メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

【雲間月怪異譚】 第話

    柚子茶

    【雲間月怪異譚】第話 泚文の倚いネむルサロン線①

    ※泚意※
    むラストは、が生成しおいたす。

    本䜜『雲間月怪異譚』には、
    怪異・郜垂䌝説・因習・和颚ホラヌ衚珟が含たれたす。

    薄暗い話や、
    “じわりず嫌な感じ”のする話が苊手な方は、
    どうか無理をなさらず回れ右でお願いしたす。

    それでも芗いおくださる方は――
    どうぞ、雲間の怪異譚ぞ。

    =====================

    「䞉日月先生、最近調子はいかがですか」

    ここは、郜内の某スタゞオ。
    スタゞオずいっおもYouTuber向けの
    撮圱スタゞオっお感じだ。
    勿論、動画撮圱もOKな防音装眮ガチのスタゞオです。

    怪談垫は、今や人気タむトルなので
    個宀もそれようなのが垞時甚意しおありたす。

    そこで本日は定期的の動画撮圱でした。

    ゲストが今声をかけおくれた女性の怪談垫
    『癜石 花音』である。
    アむドル系YouTuber怪談垫で、人気急䞊昇䞭
    そんな圌女が撮圱終了埌に話しかけおきた。

    「おや、今日はスケゞュヌル倧䞈倫なの
    い぀も駆け足で次〜っお行くからさ」

    「やだなぁもう、そんな颚に芋おたんですか」

    「そんな颚っお、忙しいっお偉い事だよ」

    人気アむドルずは距離感難しい。
    どこで噂になるか、写真を撮られるかっお
    いやいや、そんなレベルな人気じゃないんですけどね〜

    想像力で自虐しちたった。

    「䞉日月先生」

    「あ、嫌。若いアむドルな子が僕なんかに話しかけお〜っお考えちゃったのよ」
    にかっお笑うず向こうも笑顔を向けおくれた。
    おしゃれに手を抜かない子は、どんな仕草も可愛いねぇ

    「䞉日月先生 あの、実は聞いお欲しい話がありたしお、
    今日はスケゞュヌル空けおきたんですよ」

    「聞いお欲しい事」
    公匏にも僕は霊感ありたせんっお蚀っおあるので
    その系統の盞談は少ない。だけど

    「僕に聞かせたい事」
    うんっず頷いた。

    「ああっず、ここは時間制限あるから堎所倉えようか。
    どうする遠くおも良いならうちっおいう所だけど
    おすすめがあればどこでも行くよ」

    普通に自宅来るなんおいきなり蚀ったら匕く所だけど
    改めお蚀っおも人気急䞊昇䞭のアむドル系な子だから
    迂闊な所は、蚀えないのである。

    「先生のお宅っお同居人の方もいらっしゃるっお聞いおたす。
    遠くおも構わないのでお邪魔しおいいですか」

    「同居人の噂も聞いおる䞊での話なんだね」

    「はい。その関係の盞談なんです」

    わかったず蚀っお、僕の車で自宅たで行くこずになった。

    âž»

    「おかえり」
    家に戻るず、カりンタヌバヌ兌流しにいる
    クロりがそう声をかけおきた。

    僕の埌ろにいる女性を芋お、怪蚝な衚情を浮かべる。

    「お客様事前に連絡しおよ」

    「悪い。連れおきちゃった」

    「初めたしお。癜石 花音っお蚀いたす。
    今日は、䞉日月先生にご無理を蚀っお 」

    「ご無理保の怪談センサヌが呌んだんでしょ」

    「怪談センサヌ」

    クロりがため息を぀いお蚀った。
    「保っおさ、霊感レベル䜎いくせに、呌ぶのよ。
    特に厄介な奎をね」

    癜石 花音は、ああ っお顔しおる。

    いや、僕は怪談収集しおるけど、ホむホむじゃ 
    んホむホむは、䟿利か

    「䟿利な機胜じゃありたせん迷惑な機胜です」

    クロりが保の考えおる事を察したのかそんな事を蚀った。

    「たあ、兎に角座っお。お茶コヌヒヌ」

    「あ、コヌヒヌで。ブラックでお願いしたす」

    アむドルのむメヌゞっお甘〜いむメヌゞだったけど、
    この子はビタヌで行くみたいね。

    âž»

    それぞれがコヌヒヌを飲み、癜石さんが話出した。
    「実は、これにた぀わる話なんです」

    蚀っお、圌女が䞡手を䌏せた状態で芋せおきた。

    䞡手の爪が綺麗に敎っおいる。
    だが、装食はされおいない。

    「あれ綺麗にしおるけど、今時はネむルアヌトっお蚀うんだっけそれずもネむルチップかない぀もはしおるよね」

    「はい。そうなんです。他の子達ず競い合うように
    デザむンを自慢しあっおいたした」

    手を匕っ蟌め、自分でも爪を芋る。

    「掋服にスタむリストさんがいるように、爪にも
    ネむリストさんがいたんです」

    「お店契玄じゃなくお、個人のネむリストさんっお事で良いのかな」
    クロりが聞いた。

    「はい。私のスタむリストしおいる方からの
    玹介でお願いした人なんです」

    最初は、デザむンの冊子で経歎がわりに勧められた。
    デザむンは、十分に満足のいくレベルず刀断しお
    お願いしたのだが、そこからがおかしいず

    「ネむリストさんの自宅兌ショップは、
    個人で行なっおいるのですが、行くず
    マッサヌゞ、掗浄、ケアたでは玍埗しおいるのですが、
    爪の状態で難癖が぀くんです」

    「難癖」保は聞いた。

    「普段の生掻、仕事、プラむベヌトな事に螏み蟌んで
    聞いおくるんです。そこから、食事や就寝などの
    指瀺が始たっお いっこうに䜜業に入らない。
    いや、今日はやめおおきたしょうっお終わる事もしばしばで」

    「でも、䜓調っお爪に出るっおいうよね
    実際に癜石さんの爪綺麗だし」

    「それです。綺麗になったら、ネむルするものでしょう」

    「そうだよね。するものだよね」

    ちょっず圧が匷くなっおきたっお
    クロりに目配せした。圌は圌で話を真剣に聞いおいた。

    こっちも
    勿論、向こうも——

    「ただのネむルの話じゃない」

    癜石花音が、ぜ぀りず続けた。

    その䞀蚀で、郚屋の空気がわずかに倉わる。

    クロりがコヌヒヌを眮く音だけが、やけに響いた。

    「どういう意味」

    保が聞くず、癜石は䞀瞬だけ蚀葉を遞ぶように芖線を萜ずした。

    「“ケア”っお蚀われるんです」

    「ケア」

    「はい。最初は普通の斜術なんです。でも途䞭から、必ず蚀われるんです。爪だけじゃなくお、生掻党䜓を敎えないず意味がないっお」

    クロりの目が现くなる。

    「それ、どこたで螏み蟌たれるの」

    癜石は、少しだけ息を吞った。

    「最終的には、“あなたの状態は爪に出おいるから、私の管理䞋に眮いた方がいい”っお」

    沈黙。

    保は、コヌヒヌを䞀口飲もうずしお止めた。

    「  管理䞋」

    「はい。最初は冗談だず思っおたした。でも、断るずネむルの予玄が党郚消えるんです。次の日には、䜕事もなかったみたいに連絡が来お、“今日はただ敎っおないですね”っお」

    クロりが小さく舌打ちする。

    「それ、もう客商売じゃないね」

    「でも、技術は本物なんです」

    癜石はそこで初めお、少しだけ迷うような顔をした。

    「だから䜙蚈に、切れないんです」

    保は、そこでようやく気づく。

    これ、ただの“倉な人”の話じゃない。

    “䟝存”が䜜られおいる。

    しかも——かなり䞁寧に。

    クロりが䜎く蚀った。

    「保、これたぶん“遞別型”だよ」

    「遞別」

    「敎えるふりしお、盞手の生掻に入り蟌むや぀」

    癜石の指先が、わずかに震えた。

    「  やっぱり、そうなんでしょうか」

    その瞬間だった。

    カりンタヌの奥で、クロりの湯呑みが“カタン”ず鳎った。

    誰も觊れおいないのに。

    保の背䞭に、嫌な感芚が走る。

    “芋られおいる”ずいうより——

    “評䟡されおいる”。

    たるで、爪先から順に。

    「そこから、僕に盞談っお流れはどうしお」

    本題に入ろうよっお僕は蚀った。

    ←前の話
    →次の話
    →【雲間月怪異譚】たずめペヌゞ

     
     
     
    こんにちは、柚子茶です。 ミステリヌや、ファンタゞヌ物語が奜きです。 今は、久々に 『転生したら魔法の仕様が芋えるんですが〜元テクニカルラむタヌが、異䞖界魔法をデバッグしたす〜』 お寄りくださるず幞いです。 静かな田舎で賑やかな猫達ずの時間を倧切にしおたす🍋

    あなたぞのおすすめ