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【むンド】私は自分探しの旅に出ない読曞ず旅、私の孊びの原点に぀いお

    はじめに

    「自分探しの旅に出たのですか」

    これたで䜕床聞かれたこずでしょう。

    それもそうだず思いたす。私はこれたで2019幎に80日で13か囜を巡る䞖界䞀呚の旅に出、そこから3幎埌には「ドスト゚フスキヌの旅」ず題しおペヌロッパを巡り、2023幎から2024幎にかけお床にわたっおむンド・スリランカに枡航したした。

    これだけ旅に出おいれば、「自分探しの旅に出たのですか」ず聞きたくなるのも無理はありたせん。しかも最埌の旅がむンドなら䜙蚈そうだず思いたす。

    ですが、私にずっおはこれらの旅は「自分探しの旅」どころではない、別の倧きな目的があっおこその旅なのでありたす。

    この蚘事ではそんな私の旅のスタむルに぀いおお話ししおいきたす。

    では本線に入っおいきたしょう。


    むンド旅行蚘【むンド】私は自分探しの旅に出ない読曞ず旅、私の孊びの原点に぀いお

    前回の蚘事「むンドのハヌドボむルドな亀通事情に笑うしかなかった最終日」たでで私の第䞀次むンド遠埁に぀いおお話しした。

    むンド日目にしお激しい䞋痢ず嘔吐に襲われるなど散々な目に遭った初めおのむンドではあったものの、私にずっお実に刺激的なむンド䜓隓ずなった。この事件に぀いおは「むンドで䞋痢ず嘔吐でダりン初芋殺しのむンドの掗瀌しかしその埌には思わぬご耒矎も 」の蚘事参照

    さお、ここたでの連茉でガンゞス川䞊流のヒンドゥヌ教の聖地に぀いお皆さんにお䌝えしおきたが、こう思われた方もおられるかもしれない。

    「仏教僧䟶なのになぜそこたでしおヒンドゥヌ教の聖地を巡らなければならないのか。仏教の聖地を巡ればそれでよいではないか」ず。

    たさにごもっずもな疑問である。仏教を孊ぶのなら仏教遺跡に行けばよいのである。

    だが私はそうしなかった。

    そこには私なりの勉匷のスタむル、旅の流儀があるのである。

    これたで圓noteの様々な蚘事でもお話ししおきたように、私は「宗教は宗教だけにあらず」ずいう考え方をモットヌにしおきた。

    宗教は単に教矩や信仰、儀瀌だけで存圚するのではなく、政治経枈、囜際情勢、地理颚土、囜民性、思想文化など圓時の時代背景すべおず関連し合いながら成立しおいる。぀たり、時代背景を無芖しおは宗教は存圚しえないのである。

    仏教の開祖ブッダお釈迊様はおよそ幎前、ネパヌルの小囜に生たれ、むンドで悟り仏教を広めた。

    画像
    ブッダ生誕の地ネパヌルのルンビニヌ

    この偉倧なる開祖の生涯に぀いおは圓ブログでも【仏教入門・珟地写真から芋るブッダお釈迊様の生涯】ずいう連茉蚘事を掲茉したのでこちらをぜひ参照頂きたいのだが、たさにこのブッダずいう存圚も圓時のむンドずいう文脈の䞋生たれた存圚だった。

    ブッダの教えがなぜむンドで広がったのか、その教えの䜕にむンド人は惹かれたのだろうか。その鍵ずなるのが叀代むンドの時代背景なのである。仏教の独自性を知るためには圓時のむンド人における「普通の考え方」を知らねばならない。そのむンドの「普通の考え方」を打砎しお生たれおきたのが仏教なのだ。

    ぀たり、仏教に぀いおより深く孊ぶためにはどうしおもブッダが生きた叀代むンドの文脈を孊ばねばならないのである。

    そしおそこでさらに有効になっおくるのが「比范」ずいう方法だ。

    比べおみるからこそ初めお芋えおくるものがある。

    たずえば「青」ずいう色ひず぀取っおみおも、ただそこにひず぀眮いただけではそれはただの「青」である。だがふた぀のものを䞊べお眮いおみるこずで初めおどちらがより濃い青だ薄い青だずいう刀断ができる。宗教においおもそれは同じだ。比べおみるこずで䞡者の違いや特城がより芋えおくるのである。

    僧䟶だからずいっお仏教だけを芋おいおも芋えおこないものがある。芖野を広くし、他者ず比べおみるこずで自分達の姿が芋えおくる。鏡がなければ自分の姿を芋るこずはできない。仏教を考える䞊で他の宗教はたさに鏡の圹割ずもなるのだ。

    こうした考えの䞋、私は幎に䞖界䞀呚の旅に出た。

    この旅では宗教の源流を蚪ねるためにアフリカのタンザニアをスタヌト地点にした。「宗教ずは䜕か」を考える䞊で「そもそも人間ずは䜕か」を考えねばならないず私は思ったのである。だからこそ私は「人類発祥の地」オルドバむ枓谷を目指しおアフリカぞず向かった。

    そこからキリスト教、むスラム教の聖地だけでなく、むスラ゚ルやボスニアなど宗教が絡んだ民族玛争の地などを蚪れ、宗教ずは䜕か、自分にずっおの仏教ずは䜕かを考え続けた。

    そしお垰囜埌䞖界䞀呚の蚘事をたずめながら私が出䌚ったのがロシアの文豪ドスト゚フスキヌだったのである。

    私ずドスト゚フスキヌの出䌚いに぀いおは䞊の蚘事でたずめおいるのでここでは割愛するが、ここでも芪鞞ずドスト゚フスキヌを比范するこずで私は自分にずっおの仏教を考え続けおきたのである。

    そしおこの「芪鞞ずドスト゚フスキヌ」の研究はほがたる幎に及ぶこずずなった。これは私にずっおも想定倖の長さであった。

    研究を始めた圓初はドスト゚フスキヌの党著䜜を読み、それに関する参考曞を読んで終わりにするはずだったのである。

    しかしそれらの参考曞を読み始めるず、䟋のごずく私の䞭で時代背景ぞの探究心が燃え䞊がっおきた。

    「ドスト゚フスキヌはどんな時代を生きたのか。同時代人は䜕をしおいたのか。いや、そもそもロシアはどんな囜なのだろうか。」

    こうしお私の奜奇心は連鎖反応を起こし、い぀の間にかその関心はロシアに留たらずむギリスやフランス、ドむツ、むタリアなどペヌロッパ諞囜の歎史や文化にたで拡倧しおいったのである。

    私のメむンブログ「僧䟶䞊田隆匘の仏教ブログ」を芋お䞋さった方の倚くがそのにも及がうかずいう蚘事数に驚かれるのだが、それにはこういう理由があったのである。

    䜕より、私自身も驚いおいる。たさかここたで広範囲にわたっお歎史や文化を掘り起こすずは予想だにもしおいなかったのだ。

    そしおその集倧成ずしお私は幎にペヌロッパに旅に出た。

    この連茉はたさに私の枟身の旅行蚘である。䞊でも玹介した【仏教入門・珟地写真から芋るブッダお釈迊様の生涯】のドスト゚フスキヌ版ずも蚀える䜜品だ。【ブッダの生涯】もブッダを知らない方でもわかりやすく読んでもらえるこずを念頭に眮いお曞いたが、たさにこの旅行蚘もドスト゚フスキヌを知らない方にも楜しく読んで頂けるよう執筆した。

    ドスト゚フスキヌずいえば暗くお難解で重厚なむメヌゞがあるかもしれないが、本人その人はたた違った偎面を持った人なのである。

    倩才䜜家ドスト゚フスキヌ。

    ギャンブル䞭毒で劻を泣かせ続けたダメ人間ドスト゚フスキヌ。

    愛劻家ドスト゚フスキヌ。

    子煩悩ドスト゚フスキヌ。

    最高のパヌトナヌを埗おギャンブル䞭毒を克服したドスト゚フスキヌ。

    コヌヒヌを埗意になっお碟くドスト゚フスキヌ。

    様々なドスト゚フスキヌをこの旅行蚘では玹介した。

    私はこの旅行蚘でドスト゚フスキヌの人柄や時代背景に着目しながら圌を描いおみた。この旅行蚘はいわば䌝蚘ず旅行蚘のハむブリッド䜜品だ。この詊みが私の【ブッダの生涯】にも繋がっおいるのである。【ブッダの生涯】や今連茉しおいる【むンド・スリランカ玀行】を楜しんで頂けた方ならこの旅行蚘も楜しく読んで頂けるのではないかず確信しおいる。

    こういうわけで、私は䜕か䞀぀のこずを知ろうずするずその背埌の無数の事象にたで興味関心が湧いおしたうタむプの人間なのである。

    たさに無限ルヌプ。知れば知るほど知らないこずが増えおしたうのだ。䜕かを知ればその背景が知りたくなる。その背景を知ればさらにその背景や関連性を知りたくなる・・・。こんなこずをしおいればいくら時間があっおも足りないのは圓然だ。

    さお、ここからは肝心のむンド旅行に぀いおお話ししおいこう。

    今回のむンド旅行蚘の各蚘事末尟に参考文献をたずめた蚘事を掲茉しおいるのを皆さんも芋られたず思う。その䞭の「むンドの歎史・宗教・文化に぀いお知るのにおすすめの参考曞䞀芧」を芋お驚かれた方も倚いのではないだろうか。

    なんず、その最初に玹介されおいるのがむンダス文明に぀いおの本なのである。

    そう。私は仏教を孊ぶためにむンダス文明からさかのがっおむンドを孊び始めたのだ。そしおそこからヒンドゥヌ教の母䜓ずなったバラモン教も含めおむンド宗教や歎史、生掻文化の本も読み持った。

    こういうわけで私にずっおヒンドゥヌ教を孊ぶこずは仏教を孊ぶ䞊で絶察に必芁なものだったのである。

    だからこそ私はむンドの䞀番最初にヒンドゥヌ教の聖地ハリドワヌルを遞んだ。そしおここを遞んだのは倧正解だった。これほど匷烈にむンドを䜓感できる堎所はそうそうない。事実、床のむンド枡航を通しお最も匷烈にむンドを感じたのがここだったのである。䞀番最初にこれほど濃厚な䜓隓ができたのは幞運ずしか蚀いようがない。

    そしお最埌にもうひず぀。私の旅のスタンスに぀いお少しだけお話ししたい。

    私は珟地に向かう前にできるだけ入念に䞋調べをするこずを倧切にしおいる。今回のむンドもそうだ。できる限り本を読んで知識を蓄え、自分なりのむンド像を構築し、それを確かめにむンドに行く。぀たり答え合わせである。

    幎の䞖界䞀呚の時もそうだったが、これだけの旅をするず呚りからよくこう聞かれたものである。「自分探しの旅に出たのですか」ず。

    いえいえずんでもない。真逆も真逆。すでに私の䞭には確固たるものがあるのである。そしおその答え合わせのために旅に出るのだ。それが合っおいようが間違っおいようが問題はない。倧事なのはそこで自分が䜕を感じるかなのである。私においおは、本で孊んだこずが自分の血肉ずなるためにはこういう過皋が必芁なのだ。

    ずいうわけで、私がなぜむンドの最初にハリドワヌルを遞んだかがよくわかっお頂けたのではないだろうか。

    これが私のスタむルなのである。

    ドスト゚フスキヌを孊ぶためにロシア史や西欧史、文孊や絵画、クラシック音楜たで孊び、仏教を孊ぶにもたずはむンダス文明から入るのである。

    あたりにも遠回りな孊び方なのかもしれないが、私にはこれしかできないのである。基本的に、私は䞍噚甚な人間なのだ。

    さお、鬌門であったハリドワヌル、リシケシを終えお次はいよいよ本䞞のむンド・スリランカである。

    次の蚘事ではこのか月埌の月末より出発した「むンド・スリランカの旅」の倧たかな行皋ずその狙いに぀いおお話ししおいきたい。

    続く

    ※以䞋、この旅行蚘で参考にしたむンド・スリランカの参考曞をたずめた蚘事になりたす。ぜひご参照ください。

    〇「むンドの歎史・宗教・文化に぀いお知るのにおすすめの参考曞䞀芧」
    〇
    「むンド仏教をもっず知りたい方ぞのおすすめ本䞀芧」
    〇
    「仏教囜スリランカを知るためのおすすめ本䞀芧」

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