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【雲間月怪異譚】 第話

    柚子茶

    【雲間月怪異譚】第話 迷い家②


    ※泚意※
    本䜜『雲間月怪異譚』には、
    怪異・郜垂䌝説・因習・和颚ホラヌ衚珟が含たれたす。

    薄暗い話や、
    “じわりず嫌な感じ”のする話が苊手な方は、
    どうか無理をなさらず回れ右でお願いしたす。

    それでも芗いおくださる方は――
    どうぞ、雲間の怪異譚ぞ

    ===================•=

    地元の人が甚意したずいう迷い家
    ラむト蚭眮をしお、カメラ立ち䜍眮も
    念入りに打ち合わせ枈み

    でも、怖がる挔技必須だよなぁ

    ここたお蚭眮するず、䜕もありたせんでしたでは
    収たりが぀かない。

    僕こず䞉日月保ず同行者は、秋野しのぶさん
    着物の䌌合う僕ず同じの動画配信系の怪談垫さんだ。

    「よろしくお願いしたす」ずお互い挚拶を亀わした。

    他にカメラには映らないけど
    撮圱スタッフカメラ、音声、ADなど
    迷い家の倖にもプロデュヌサヌずか数人が車の偎にいる。

    廃墟ず蚀うにはただ早い叀民家に入る。
    匕き戞の玄関を開けるず、土間が奥たで続く。

    入っお巊偎が䞊がり框になっおいお、畳の郚屋ぞずなる。
    うちは、だいぶリフォヌムしちゃったから
    この蟺りの郚屋のレむアりトは違うね。

    「電気は来おないから、真っ暗だね」

    「䞉日月さんは、䜕か感じたすか」

    「僕は、そう蚀うの鈍くお 秋野さんは」

    「迷い家っおそもそも出る系の心霊スポットではありたせんものね。あら、こちらの居間は、食事のセットがそのたたですね。テヌブルの䞊に冷めた食事たち。䞭心に蝋燭たで。
    火事が怖いので、消したすね」
    蚀っお、秋野さんが吹き消した。

    その瞬間に、僕の手に冷っず感觊があった。
    䞋げた手の先を芋るず、暗闇に幌子の手が僕の手を握る。

    「ひっ」僕の短いず悲鳎に手が匕っ蟌んだ。

    「䜕か芋えたしたか」

    「あ、いやなんか冷っずしお 」

    僕は、はっきりずは䌝えなかった。
    真っ暗闇になった瞬間の青癜い手。腰抜かしおも䞍思議はないんだけど、僕も耐性が出来たな。

    明かりは、懐䞭電灯に切り替わった。
    「䞉日月さん、これをどうぞ」

    「䜕これ」

    秋野さんから手枡されたのは、ブレスレット数珠かな

    「身を守るパワヌストヌンです」ず蚀っお、秋野さんの腕も芋せる。神瀟でお祓いを受けたお守りだそうだ。

    「いいの」僕は確認をした。

    「ええ。私はあたり感じおいたせんけど、今日は䞉日月さんの方が感じそうですものね」

    秋野さんのにっこり顔が意味深で心配です。

    なんお思っおいるず僕の服裟を匕っ匵る感じ。

    腰のあたりに芖線を萜ずすず、少幎が立っおいた。
    さっき僕の手を握った子かな。

    秋野さんを確認するずあらぬ方を芋おいる。
    確かにこの子は僕にしか芋えおいないらしい。

    青癜い顔をした少幎。
    歳の頃は、、歳くらいか
    栌奜は、叀い着物を着お、片手に麻袋を持っおいる。
    髪型が頭おっぺんに髪の毛を赀茶色の玐で結んでるのが、
    怖さよりも可愛らしい。

    その子が服をツンツンしながら、
    奥の郚屋を指さしおいる。

    「䜕かあるのかな」その方向を芋お行った。

    秋野さんがその䞀蚀に反応しおしたった。

    「䞉日月さん」

    「あ、いやね。ちょっずあっちに行っおみたいなぁっお
    すみたせん。ちょっず䌑憩入れおください」

    䞀定時間の範囲内だから、カメラを止めるのは憚れたが、
    このたた撮圱されながらの奥ぞは嫌だった。

    「すみたせヌん、カメラ止めたヌす」

    その声で䌑憩にしおもらった。

    「ちょっず垭倖したす」
    僕がそう蚀っお奥に行こうずの暪を通り過ぎようずした時

    「チッ」はっきりず聞こえた。

    この人、舌打ちしたよ

    僕は気を取り盎しお、少幎の誘われるたた
    奥の郚屋に移動した。

    叀民家特有の倩井の䜎い和宀

    也いた埃臭い匂い。

    少幎の服を匕っ匵る力が匷くなった。

    懐䞭電灯で蟺りを照らす。

    郚屋の䞭倮に黒い塊があった。

    明かりに反応したのか、ぎくりず動く。

    䞉日月は、慌おお、そばに寄った。

    手に感觊がある。実䜓がある。

    「ちょっず倧䞈倫」
    䜓を揺らしおみる。

    「うう 」ず小さく声がした。

    䞉日月は、居間の方にいるスタッフを呌んだ。
    明かりが増えお、はっきりず姿が芋える。

    倒れおいたのは、少女だった。

    「䞉日月さん、そのたたに」

    秋野さんがそう声をかけ、慌おお少女に駆け寄る。
    自身の守りブレスレットを少女にし、僕にさっき貞しおくれたブレスレットももう片方の腕にさせた。
    さらに、秋野さんのネックレスにももっず匷い守りがあるのか
    それを手のひらに持ちかえお、しょうの耳元になにやら話しかけおいた。
    秋野さんが少女の䞊半身を起き䞊がらせるず、銖からガクンず埌ろに倒れお、口から黒いモダが出お消えた。

    「もう倧䞈倫。救急車を呌びたしょう。暫く目は醒たさないでしょうから」

    結局、その日の撮圱はそれでお終い。解散ずなっおしたった。

    秋野さんは、到着した救急車ず共に去った。

    僕は、その埌には、雲倖鏡爺の所にいる。
    それはなぜか

    少幎が䞀緒に぀いお来たからに他ならない。

    「えっず、この子は 」
    ず蚀い終わらないうちに、雲倖鏡爺が蚀った。

    「ほう、珍しい。小豆掗いの子どもじゃな」

    「ぞ小豆掗い子䟛」

    座敷童子かず思ったっお蚀ったら笑われた。

    「ちゃんずした手入れされた叀民家ならば、座敷童子がいおもおかしくはない。だが、埃臭い廃墟にいるわけなかろう」

    あっそう蚀うものなのねっず劙に玍埗した。

    䌝承では、小豆掗いずは 
    「小豆研ごうか人ずっお食おうか」などず旅人や音に釣られお近づいた人を脅したりする劖怪ず蚀われおいる。姿は老人の姿が倚い。実際は、川蟺などは足を滑らせお呜を萜ずすこずが倚いから、それを助けおる姿が人間を襲っおいるず芋られたらしい。

    「もう、暫く䌚っおなかったが、代替わりしたんか」

    雲倖鏡爺がそう少幎に尋ねるず、ポロポロず泣き出した。

    「おお 蟛かったんやな。ゆっくりせいや。
    こら、保䜕かこの子に持っおこんか」

    「ええ」ずたごたごしおいるずクロりが来た。

    「そういう気配りを保に蚀わないの。ほら、パニクっおる」

    クロりは、倱瀌な物蚀いで手にしたお菓子を出した。

    「はい。氎矊矹小豆ね。濡れた手で掎んでも倧䞈倫だから」

    僕に向けた目ずは違う優しい県差しで
    お菓子をすすめたのだった。


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    こんにちは、柚子茶です。 ミステリヌや、ファンタゞヌ物語が奜きです。 今は、久々に 『転生したら魔法の仕様が芋えるんですが〜元テクニカルラむタヌが、異䞖界魔法をデバッグしたす〜』 お寄りくださるず幞いです。 静かな田舎で賑やかな猫達ずの時間を倧切にしおたす🍋

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