
偉人のトホホvol.6-3-1『姉川の戦いの総大将は何故、朝倉義景ではなかったのか?』
大河ドラマ『豊臣兄弟』では姉川の戦いに当主である朝倉義景さんが出陣しない事に浅井長政が唖然とする描写のみならず、何で俺が行かなきゃムニャムニャ、という義景さんのセリフつきのシーンまで作っておられました。
しかしながら、朝倉家では当主自ら出陣するというのは伝統的にあり得ないのです。同名衆、つまり一門の誰かが総大将になって当主の代わりに出陣するというのは、朝倉義景さんのお父さんの孝景さんの頃、いやそれ以前から定番化していたのです。
故に朝倉義景さん自ら出陣しない事に浅井長政が唖然とするというのはあり得ないのですが、そもそも一門の中でも何故、朝倉景健が選ばれたのか?それについては華麗にスルーされる方が多数です。
蓋し、朝倉家といえば歴史の中では脇役です。そして、朝倉景健といえば、その中でも更に脇役なので、スルーする方が多数派というのら否めないのですが、朝倉景健が総大将に選ばれたというのは、朝倉家の中ではちょっとした革命的な出来事ではあるのです。
話は朝倉義景さんが21歳の頃にまで遡ります。