
【再結成、来日記念】Oasis 〜英国ロックのリーサルウェポン〜
こんばんは ぎぶそんです
やると言ってはや3ヶ月、ついに特集です。
やらなかった理由はシンプルに気乗りしなかっただけですが、まぁ、そこは許してくださいな。
それでは参りましょう
まえがき
時はグランジ全盛期。世間は明るくてポップなロックよりもどこか地味で暗くハードな曲が求められていきました。
そのムーブメントは、いつしかロックというジャンルをどんどん尖った方向へとシフトさせ、辛く悲しい内省的な曲調へと変化させていきました。
そのブームを黙って見過ごせないある兄弟がいました。
ー今のロックはどう思いますか?
末っ子:ウンコ
そんな発言をした男の所属するバンドはロック史のリーサル・ウェポンとして突如音楽界に爆弾を投下したのです。
生い立ち
兄であるノエル・ギャラガー(1967年5月29日生まれ)と弟であるリアム・ギャラガー(1972年9月21日)はマンチェスターの近郊ロングサイトに生まれ落ちました。
当時のマンチェスターは治安がすこぶる悪かったそうです。
長男のポール・ギャラガーと次男のノエル、三男リアムは幼少からアル中の父に日常的に暴力を振るわれ、その影響でノエルは吃音になってしまいます。
そんなモンスターから逃れるために、母のぺギーは離婚。3人の子を1人手で育てるビッグマミィだったそうです。母は神よりも強し。
心に深い傷を負ったギャラガー兄弟ですが、そんな彼らは労働階級の生き方を誇りに感じます。
“今日さえよけりゃいい。酒を飲んで、サッカーの勝敗に一喜一憂して、それで歌をうたってさ。毎日を全力で生きようぜ。“
労働階級への誇り、中流階級には少しばかりの軽蔑が入り交じってもいました。
ノエルが音楽に目覚めたきっかけは学校でのやらかしが大きかったそうです。
保護対象期間として謹慎処分を受けてる際に誰も弾かないギターを発見。ザ・スミスの音楽を聴き、そのギタリスト(ジョニー・マー)のプレーに驚愕。彼になりたいと練習を開始することにしました。
バンド結成
ノエルはギターに夢中になったあと、ローディとしての武者修行を積むことになります。
ここまで全く名前が出てこないリアムですが、音楽にどっぷりハマっている兄とは違って18歳まで全くと言っていいほど音楽を知らなかったのです。
リアムは典型的なヤンキーで、とにかくですが大人を困らせました。
そんなチンピラ崩れの男でしたが、ある時にストーン・ローゼズのライブを見たことで考えが変わります。
フーやT・レックスなどを聴き漁っていた頃、Beatlesと出会い、その時にカリスマとして名を馳せていたジョン・レノンと出会います。そしてザ・レインというバンドに加入します。
そんなこんなで改名を提案し、バンド名をoasisとします。
その後ノエルは弟のバンドの演奏を聞き、感銘を受けます。そして、自分を入れてくれ。そうすりゃ売れると言い加入が決まります。
メンバーについて
メンバーについてとは言ったものの、このバンドの大きな特徴として、ーノエルが作った曲をリアムが歌うーという簡単にはへし折れないほどに大きな主軸があるというところでしょう。
なのでメンバーについてと銘打ってはいますが、リアム、ノエル以外は触れずに書くことにします。
もしかしたら、愛のない記事と捉えられるかもしれません。これに関しては色々な葛藤があった上での苦肉の策であると変換して飲み込んでいただけると幸いです。
ノエル・ギャラガー

oasisというバンドにおいて彼がいるアドバンテージは相当デカイでしょう。
彼はとにかく作曲センスが、ずば抜けています。
1度聞いたら離れないメロディを作るのが非常に上手い。敬愛するBeatlesに対抗できると言っても過言ではないでしょう。
メロディアスで毒気のない爽やかでひんやりとしたギターに心地いいくらいに全楽器が乗せられて流れていきます。
気づいたら終わっていた。なんてザラで短い曲を聞いた時には本当に2回目に突入してしまうくらいには、ほんとサラりと音を敷きつめる達人です。
歌声が甘くてとろけそうな声の持ち主であることも知られています。歌も普通に上手いんですねぇ彼。
彼らの代表曲である『Don't look back in anger』なんてボーカルのリアムではなく作曲家の彼が歌っていますし、高音もスコーンと綺麗に出ていますよね。
特に最後の“ドンルッバックイナンガー“の歌唱に注目してください。ホイップ乗せたみたいに甘い声ですよね。
発言が際どいことでも知られています。これに関しては後述します。
リアム・ギャラガー

ノエルの比重が大きいと言いましたが、カリスマ性という面で見たら申し訳ありませんが、彼はノエルの比じゃないくらいです。
ボーカルとして数々の歌を歌い上げてきましたが、彼の特徴はなんと言っても声質
彼の歌声はどこか無機質でベタっとしています。往年のロックスターとは思えないくらい気怠さを纏わせていますよね。
この声は真似するのは結構至難の業なんですよね。ベースとしての声はガラガラなのに芯としてはクリスタルみたいに透き通っている
美しい。と言えるかもしれませんね。ここまでの声質は正直羨ましいです。
彼は家族思いの面もあり、結婚してからはよきパパとなったそうです。
ブリットポップムーブメントについて
彼らを触れるうえで避けては通れないのが、90年代前半の英国の音楽の流行であるブリットポップムーブメントです。
もちろんoasisはそういった流れの第一人者として活躍していましたが、ブリットポップって何ぞや?となってる方がいると思います。
これに関して言えば、私よりも遥かに詳しく解説した記事があるので、そちらを引用させていただきます🙇🏻♀️
簡単に解説します。
暗く内省的、そして反抗的で社会への鬱憤を晴らしまくるという作風が主流となりつつあったロック界を変えるためにビートルズやフー、キンクスなどの先祖返りを敢行し、明るくて楽しくそしてリズミカルなロックをやろう!というのが大まかな流れです。
しかし、ブリットポップの先は長くありませんでした。oasisの3rdアルバムがかなりの不評でブリットポップブームの主役が勝手にフェードアウトしたのです。
そして、ブームはヒッソリと息を引き取りました。
しかしoasisとBlurの両バンドが放った爆弾は儚く散り、今も生き続けています。
と以上になります。かなりざっくりとした解説でしたが、詳しく知りたい方は上の記事を見てください。
異常な完成度!!1th&2ndアルバムの衝撃
さて、ここまででoasisがどういったバンドかは知って貰えたかなと思えます。
ここからは少し前に踏み出して2つのアルバムについて解説しましょうか。
1つ目は1thアルバムです。
Definitely Maybe

これが一作目!?瞬間最大風速ならoasisはマジで歴代最強だと思います。
しかし、全キャリアの中で見た時このアルバムだけなんだか異様に浮いてる気がします。それもそのはずです。
生前葬を行われたドラマー トニー・マッキャロルのドラミングの影響でしょう。
あえて割愛したメンバー紹介ですが、初期のドラマーは彼でした。
しかし彼は音楽の才能がなければおそらく獄中死していたであろう(失礼)ギャラガー兄弟から下手くそとなじられるくらいでした。
正直その通りです。私はドラマーではないので、昔バンドメンバーだったドラマーの子のYの言葉を引用します
「oasisっていうシンプルバンドのドラミングで手一杯はプロと考えたらちょっとダメ。インディーズなら通用する。」
そいつも別に大して上手くはなかったのですが、彼はそう言っていた気がします。
しかし、彼のドラミングはパンク味が溢れてて私は嫌いではありません!むしろ好きかもしれない。
さて、話が逸れましたね。アルバムの話に戻りましょう。
1曲目のRock'n roll star もうこれをデビューののっけに持っていっただけで傑作です。
1作目ですが彼らはもうほとんど完成していますね。2作目でさらに完成したものを放ったらかしにするのではなくその完成された音楽性を究極に突きつめるとこにシフトしたのもoasisの凄いところです。
その2ndも見ていきましょう。
Morning Glory

このアルバムは昔に触れましたね。そこで特集いつかするとか言って2ヶ月も期間が空いてしまったのは私の弱さゆえです。
このアルバムですが、究極にシンプルなんですよね。ギターをかき鳴らし、ボーカルが魅せ続けるそんな60年代のロックンロールようなことを30年経っているのに、それをやって成功した。言葉だけでは伝わりきらないと思いますが、これって本当にやばいことやってますからね。
彼らのキャリアの集大成と言ってしまってもいいくらいの曲が詰め込まれています。
『Hello』を一曲目に据えたのは天才的です。イマイチ乗り切れないサビもこれからの流れをより緊張感のあるものにしてくれているはずです。
そして2曲目ポジティブな名曲『Roll with it』からの最高の曲『Wonderwall』から最強のアンセム『Don't look back in anger』もう最高の3曲がからのハイライトです。
そして10曲目『Morning glory』から小品が続いて最後は『champagne Supernova』ですからねぇ
名盤ランキングでは軒並み30位付近ですけどシンプルな曲の質の高さだけなら1位を争えると思っています。
コンセプトとかまとまりがあるかと言われたら少ししんどいですけどね。
番外編:ギャラガー兄弟の悪口!
oasisは半端じゃないくらいキャッチーでそして明るくポップなイメージの曲を何曲も書き上げてきました。
しかし、そんな彼らですが先述の通りはっきり言ってめちゃくちゃチンピラ。
すぐに問題は起こすし、ドラッグもメチャメチャにやるし、終いにゃリアムは1回逮捕されています。
そんなチンピラな彼らですが、ユーモアに溢れる発言こそ真骨頂であると捉えています。
今回はその発言を紹介していきたいと思います。
まずはノエルから見ていきましょうか
ースーパーのレジが混んでる時はムカつくから仕返しに万引きしてる。
あまりにも最低です。仕返しって使ってるのもポイント高いですねwレジに悪いことをされたみたいな。
ー歌も演奏も出来ずショボいダンスしかできねぇクソ野郎共だ。あんなのは撃ち殺すべきだな。
バックストリート・ボーイズに対しての言及です。メチャメチャに言ってんな。特に撃ち殺すべきというのはエッジが効いています。
Q.魔法が使えるようになったら何をする?
ーマライアキャリーを消す。あとオールド・トラフォードを燃やす。
こちらも中々ですね。アメリカで輝かしい栄光を掴んだ彼女を内心妬んでいたのかもしれません。それにしても消すって…ちなみにオールド・トラフォードはマンチェスターユナイテッドのホームスタジアムです。熱心なマンチェスターシティサポーターのノエルらしい発言ですね。
Q.母を愛していますか?
ーリアムを産むまではな。
こちらもまた強烈です。どんだけ弟のことを憎んで愛してるのかがわかる一言ですね。
ーデーモンとアレックスなんかエイズにかかって〇んじまえ。
時はブリットポップ最盛期。そのチャートでしのぎを削ったBlurに最後は負けてしまった時のインタビューでの一言です。これは後に大炎上を巻き起こし、母親もノエルに激怒。その後謝罪します。
ノエルだけでもかなりの数ですが、ユーモアはありますよね。でも、弟リアムはシンプルに毒舌です。それでは見ていきましょう
ー俺たちの成功を妬んでるボケたジジイだ。女ともヤれてないんだろ。
キース・リチャーズとジョージ・ハリスンに向けた言葉です。二言余計というか、ホントリアムはすぐ喧嘩しようとしますよね。
ーあいつはいい作曲家だ。oasisは最高のバンドだ。それで、俺がすげぇボーカルだ。なのに、あいつまで歌い出しちまったら俺はなんだ?紅茶係か?
ライブを何回かバックれるせいでライブで代役ボーカルも務めていたノエルが耐えきれなくなり、自分が歌える曲を作って歌い出した頃の発言です。自業自得ですね。
ー良い監督だが、見た目がゴミ屋のようだ。
これはマンUのレジェンド的監督のアレックス・ファーガソンに向けた言葉ですね。どんだけマンチェスターユナイテッドが嫌いなのかが少しだけ伺えるそんな発言です。
Q.嫌いなものを10個教えてください。
ーマンチェスターユナイテッド。それが10個だ。OK?
OKではありません。真面目にインタビューに答えていた兄貴と違って何かを噛みながらインタビューに答える兄弟が愛おしいです。
ーノエルはトランプや金正恩より悪党
ノエルとバッチバチだった頃の発言です。この2人はことある事にすぐにあいつはダメだどうだこうだ言い合うので見ていて気持ちがいいですね。
あとがき
いかがだったでしょうか?
ノエルの書く歌はどれもストレートでリアムのボーカルはどれもストレート。こんなストレート兄弟が作った音楽は今でも私を夢中にさせてくれます。
全盛期は短かったです。けども、曲単体での長持ちは本当に長い。来日してもチケットが全く取れませんでした。
ライブの皆さんは楽しんで、当たらなかった人達はファッキン妬みましょう!
今回の記事は以上となります。
次回はスピッツでしょう。
それではまたお会いしましょう
さようなら〜👋