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Photo byperomise

「ドラマ『Tシャツが乾くまで』を観る前に起きていた、リアルな出来事。」



    先日、ドラマ「Tシャツが乾くまで」を観て
    泣いた…という記事を書きました。
    その記事を書く前に実はリアルな出来事があったんです。

    ドラマを見る1カ月くらい前に、
    隣の部署で
    「ご家族を事故で亡くした人がいる」と
    別の部署の人から聞きました。

    「それが誰なのか??」
    は分かりませんでした。

    それでもかなりのショックを受けました。

    家族を亡くすという事は、とても重いことだと思ったからです。
    しかも突然、事故で…想像も及びません。


    そんな事を頭の中でぼんやりと考えながら、仕事帰りに食料品などの買い物をしていました。


    そしたら、隣の部署のAさんにばったり会ったので軽く手を振って近づきました。


    いつも通りの、いつもの調子で、
    「Aさんお疲れ様、最近そちらの部署の
     Bさん全然見かけないんだけど来てる??」

    するとAさんが
    「Bさん来てるよ。別に何もないと思うよ。」と答えて、続けて、

    「何かあったのは私よ。今朝、普通にバイクに乗って出かけた主人がすぐに事故で亡くなって…。」

    私の目の中に涙が溢れ出して来ました。
    ”えっ何??嘘だよね??”
    心の中でそう呟きました。

    本当にそんな事って起きるの??
    少しぼーっと立ち尽くしてしまいました。

    それと同時に、
    「Aさん大丈夫なの??
     ここに来てて大丈夫なの??」
    そう聞いていました。

    Aさんは、
    「うん。1人で家にいると色々考えちゃうから…。」

    よく見ると顔が憔悴しきっています。


    その様子を見てAさんが自分を責めてるのではないか??そんな印象を受けました。


    もしかして、ご主人に対して、

    ”なぜもっと優しく出来なかったのだろう”

    ”なぜもっと一緒にいなかったのだろう”

    ”なぜもっと話を聞かなかったのだろう”

    そんなふうな声が聞こえてきそうな気がしました。

    だから私も
    「なるべく温かいご飯を食べてね」
    それだけ伝えるのが精一杯でした。

    Aさんにまた手を振ってその場を後にしながら私の頭の中では、

    そんな事は起きるんだ…。
    ある日突然に…しかもそれは他人事ではない…。

    驚きと何とも言えない悲しさで胸が苦しくなってきます。
    正直、何と声をかけていいのかも分からなかった。

    本当、分からなかった何も…。
    何を言っても絵空事の様に感じて。

    きっと彼女の苦しみや悲しみなんて
    当事者ではない私には分からないだろうから。

    想像するだけで、胸の辺りがざわき、
    ドキドキする。

    そう考えた時に、普通の毎日が当たり前でない事を覚悟しなければならないのかもしれない…そう思えてきました。

    そこにあるのが当たり前…
    そこにいるのが当たり前…

    それがある日を境に突然姿を変える…。

    何も変わらない様な普通の毎日は、
    後から見れば束の間の出来事なのかもしれない…。

    そんな思いが強くなる。
    だからこそ伝えたい言葉は伝えられるうちに
    伝えた方がいいと思った。

    特に大切な言葉ほど…。

    温度が伝わるうちに…。


     
     
     
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