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最埌の教䌚を経おアルメニアを脱出しかし思わぬ事態に笑わずにはいられなかった

    いよいよアルメニア滞圚の最終日。これより陞路でゞョヌゞアぞ垰還する。

    数日䌑逊を取ったおかげでお腹の調子も若干萜ち着いおきた。この日は移動だけで時間以䞊かかる。途䞭で䞋痢などもっおの倖だ。頌むからもっおくれ私の腞よ・・・※私の䜓調䞍良に぀いおは以䞋の「アルメニアの独特な宗教や文化にカルチャヌショックを受ける」の蚘事参照

    アルメニアの銖郜゚レバンを出発した私たちは郊倖のサヌビス゚リアで䞀回目の䌑憩を取った。

    そこでガむドがかのメロンパンの起源なるパンを芋せおくれた。アルメニア初日でも聞いおいたが、ここでも日本のメロンパンも私たちが起源だず誇らしげにガむドは語った。

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    クッキヌ生地で倖偎を包んだこの構造はたしかにメロンパンに䌌おいる。

    「どうぞ食べお䞋さい。これがアルメニアで䜜られたメロンパンですよ」

    いやいや・・・うんどうしよう。私はここ数日ほが絶食しおいた。これを今食べるのは危険すぎる・・・

    だがせっかくなので䞀口だけ食べおみるこずにした。

    ふむ、たしかにクッキヌ生地がさくさくでほんのりず甘さを感じる。目を閉じお食べたらメロンパンず間違えおもおかしくない。

    だが、案の定私はこの埌すぐにトむレに駆け蟌むこずになったのである。

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    さお、本日もゞョヌゞアぞの垰路にいく぀かの修道院を回るこずになっおいる。

    最初に蚪れたのはゎシャノァンク修道院だ。ここも毎床お銎染み山の䞭にぜ぀んず立぀修道院である。

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    ここもかなりの異䞖界感だ。

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    私が䞭に入った時ちょうど修道士が参拝者ず話し蟌んでいるずころだった。アルメニアの修道院ではこのような堎面を䜕床も芋た。割ず気軜に修道士ず䞀般信埒が語り合う土壌があるのかもしれない。

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    修道院から芋た颚景。山、山、山である。さすがにもう驚かない。たさにお遍路である。

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    ゜連的などんよりした町を通り抜け、険しい山道をひた走る。

    分、秒が過ぎるごずにアルメニアの終りが近づき、ゞョヌゞアが近くなる。それが嬉しくおたたらない。なんず間抜けな状況だろう。䜕しにここたで来たのだ。自分でも笑えおくる。

    次がアルメニア最埌の目的地アフタラ修道院だ。

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    たぁ、これで終わりだ。きっずここも他の修道院ず同じだろう。なんずか乗り切っお早くゞョヌゞアに垰ろうず半ばあきらめの境地にあったのだが、私はここで驚かされるこずになる。

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    入り口からしお䜕かこれたでずは違う空気を感じる。

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    䜕だここは・・・違うこれたでずは明らかに違う

    入った瞬間に䜕か粟神的なものを感じた。

    倧きな石が積み䞊げられた広く高い空間。重みがありながらも重苊しくない。むしろ神聖な空気感を醞し出しおいる。

    そうか、逆に蚀えばこれたで芋おきた修道院はすべお圧迫感があったのだ。今さらながらそのこずに思い圓たる。

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    そしおこのアフタラ修道院はアルメニアで唯䞀フレスコ画が残っおいる教䌚ずのこず。

    たしかにこの聖堂の壁面はどこもこうしたフレスコ画の痕跡がある。

    そしおこの䞭倮祭壇を芋おいお私は思わず「あっ」ず声を䞊げおしたった。

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    むコンが正教颚だったのである。

    これたで芋おきたペルシャ颚のむコンではない。䞀䜓これはどういうこずか。

    ガむドに尋ねおみるず、どうもこの地域は䞀時期ゞョヌゞアの領地だったず蚀うのである。

    それを聞いお私は笑っおしたった。なんだ、そういうこずか

    私が「この教䌚の雰囲気はいいな。もっずいたいな」ず思った初めおのアルメニア教䌚がなんず、ゞョヌゞアの流れだったのである。

    どれだけゞョヌゞアを欲しおいるのだず笑っおしたった。

    アルメニアのアフタラ修道院内郚。
    私がアルメニアで䞀番奜きになった修道院です。 pic.twitter.com/dX3fzuyMCe

    — 䞊田隆匘@凜通錊識寺 (@kinsyokuzi) January 7, 2023

    この修道院の䜜りも、内郚の装食もたしかによくよく考えればゞョヌゞア正教颚なのである。だから私はこんなにもこの教䌚に感動したのだ。

    これで確信した。

    私はずこずんアルメニアがだめなんだろなず。

    さあ、いよいよゞョヌゞアぞず向かう。

    あずちょっずで終わるぞゞョヌゞア垰れるぞ

    この「垰れるぞ」ずいう蚀葉が出おくる時点でどれだけゞョヌゞアにホヌム感、居心地のよさを感じおいたかが衚れおいる。

    結局、アルメニア教䌚に぀いおは最埌たでわからずじたいだった。違和感しかない。

    そしお゜連の廃墟感があたりにき぀すぎる。それも私の心をえぐり続けた。

    アルメニアを終える今、私は改めお思う。

    やはりアルメニアは歎史の぀ながりや粟神的なものが途切れおいる感じがする。

    アルメニア人は歎史の叀さを重んじ、そしおそれを誇る。

    だが、そこで止たっおいるような気がしたのだ。そこから今ぞの連続性が感じられない。

    歎史の叀さはたしかに文化にずっお倧切な芁玠だ。

    だが、そこから時を経おどのように倉化しおいったのか、今ずどのように繋がっおいったかも同じくらい倧切なのではないか。

    そんなこずを私は感じたのであった。

    もちろん、これは私の短い滞圚で感じた印象にすぎない。

    たった数日やそこらでその囜のこずなどわかるはずがない。

    だがここで感じたこずはこれからのゞョヌゞア滞圚に倧きな圱響を及がすだろう。そしおこの苊しかったアルメニア滞圚を私は笑い続けるだろう。

    わからなかった。違和感だらけだった。苊しかった。それでも私はアルメニアに来およかったず心の底から思う。

    自分が生きる䞖界ず党く違う䞖界を䜓感できたのだ。身䜓を壊すほどの異䞖界ず出䌚えるこずなどそうそうない。

    そしおアルメニアの教䌚で感じた「わからなさ」。この感芚を倧事にしおいきたい。䜕でもかんでもわかるなんおこずはありえない。「わからないこず」を「わからない」ず受け止めるこずも倧切なこずだろう。

    アルメニア滞圚は私にずっお匷烈なむンパクトを残した。

    異䞖界を䜓感したい方はぜひここを蚪れるこずをおすすめする。きっずあなたも身䜓を壊すこずだろう。

    さあ、これからいよいよ私の旅の最倧の目的地コヌカサス山脈ぞずいよいよ進んでいく。

    そこで私はトルストむだけでなく、ドスト゚フスキヌに぀いおも倧きな気づきを埗るこずになったのである。


    この蚘事は以前圓ブログで公開した以䞋の蚘事を再構成したものになりたす。

    前回の蚘事に続き今回の蚘事でも私個人が感じたアルメニアでのカルチャヌショックに぀いおお話ししたした。もちろん、アルメニアのキリスト教や文化に察しお吊定的なこずを述べようずしたわけではありたせん。あくたで、私がこれたで䜓隓しおきた宗教や文化ずの違いに驚かされたずいうこずでありたす。

    自分ずは圧倒的に異なる䞖界に出䌚うこずは自分自身を知る䞊で倧切な䜓隓であるず私は感じおいたす。

    以䞊、「最埌の教䌚を経おアルメニアを脱出しかし思わぬ事態に笑わずにはいられなかった」でした。

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