メインコンテンツへスキップ
見出し画像
Photo bydaisaw33

【第388回】 Marketing Cloud Next : Content Builder エージェント

    Nobuyuki Watanabe

    Summer ’25 の新機能リリースで「Agentforce(Default)の販売終了」が発表されました。現在も引き続き機能していますが、すでに新機能の追加や機能改修は停止しており、今後は「従業員向け Agentforce」 への移行が必要になります。

    これに伴い、Winter ’26 の新機能リリース では、Marketing Cloud 専用のトピックを持つ 標準エージェントテンプレート が新たに追加されました。

    • トピック名:Campaign Planning(キャンペーン作成用)
      ⇒ エージェントテンプレート名:Campaign Creation

    • トピック名:Content Creation(コンテンツ作成用)
      ⇒ エージェントテンプレート名:Content Builder エージェント

    画像

    これらのエージェントテンプレートでは、従来の Agentforce(Default)に含まれていたトピックを、それぞれ単体で構成しているため、Agentforce(Default)の後継的な位置づけと言えます。

    しかし、今回の変更の大きなポイントは、ブランドの一貫性を確保するための「会社情報」や「エージェントの発言ルール」などを、各エージェントごとに個別設定できるようになった点です。これにより、用途や担当領域に応じた柔軟なエージェント運用が可能になりました。


    「Generate Campaign Insights」アクションの追加

    なお、今回の Winter '26 新機能リリースでは「Campaign Planning」トピック 内に「Generate Campaign Insights」アクションが追加されました。

    画像

    「Generate Campaign Insights」アクションとは

    • メッセージ開封率、クリック率、登録解除率などの主要パフォーマンスデータを自動取得

    • 主要インサイトのサマリーを自動生成

    管理者はフローを編集して、このアクションをカスタマイズし、ビジネスに最も関連する指標にフォーカスできます。

    またマーケターは、成果が高かった施策と低かった施策を比較し、件名の最適化やメール送信間隔の調整など、具体的な改善提案を導き出すことが可能です。


    権限セットの作成と設定

    初めて「従業員向け Agentforce」を使う場合は注意が必要です。
    この機能は 専用のアクセス権限がないと利用できず、システム管理者であっても例外ではありません。

    現在、このアクセス権限は カスタム権限セットとして手動で作成 する必要があります。

    画像

    手順

    1. 「設定」で「権限セット」を検索し、「新規」をクリックします。

    2.  以下の内容を入力して、保存します。(サンプルです)

      • 表示ラベル:Grant Agent Access

      • API 参照名:Grant_Agent_Access

      • 説明:This grants access to the active Agentforce for employee agents(これは有効な従業員向け Agentforce エージェントへのアクセス権を付与します。)

    3.  権限セット詳細ページの「Apps(アプリケーション)」セクションに移動し、スクロールして「Agent Access(エージェントアクセス)」をクリックします。

    4. 「編集」をクリックします。

    5. 「従業員向け Agentforce」の有効なエージェント一覧が表示されます。

      • 「Campaign Creation」と「Content Builder エージェント」を選択し、保存します。

      • 「従業員向け Agentforce(デフォルト)」があれば、そちらも選択して保存します。

    6. 権限セット詳細ページに戻り、「割り当ての管理」をクリックします。

    7. 「割り当てを追加」をクリックし、アクセスを付与するユーザー(例:自分自身)にチェックを入れて保存します。

    これで、「Campaign Creation」と「Content Builder エージェント」の両方にアクセスできるようになったかと思います。権限セットを作ったことで満足して、ユーザーへの割り当てを忘れないようにしてください。

    画像

    キャンペーンクリエーション利用開始時の注意点

    • キャンペーンクリエーション機能の利用中に、「Content Builder エージェント」を選択している場合は、ブリーフ生成ボタンが表示されません。

    画像
    • 「Campaign Creation」に切り替えるとボタンが表示されます。

    画像

    よって、必ず「Campaign Creation」に切り替えてから利用してください。

    この方法のままだと少し使いづらいため、「Content Builder エージェント」に「Campaign Planning」トピックを追加し、1 つのエージェントを汎用的に活用する方法もおすすめです。


    いかがでしたでしょうか。

    今回の新機能は、まったく新しい仕組みというよりも、「Agentforce(Default)」の販売終了に伴う移行対応という位置づけです。

    とはいえ、今後の運用には一定の切り替え作業が必要になりますので、すでにご利用中の方は早めの対応をおすすめします。

    今回は以上です。


    次の記事はこちら

    前回の記事はこちら

    私の note のトップページはこちら


     
     
     
    Salesforce Marketing Cloud、Agentforce、Data Cloud、Salesforce 認定資格に関する実践的な情報を発信しています。これらの記事が、皆さまの学習や日々の業務に少しでもお役に立てば幸いです。