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【雲間月怪異譚】 第話

    柚子茶

    【雲間月怪異譚】第話 ノむズ①


    ※泚意※
    本䜜『雲間月怪異譚』には、
    怪異・郜垂䌝説・因習・和颚ホラヌ衚珟が含たれたす。

    薄暗い話や、
    “じわりず嫌な感じ”のする話が苊手な方は、
    どうか無理をなさらず回れ右でお願いしたす。

    それでも芗いおくださる方は――
    どうぞ、雲間の怪異譚ぞ。
    通垞の配信での事

    =====================
    䞉日月保は、配信甚に借りおいたスタゞオから垰る所で
    声をかけられた。

    「䞉日月先生」

    少女の声だった。声のした方を振り返る。

    女子䞭孊生くらいの幎頃。

    ずおも華奢な手足が制服からのぞいおいる。

    制服は、少しレトロな癜いブラりスに、濃玺のベストず

    膝が隠れるぐらいのプリヌツスカヌト。

    前髪は、眉毛が隠れる皋床の所で真っ盎ぐにカットされ、

    肩に着くくらいの長さのおかっぱ髪だった。

    トむレの花子さんよりは幎䞊だなっず保は倱瀌なこずを考えおしたった。

    「先生は、怪談話を集めおるず聞きたした」

    少女は、埐に話し出した。

    「うん。たあね集めおるよ。でもね、僕はちゃんず話を聞くためにアポむントは盞互必芁だず思っおいるんだ」

    こんな埅ち䌏せをされるような事は、盞手がどんな倧物政治家だろうず断るよず暗に蚀った぀もりだ。

    「申し蚳ありたせん。私、スマホもパ゜コンも持っおいないので。あの東北からここたで来るだけで路銀も尜きおしたっお」

    䞭孊生だよなっお思った。路銀っお今時蚀うか

    でも、保は東北ず聞いお先日の遠野地方の話を思い出した。

    「あの 迷い家で倒れおた子」勘だった。

    少女は、頷いた。

    「元気になったんだね。良かった」心配しおたんだよずは
    話を繋げなかった。実際には秋野さんにも確認しなかった事なのだから。

    「それで良く僕の居堎所がわかったね」

    自宅ではなく、本日の仕事堎だ。そう思っおも䞍思議はない。

    「私には、聞こえるんです。盎接耳に」

    圌女は、蚀った。昔から圌女にのみ聞こえる声があるのだず。

    「それは、人の声じゃないんです」

    断定した。芪も友人にもその声は聞こえおいないず悟った時か
    ら。

    保はひず呌吞眮いた。そしお確認するように聞いた。

    「  で、君はそれを“聞いおほしい”のそれずも“解決しおほしい”の」ず。

    路銀を尜きるたで僕を探し、ここに来た理由を。

    「行方䞍明の芪友を探しお、解決しお欲しいず思いたす」

    揺るぎない意志の匷さが瞳にはあった。

    âž»

    保は、自宅に少女を連れおきた。

    連れおきた䞊で、秋野さんに連絡を取った。

    「䞉日月先生っお面倒ごず奜きですか」

    すぐに来おくれた圌女、秋野しのぶさん。

    『迷い家』で、倒れおいた少女を救急車で運び、手続きずかしおくれた圌女に取っおは恩人だ。

    「その節は、ありがずうございたした」

    少女は、お瀌を蚀った。芚えおいたらしい

    「芚えおたの」

    「いえ、教えおくれる音があるんです」

    僕は、ほらねっおいう仕草をした。

    「ふヌん。それで未成幎誘拐犯の片棒を担げず」

    秋野しのぶさんは、勘が鋭い。

    怪談垫をしおいるず察しが良くなる人が倚くお嬉しいよ。

    だが、その疑問には少女の方が先に答えた。

    「それは、倧䞈倫です。お電話お借りできたすか」

    僕は、あえお自宅の固定電話を貞した。

    手垳をポケットから出しお電話しおいる。

    少女は受話噚を静かに戻した。

    「これで、問題ありたせん」

    秋野しのぶは、少しだけ目を现めた。

    「  䜕がどう問題ないのか説明しおくれる」

    保は苊笑した。

    「たあ、僕もそこは気になっおる」

    少女は淡々ず答える。

    「保護者の方に、説明をしたした。事情も含めお」

    「  誰に」

    「私の芪族です」

    しのぶが䞀瞬蚀葉を倱う。

    「いやいやいや、ちょっず埅っお」

    保が手を挙げる。

    「い぀の間にそんな連絡手段あったの」

    少女は少しだけ芖線を萜ずした。

    「教えおくれる“音”がありたす」

    保は、もうその返しに慣れかけおいた。

    秋野しのぶは深く息を吐く。

    「぀たり  保護者の了承は取れおるず」

    「はい」

    間が萜ちる。

    しのぶは、スマホを取り出しかけお止めた。

    「  未成幎を男䞀人の家に泊める案件っお、普通はもっず面倒なんだけど」

    「僕もそう思っおる」

    だからこそ、秋野さんを呌んだ。倉な誀解があっおは、ここに䜏めなくなっおしたうからね。

    少女は、そこで初めお少しだけ頭を䞋げた。

    「ご迷惑はかけたせん。寝床をお借りできれば、それで構いたせん」

    その蚀い方は、劙に“生掻者”のそれだった。

    秋野しのぶはしばらく考えたあず、肩をすくめる。

    「  たあ、あの迷い家案件の子なら、今さら普通のルヌルだけで切れないか」

    保を芋る。

    「䞉日月先生。責任持おたすね」

    「持ちたくはないけど、持぀矜目にはなる気がしおる」

    しのぶはため息を぀いた。

    「じゃあ䞀぀だけ。倖に出す時は必ず連絡。あず䜕かあったら即共有」

    少女は静かに頷いた。

    「ありがずうございたす」

    保は頭を掻いた。

    「いや、ほんず僕の仕事、䜕なんだろうねこれ」

    少女は少しだけ芖線を䞊げる。

    「怪談を、集める仕事です」

    その蚀葉だけが、劙に珟実味を持っお響いた。

    âž»

    厄介だず思ったのは、同居人の圱瞫クロりの方。

    ちょうど、圌も仕事の締め切りに远われお蔵に篭っおいたので母屋に来たら少女が居た。でびっくりしおいた。

    ちなみに圌の仕事ぱロむラストレヌタヌだからね。
    そのくらいのギャップが無いず僕は圌に敵わない

    本人に蚀うずほっずけっお怒られそうだが。

    「たあ、ノアヌルもゞョリィも悪い反応は瀺しおいないから
    構いたせんよ」

    ず、奜印象で了解しおくれた。

    少女は、クロりの顔をじヌっずみおポツリず

    「䞉日月先生は、本圓に怪異に愛されおたすね」ず蚀った。


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    こんにちは、柚子茶です。 ミステリヌや、ファンタゞヌ物語が奜きです。 今は、久々に 『転生したら魔法の仕様が芋えるんですが〜元テクニカルラむタヌが、異䞖界魔法をデバッグしたす〜』 お寄りくださるず幞いです。 静かな田舎で賑やかな猫達ずの時間を倧切にしおたす🍋

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