何かで埋めようとしているなら、それはまだ自分を理解できていない。

    孤独が苦痛なうちは、結婚以前に、恋愛もしない方がいい。

    なぜ一人だと寂しいのか。
    なにに怯えているのか。
    徹底的に向き合う。

    このとき、「恋愛相談」という名目で友人に答えを求めないこと。
    軸がないうちは、相手の意見に流されて、無駄な時間にしかならない。

    答えは、必ず自分の中にある。

    これに関しては、良ければ下記も読んでいただきたい。

    私の人生に、結婚がなかったとしても

    ユキちゃんのような魅力的な人が、結婚に振り回されるのは、本当にもったいない。

    「30までに結婚したい」と思う人は多い。

    でも、「なぜ結婚したいのか」を理解していないと、負のスパイラルに陥る。

    私は「何歳までに結婚」という目標は持っていない。

    「この人と生活したい」と思える人に出会えたら、その時に一緒に住むなり、結婚するなりを考えたい。

    結婚のために相手を探すのではなく、結婚したい相手が現れたから、結婚したくなる。

    それが、自然な順序だと思っている。

    そのタイミングは、もう出産できる年齢ではないかもしれない。

    もしかしたら、一生出会えないかもしれない。

    でも、それも含めて、私の人生。

    どれだけ愛する人がいても、いつか人は死ぬ。生きている間、最後まで一緒にいるのは、自分自身だけ。

    だからまずは、自分と二人で、充実した日々を生きられるようになる。

    その上で初めて、誰かと過ごす時間が、意味のある、大切なものになるのだと思う。

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