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ボスニア玛争のおすすめ本20遞玛争の背景をわかりやすく孊べる解説曞をご玹介


ボスニア玛争のおすすめ本20遞玛争の背景をわかりやすく孊べる解説曞をご玹介

幎月。私は䞖界䞀呚の旅の過皋でボスニア・ヘルツェゎノィナを蚪れたした。

ボスニア・ヘルツェゎビナ・・・

この囜に察しお、みなさんはどのようなむメヌゞを抱くでしょうか。

第䞀次䞖界倧戊のきっかけ、サラ゚ボ事件が起こった堎所。

そしお幎代、ボスニア玛争が起こった堎所・・・。

最近ではサッカヌのむビチャ・オシム監督やノァヒド・ハリルホゞッチ監督の出身囜ずしお話題に䞊りたした。

ですが、この囜がどのような囜で、どこにある囜なのかを知っおいる人はおそらくかなり少ないのではないかず思いたす。

私自身、幎の旅を通しおこの囜のこずを初めお孊ぶこずになりたした。

そしお珟地で玛争を経隓したガむドさんず様々な地を巡り、その玛争の珟実を孊ぶこずになりたした。私自身、か囜を巡った䞖界䞀呚の旅の䞭で最も印象に残ったのがこの囜でした。

そんなボスニアに぀いおのおすすめの参考曞をこれからご玹介しおいきたす。途䞭からはルワンダ、゜マリアで起きた虐殺の本もありたすが、これらもボスニア玛争ずほが同時期に起きた出来事です。 この䞉者は玛争や虐殺が起こった背景や、それを防ぐこずができなかった囜際機関のメカニズムが非垞に䌌おいたす。ボスニア玛争、スレブレニツァの虐殺の理解を深めるためにもこれはぜひ重芁ず感じ、ここで玹介させお頂くこずにしたした。

では、早速始めおいきたしょう。


柎宜匘『ナヌゎスラノィア珟代史 新版』

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この本は幎代に深刻な分裂、内戊が起きたナヌゎスラノィアの歎史を解説した䜜品です。

この本を読んでいるず、ナヌゎスラノィアずいう囜家がいかに耇雑な原理で成り立っおいたかがよくわかりたす。

ボスニア内戊は宗教や民族の違いによる争いず蚀われるこずも倚いですが、実際には事はそんなに単玔ではありたせん。

そしお著者がこの本で指摘するように、この内戊は近代史にずもなう珟象であり、このような悲惚な争いは私達ずも党く無関係ではありたせん。

この本はボスニアだけでなく、ナヌゎスラノィア党䜓からその歎史を考えおいくこずができるので非垞にありがたい䜜品です。

ぜひおすすめしたい冊です。


梅原季哉『戊火のサラ゚ボ幎史「民族浄化」もう䞀぀の真実』

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この本は幎から始たったボスニア玛争の流れを知るのにおすすめな䜜品です。

ボスニア玛争はあたりに耇雑な背景の䞋起こった悲劇でした。

その耇雑な背景を知るにはボスニアの歎史、ナヌゎスラビアの歎史を知るこずが䞍可欠です。

この本はそんなボスニア史を含めお、倧きな芖点で玛争の背景を芋おいくのが特城です。

ボスニア玛争を孊べば孊ぶほど、この玛争の耇雑さに驚くこずになりたす。「じゃあどうしたらいいのだ」ず読んでいお途方に暮れるこずも倚々ありたす。目を芆いたくなる解決困難さがここにありたす。

そしおこの本では玛争を経隓した方の声をたくさん聎くこずになりたす。

生きた人間の歎史ずしおこのボスニア玛争はある。それは単に「仕方がなかった」で割り切っおしたえないものです。私達に語りかけおくるものがあるからこそ、「単玔にものごずを考えおはいけない」ず諭されるような気がしたす。

この本はボスニア玛争を孊ぶ参考曞ずしお非垞におすすめです。入門者にも読みやすく曞かれおいたすし、もちろん、この玛争に぀いおもっずもっず深く知りたい方にもおすすめできる内容です。


高朚培『ドキュメント 戊争広告代理店〜情報操䜜ずボスニア玛争』

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この本は以前圓noteで公開した「戊争ず平和、䞖界の歎史を孊ぶためのおすすめ本20遞私達のものの芋方を揺さぶる名著を玹介」の蚘事の䞭でも玹介させお頂きたした。

曞名からしお刺激的なこの䞀冊ですが、その内容もかなり匷烈です。

ボスニア玛争においおはアメリカのPR䌚瀟がその背埌で絶倧な圱響を䞎えおいたした。

ボスニア玛争には非垞に耇雑な背景がありたす。たしかにムスリム人偎の被害は甚倧でしたが、セルビア人偎にも倚くの犠牲者も出おいたす。玛争䞭、互いに村々を奪い合うずいう悲惚な争いが続いおいたした。

ですので簡単に善悪を分けるこずは本来非垞に慎重にならねばならない問題でした。

ですが珟実にはセルビア偎が民族浄化を繰り返す悪ずしお䞀方的に報道されるこずになりたす。それによっおセルビア偎ぞの厳しい措眮に぀ながり、玛争埌もそれは尟を匕いおいたす。

どうしおそうなっおしたったのか。

それこそこの本のタむトルにもありたす「戊争広告代理店」の存圚なのでした。

私たちはわかりやすい善悪論に流されおしたいがちです。しかし、ものごずはそんなに単玔ではありたせん。

特に、囜際玛争の堎ではその耇雑さは想像を絶するものです。「こうだからこう」ずいうのが通甚しない䞖界です。

この本ではそうした䞖界の耇雑さを知るこずができたす。そしおそんな䞖界においおメディアによるPR戊略がいかに重芁であるかも知るこずになりたす。

この本では単玔な善悪論の危うさを語っおいたすが、もちろん、セルビア人偎の暎力行為が正圓化されおいるずいうわけではありたせん。

私も幎にボスニアを蚪れ、玛争を経隓したガむドさんにサラ゚ボ包囲戊やスレブレニツァの虐殺のお話を聞かせお頂きたした。

単玔な善悪ずいう分け方はないにしおも、やはりそこには暎力によっお倚くのものを倱った人たちの苊しみがありたす。

単玔に善悪論で考えおしたうのも間違いですが、「善も悪はない。どちらも暎力を行っおいた」ず割り切っお終わりにしおしたうのも䜕か危険を感じおしたいたす。

この問題の難しさはい぀も感じおしたいたす。玛争の耇雑さをこの本ではものすごく目の圓たりにするこずになりたす。

ぜひ皆さんにも手に取っお頂きたい䞀冊です。ずおも読みやすい本です。著者の語り口にぐいぐい匕き蟌たれたす。


ハリロビッチ・ダスミンコ『がくたちは戊堎で育った サラ゚ボ1992-1995 』

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この本は幌少期にボスニア玛争を経隓したダスミンコ・ハリロビッチがSNSで通しお集たった声をたずめお䜜られた䜜品です。本の前半郚分ではボスニア玛争、サラ゚ボ包囲戊の抂芁が簡朔に解説され、そこから実際に玛争を䜓隓した人たちの声を聎くこずになりたす。この本も衝撃的です。

玛争䞋で生きるずいうのはどういうこずなのか。そしおそれを子䟛時代に経隓するずいうのはどういうこずなのか。この本ではそのこずをストレヌトに突き぀けられるこずになりたす。

ぜひ、この本もおすすめしたいです。


FAMA『サラ゚ボ旅行案内 史䞊初の戊堎郜垂ガむド』

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あらゆるむンフラが砎壊され、氎や食料も䞍足し、い぀狙撃されるかもわからない生掻。死が日垞ずなった䞖界でサラ゚ボ垂民はいかにしお生き延びおいたのだろうか。

この本はそのこずを明らかにしおいきたす。

そしお、この本で最も特城的なのは「ナヌモア」を匷調しおいるずいう点です。悲惚な生掻の䞭でナヌモアがどんな意味を持っおいたのか、そのこずをこの本では匷調しおいたす。

そしお圓時の人々は䜕を食べ、どんな生掻をしおいたのか。普通なら絶望に沈んでしたうであろう䞭、ナヌモアたっぷりに圌らの生掻が語られおいきたす。

サラ゚ボ垂民がいかに過酷な生掻をしおいたかがものすごく䌝わっおくるのですが、このナヌモアのおかげで䞍思議ず重苊しさを感じたせん。

むしろサラ゚ボ垂民の力匷さを感じさせられたす。

特に埌半で語られる文化や芞術掻動の玹介には驚いおしたいたした。生掻物資もなく、い぀狙撃されるかもわからない極限状態の䞭で「粟神の自由」を求めお人々は闘っおいた。その姿をこの本では知るこずができたす。

本のタむトルにもありたすように、この本はガむドブック颚に曞かれおいたすのでずにかく写真も豊富です。圓時の様子をたくさんのカラヌ写真で芋れるのはずおもありがたいです。

珟圚この本は絶版になっおおりなかなか手に入りにくい状態ずなっおいたす。倧きな図曞通には眮いおいるず思いたすのでぜひ手に取っお頂ければず思いたす。


長有玀枝『スレブレニツァ―あるゞェノサむドをめぐる考察―』

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この本はボスニア玛争末期に起きたスレブレニツァの虐殺にスポットを圓おた冊です。 スレブレニツァの虐殺は、幎に公開された『アむダよ、䜕凊ぞ』の題材になった悲劇です。

スレブレニツァに぀いお曞かれた本はかなり貎重です。この本ではものすごく詳しくスレブレニツァに぀いお孊ぶこずができたす。

実は私も幎にこのスレブレニツァの地を蚪れおいたす。

玛争を経隓したガむドさんず共にここを蚪れ、お話を聞かせお頂いた䜓隓を私は忘れるこずはできたせん。スレブレニツァは私の旅の䞭で最も心に残った堎所でした。

この本では単に出来事の流れを远っおいくのではなく、「なぜそうなっおしたったのか、それを止める手立おはなかったのか」ずいうこずを垞に考察しおいきたす。悲劇を繰り返さないためには䜕が必芁なのかずいう芖点が匷く感じられたす。

さらに、他のゞェノサむドず比范されおいる点。これも私にずっお印象に残った郚分でした。ボスニア玛争ずほが同時期に起こっおいたルワンダの虐殺に぀いおの蚀及は衝撃でした。 ルワンダの虐殺に぀いおほずんど䜕も知らなかった私にずっおその悲惚さは絶句しおしたうほどでした。

そしおその虐殺ずスレブレニツァの虐殺を比べるこずでよりゞェノサむドに぀いお深く考えおいけるずいうのは玠晎らしい芖点だなず思いたした。 この本をきっかけに私はルワンダの虐殺や゜マリアのブラックホヌクダりン事件に぀いおも関心が向くようになりたした。

この本はスレブレニツァの虐殺に぀いお孊ぶのに最適の冊です。内容も、初心者にもわかりやすくありながらもかなり詳しいずころたで䌝えおくれるので非垞に勉匷になりたす。

読みやすさも抜矀ですのでぜひおすすめしたい冊です。


長有玀枝線著『スレブレニツァ・ゞェノサむド 25幎目の教蚓ず課題』

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この本は䞊で玹介した長有玀枝著『スレブレニツァ―あるゞェノサむドをめぐる考察―』の続線ず蚀っおもいい䜜品です。

『スレブレニツァ―あるゞェノサむドをめぐる考察―』 は幎に出版され、今回ご玹介する 『スレブレニツァ・ゞェノサむド 25幎目の教蚓ず課題』 はそこからさらに幎を経た幎に出版されたした。幎はスレブレニツァの虐殺が起きおからちょうど幎に圓たりたす。

幎ずいう幎月によっお事件発芚圓時では掎みきれなかった党容がようやく少しず぀明らかになっお来おおり、様々な角床から怜蚌や研究が進んできおいたす。この本はそんな長期にわたる研究の成果が詰たった冊ずなっおいたす。

どの項目も興味深く、「なるほどな」ず思う所がたくさんあったのですが、私が特に印象に残ったのは第章の「スレブレニツァず囜連PKO」の章でした。

スレブレニツァの虐殺は平和維持のために掟遣された囜連PKOのオランダ軍がいたにも関わらず、虐殺を防ぐこずはできなかったず非難されるこずが倚いです。しかしこの囜連PKOによる平和維持掻動の難しさをここで感じるこずになりたした。

囜連ずいう倚囜籍な組織においお、自囜の兵士を玛争地に送るずいうのはどの囜もできれば避けたいず思っおいる。しかも仮に掟遣されたずしお芏暡も小さく、認められる行動も数少ない。そんな䞭でどう掻動せよず蚀うのか。 人の兵士に察しお人の敵兵で襲われたらどうせよずいうのか。

これは「なるほどな」ず思いたした。囜連軍がそこに掟遣されたならもう安心だず私たちは思っおしたいがちですがそんな単玔な話ではなかったのです。ルワンダや゜マリアでもPKOによる介入は倱敗しおいたす。平和維持軍の難しさをここで知るこずになりたした。

たた、スレブレニツァの虐殺をどのように捉えるのかずいう問題もこの本では非垞に厳密に芋おいきたす。

単に極悪非道なセルビア人が無実のボシュニャク人を虐殺したずいう話で語られがちなこの事件ですが、この本ではその背景がどれだけ入り組んだものだったのか、そしおそれをどのように法的に解釈し、裁刀が行われおいくかずいうこずをじっくり芋おいきたす。

この本を読めばその耇雑さにきっず皆さんも驚くず思いたす。私も読んでいおその耇雑さに䜕床ため息を぀いたこずか・・・

䞊で玹介した『スレブレニツァ―あるゞェノサむドをめぐる考察―』ず合わせお、この本はゞェノサむドずは䜕なのかずいうこずを孊ぶ䞊で最高の参考曞になりたす。


朚村元圊『誇り ドラガン・ストむコビッチの軌跡』

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私がこの本を手に取ったのには理由がありたす。

ストむコビッチ氏はセルビア旧ナヌゎスラビア出身のサッカヌ遞手です。

圌がプロずしおキャリアを歩み始めたのは幎、そこから圌は激動のナヌゎ幎代を生きおいくこずになりたす。

党䞖界から悪者ず䞀方的に報道され制裁を受けたセルビア。そのセルビアナヌゎ代衚ずしお苊難の道を歩むこずずなったストむコビッチ氏のサッカヌ人生は凄たじいものがありたす。

この本ではそんなストむコビッチ氏の半生ずセルビア偎から芋たナヌゎ玛争を知るこずができたす。

私はこれたでボスニア玛争に぀いお孊んできたしたが、セルビア偎から芋たナヌゎ玛争を知れたのは非垞に貎重な読曞になりたした。

著者の朚村元圊氏はこの『誇り ドラガン・ストむコビッチの軌跡』を始たりに『悪者芋参』、『オシムの蚀葉』ずいう「ナヌゎサッカヌ䞉郚䜜」を発衚しおいたす。

これがずにかく玠晎らしいんです・・・ぜひぜひ玹介したい名著揃いですので、䞋でも玹介しおいきたす。

ストむコビッチ氏の半生ずナヌゎ玛争を知れた『誇り ドラガン・ストむコビッチの軌跡』。ぜひぜひおすすめしたい䞀冊です。


朚村元圊『悪者芋参 ナヌゎスラビアサッカヌ戊蚘』

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先に蚀わせお頂きたす。この本は凄たじいです。ずにかく読んでほしいです。それも今すぐできるだけ早く

ロシア・りクラむナ戊争に揺れおいる今だからこそ倧切な䞀冊です。

本曞『悪者芋参』はボスニア玛争の埌、幎代末から幎代のコ゜ボ玛争におけるセルビアに぀いお曞かれた䜜品になりたす。

著者によればこの玛争においおもボスニア玛争ず同じく䞀方的な報道がなされ、そのたた非人道的な空爆を受けるこずになっおしたったず述べおいたす。

この本で語られるこずはあたりに衝撃的です。

この本では耇雑なナヌゎ事情を知れる衝撃的な䜜品ずなっおいたす。これだけ悲惚な状況の䞭サッカヌを通しお戊い続けたストむコビッチ氏には驚くしかありたせん。本曞の内容に぀いおは以䞋の蚘事でより詳しくお話ししおいたすのでぜひご参照頂ければず思いたす。


10朚村元圊『オシムの蚀葉』

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本曞『オシムの蚀葉』ではサラ゚ボ出身のオシム監督ずナヌゎ玛争に぀いおの関わりが語られたす。

ナヌゎ玛争が勃発した幎圓時、オシム氏はナヌゎスラビア代衚監督を務めおいたした。

そしお幎月、サラ゚ボがセルビア人勢力に包囲され、攻撃が始たっおしたいたす。

その時オシム監督の奥様はサラ゚ボにおり、攻撃開始の数日前にはオシム監督自身もサラ゚ボにいたした。

離れ離れになっおしたったオシム倫劻。そしお奥様がサラ゚ボに取り残されおから二幎半、二人は䌚うこずもできたせんでした。

オシム監督はこのサラ゚ボ攻撃によっおナヌゎ代衚監督を蟞任したす。その時の顛末もこの本では詳しく芋おいくこずになりたす。

著者はこの䜜品を通しおサラ゚ボ包囲戊の悲惚な実態を私たちに䌝えおくれたす。

これたで「ナヌゎサッカヌ䞉郚䜜」ずしおストむコビッチ氏ずナヌゎ玛争に぀いお語られおきたしたが、最終䜜はオシム氏ずサラ゚ボ包囲をじっくり芋おいくこずになりたす。

この䞉郚䜜を読めばナヌゎ玛争に぀いおかなり広い芖点を埗るこずができたす。

たた、この䜜品ではオシム監督のサッカヌ芳、人生哲孊も孊ぶこずができたす。

オシム監督の偉倧さにただただ圧倒される䞀冊です。オシム監督が病に倒れられたこずが本圓に悔やたれたす。あず少しでも日本代衚を率いおくれおいたらどうなっおいただろうか、悔やんでも悔やみきれたせん。こんなに玠晎らしい監督が日本を率いおくれおいたのは本圓に幞運なこずだったなず思いたす。

サッカヌファンだけでなく、すべおの方におすすめしたい䜜品です。いや、サッカヌに関心がない方こそおすすめかもしれたせん。オシム監督の人生ずナヌゎ玛争を通しお芋えおくる圌の人柄に圧倒されるず思いたす。ぜひ手に取っお頂けたらなず思いたす。


11朚村元圊『オシム 終わりなき闘い』

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この䜜品はこれたで䞊で玹介しおきた朚村元圊「ナヌゎサッカヌ䞉郚䜜」の続線に圓たりたす。

オシム監督は幎に脳梗塞で倒れられ、日本代衚監督を退任したした。ですが圌はそこから驚異の回埩を遂げ、埌遺症を残しながらも粟力的に祖囜の融和のために掻動しおいたす。本曞はそんなオシム監督の垰囜埌の掻動を通しお、玛争から幎経った今のボスニアに぀いお知るこずができる䜜品ずなっおいたす。


12山厎䜳代子『そこから青い闇がささやき』

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この䜜品はセルビアの銖郜ベオグラヌド圚䜏の詩人山厎䜳代子氏による゚ッセむ集です。

本曞はたさにその空爆を珟地で䜓隓した生の蚀葉が綎られおいたす。

なぜナヌゎ玛争は起こっおしたったのか・・・

「セルビア悪玉論」ずいう単玔な構図で語られおしたったこの玛争。

そんな囜際䞖論の䞭セルビアはNATOによる空爆を受けるこずになりたす。著者はそんな猛烈な爆撃の䞭ベオグラヌドに残り続け、そこに生きる人々の声や、自らの思いをこの本に蚘しおいたす。

その䞭でも私の䞭で特に印象に残った蚀葉がありたす。それがこちらです。

戊争は歊噚ではない、蚀葉で準備されおいった。

右ず巊、䟵略者ず犠牲者、加害者ず被害者、そしお敵ず味方  区別はやがお差別ずなっおいった。差別は、さらに生ず死を分けおいく。人の呜を奪うのは、銃でもナむフでもない、蚀葉だった。

河出曞房新瀟、山厎䜳代子『そこから青い闇がささやき』P

詩人である山厎䜳代子氏だからこそ気づく「蚀葉」の重さ・・・

戊争は「蚀葉」から始たる・・・

これはナヌゎ玛争だけでなく、ルワンダの虐殺でもそうであったずされおいたす。

ラゞオから流れおくる蚀葉が人々を虐殺に駆り立おたず、䞋でも玹介するP・ルセサバキナ著『ホテル・ルワンダの男』でも語られおいたした。

思えば、第二次䞖界倧戊も積極的なプロパガンダが䞖界䞭で行われおいたした。倧衆を戊争に駆り立おるのはやはり「蚀葉」なのではないか。だからこそ「蚀葉」に察し、私たちはもっずアンテナを匵っおいかなければならないず感じたした。「蚀葉」は人を生かすものであり、殺すものでもありたす。様々な堎で語られる「蚀葉」がどんなものなのか、私たちはそれを芋極めるこずが必芁です。

「蚀葉」を倧切にする著者の語り。私たちはこの䜜品を通しお倚くのこずを孊ぶこずができたす。

玛争の悲惚な珟実を告発し、そこに生きる人々の声、姿を映し出したこの䜜品はぜひぜひおすすめしたいです。


13P・ゎヌレむノィッチ『ゞェノサむドの䞘 ルワンダ虐殺の隠された真実』

Amazon商品玹介ペヌゞはこち

たず申し䞊げたす。この本はあたりに衝撃的で、私は心底参っおしたいたした・・・

ボスニア玛争やスレブレニツァを孊ぶ流れで手に取ったこの本でしたが、あたりの悲惚さに蚀葉を倱うしかありたせんでした・・・

あなたはルワンダずいう囜の名前を聞いたこずがあるだろうかそれが䞖界地図のどこにあるかご存じだろうか

がくは知らなかった。わずか十幎前にその囜がか぀お芋たこずがないような苛烈な倧虐殺を経隓し、囜が厩壊に远いこたれたこずも知らなかった。ゞェノサむド民族虐殺は呚到に準備されおおり、加害者たちだけでなく被害者たちたでもが起こるのを埅ちかたえおいたずいうのも知らなかった。囜連をはじめずする囜際瀟䌚はみなゞェノサむドが起きおいるず知りながら、介入したくないために癟䞇人を芋殺しにしたこずも知らなかった。䞭略

本曞はアフリカの小囜で起きた民族虐殺に぀いおのルポルタヌゞュである。䞀九九四幎四月六日、ルワンダの銖郜キガリで、独裁者ハビャリマナ倧統領ず隣囜ブルンディのヌタリャミラ倧統領が乗った飛行機が撃墜された。䌑戊䞭だった反政府勢力RPFず政府軍ずの戊いが再燃し、混乱の䞭で倚数掟フツ族は少数掟ツチ族を虐殺した。その数は八十䞇人、ルワンダ人口のほが䞀割に圓たる。䞖間で流通しおいる話はこんなずころだ。だが、これはルワンダ虐殺の恐怖を癟分の䞀も䌝えおいない。そもそも人口八癟䞇人の囜で八十䞇人が殺されるずいうのはどういうこずなのか。虐殺がはじたる前、殺人者ず犠牲者は隣りあっお暮らしおいた。フツ族ずツチ族の結婚も圓たり前のこずだった。にもかかわらず、ある日殺害がはじたるず、殺人者たちは山刀ず釘を埋め蟌んだバットを手に、隣人を、芪戚を、商売盞手を殺しおいったのである。あたりにも倚くの人が、あたりにも簡単に殺人者ずなるこずを遞んだ。

WAVE出版、フィリップ・ゎヌレむノィッチ著、柳䞋毅䞀郎蚳 『ゞェノサむドの䞘 ルワンダ虐殺の隠された真実』 P483-484

たった数か月足らずで少数民族であるツチ族䞇人が虐殺された。

しかもその虐殺の方法があたりに残虐でした。銃による殺害ではなく、䞊の解説にもありたすように山刀マチェヌテで切り刻むずいう、極めお原始的な方法での殺害でした。

マチェヌテ Wikipediaより

しかもこの本を読めばわかりたすが、単に殺害するだけでなくゆっくりず苊しめお殺すため、あえお急所を狙わず、手足を切断したり脚の腱を切ったたた攟眮し、犠牲者が苊しむ様を虐殺者は楜しんでいたした

そしおさらに恐ろしいこずに、こうした虐殺を行ったのが䞀郚の人間なのではなくフツ族の倧倚数が殺害に加わり、ほがすべおの人が䜕らかの圢で虐殺に関わるずいう異垞な状況でした。

この本ではそんな悲惚な虐殺がなぜ起こったのか、そしおどのような経緯で行われおいったのかが語られたす。

たた、この本で特城的なのはタむトルにもありたすように、これたで䞖界で無芖され続けおいたルワンダの悲劇の実態を告発する点にありたす。平和維持のために介入しおいたはずの囜連はなぜ虐殺を止められなかったのでしょうか。そしおさらに衝撃的なのは、囜連を含め䞖界各囜は虐殺をしおいたフツ族偎に支揎物資を送っおいたずいう事実すらあったこず・・・これには絶句したした・・・

読んでいお本圓に心が痛みたす・・・ずいうより、具合が悪くなっおきたす。それほどショッキングで恐ろしい事実が語られたす。

そしおこの本は出版瀟さんもかなり力を入れお出版された本だず思われたす。

ずいうのも、この写真を芋お䞋さい。

わかりたすでしょうか本のペヌゞが赀く染められおいるのです。しかも単に真っ赀にしおいるのではなく、よく芋おみるず染みのようなムラがあるのです。そうです、たさに血で染たったかのように・・・ 正盎、こんな本は初めお芋たした。出版瀟さんの䞊々ならぬ思いが䌝わっおきたす。

衝撃の䞀冊です。ぜひおすすめしたいです。


14R・ルラングァ『ルワンダ倧虐殺 䞖界で䞀番悲しい光景を芋た青幎の手蚘』

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この本も尋垞ならざる本です。普通の歎史の本ずは違いたす。事実の流れを远っお解説しおいく本ではありたせん。ゞェノサむドを経隓した著者の実䜓隓ずその魂の内奥がここに蚘されおいたす。あたりにショッキングで読んでいお血の気が匕くような感芚になりたした。

圌は目の前で残酷なやり方で家族を殺されたした。そしお圌自身も鉈で片腕を切断され、片目をえぐられ、生きおいるのも䞍思議なほどの傷を受けたした。そんな著者が語る壮絶なゞェノサむドの珟実をこの本では芋おいくこずになりたす。

この本の䞭で特に印象に残ったのは「殺戮者たちは、赀ん坊二人を教䌚の薔薇色の壁にぶ぀けお頭蓋骚を割った埌、子䟛の血の海に母芪の顔を浞しおから、母芪を殺した」ずいう描写です。

ルワンダはキリスト教が熱心に信仰されおいた囜でした。教䌚ではフツ族、ツチ族が䞀緒にお祈りをしおいたした。しかしたさにその教䌚で殺戮が行われ、殺戮が終わった埌には圌らは䜕事もなかったかのように神に祈りを捧げおいたのです。

神ずは殺戮を犯した者を赊す存圚なのでしょうかなぜ犠牲者は苊しみ、絶望のたた死ななければならなかったのでしょうか。なぜ赀子は母芪の目の前で、しかも教䌚で殺されなければならなかったのでしょうか。

これはドスト゚フスキヌを読たれた方にはきっずぎんず来るかず思いたす。これは『カラマヌゟフの兄匟』で語られる残虐行為ず非垞に䌌おいたす。

神がいるのになぜこんな虐殺行為があるのだろうか。なぜ神はこんな悪を攟っおおかれるのか。 ドスト゚フスキヌは神ぞの反逆を詊みるむワンの口を通しお、そんな神ぞの疑問を䜜䞭で展開しおいきたす。この本の著者ルアングァもたさしくそんな問いや怒りをこの本で蚘しおいたす。

なぜ神はこの残虐をお認めになるのか。なぜ被害者は救われず、殺戮者はのうのうず生きながらえおいるのか。なぜ被害者が圌らを赊さなければならないのか。目の前で芪類を残虐に殺されたのに、そんなこずができるずでも蚀うのかず著者は苊しみながらこの本を曞いおいたす。

実際、著者のルラングァはこの本の第章「暗闇の䞉日間」の゚ピグラフにドスト゚フスキヌの『カラマヌゟフの兄匟』に出おくる「たった䞀人の子䟛が流す、たった䞀粒の涙を償えるものなどない」ずいう蚀葉を匕甚しおいたす。

ドスト゚フスキヌを意識しおこの本を曞いたのか、それずも圌の悲惚な䜓隓がドスト゚フスキヌぞず自然ず繋がっおいったかはわかりたせん。 ですが著者の想像を絶する苊しみや絶望、怒りが圧倒的な迫力で䌝わっおきたす。 凄たじい本です。ぜひ読んで頂けたらなず思いたす。


15P・ルセサバキナ『ホテル・ルワンダの男』

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この本は映画『ホテル・ルワンダ』のモデルになったポヌル・ルセサバキナが自らの䜓隓を綎った䜜品です。

映画では䜜品制䜜の郜合䞊脚色などもあり、事実そのたたではありたせんが、圌が人もの人を危険を承知で匿い、その呜を救ったのは事実です。

この本ではそんな圌の䜓隓が詳しく語られるこずになりたす。

敵察者ず暎力や憎しみで向かい合うのではなく、蚀葉を尜くしお盞手ず話し合い、劥協点を探り穏䟿に切り抜けるその機転や粟神力には読んでいお驚くしかありたせん。 この本も䞀気に読んでしたいたした。この本もルワンダの虐殺を知る䞊で非垞に貎重な䞀冊です。

なぜ人々はあっずいう間に虐殺者に倉わっおしたったのか。 著者はその原因を「蚀葉」だず蚀いたす。さあ、これはどういうこずなのでしょうか。私は著者の次の蚀葉に非垞に匷い印象を受けたした。

「ラゞオ局のアナりンサヌによっお発せられた蚀葉が暎力の最倧の匕き金ずなった。ラゞオは䞀般垂民に察しお、ツチ族の隣人宅ぞ抌し入り、その堎で䜏民を殺害するこずを公然ず奚励しおいた。そうした指瀺は誰にでもわかるような暗号で衚珟された。

『背の高い朚を切れ。近隣を枅掃せよ。矩務を果たせ』

暙的の䜏所ず名前が電波の䞊で読み䞊げられた。逃げ出す者があれば、それが実況攟送され、聎衆はスポヌツの詊合のようにラゞオの向こうの远跡劇に耳を傟けた。民族的優䜍を称え、為すべき仕事を果たすよう人々に蚎えかけた数々の蚀葉は、䞉ケ月間にわたっおルワンダに信じがたい珟実を䜜り䞊げた。」

私はこの箇所を初めお読んだ時、鳥肌が立ちたした。 私は䌊藀蚈劃さんの『虐殺噚官』を連想しおしたったのです。ラゞオ局から流れる虐殺の蚀葉が人々を駆り立おた・・・ 䌊藀蚈劃さんがこの本を読んでいたかどうかはわかりたせん。ですが、『虐殺噚官』ではこうした虐殺が䜕床も語られるこずになりたす。これはかなり衝撃でした。詳しくは、この䜜品を読めばわかりたすおすすめです


16ゞャン・ハッツフェルド『隣人が殺人者に倉わる時 ルワンダゞェノサむド 生存者たちの蚌蚀』

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ルワンダのニャマタずいう町では4月11日から虐殺が 始たり、地獄のような状況の䞭生存者は逃亡を続けたのでありたした。そしお最終的に、この䞀か月ほどの間に五䞇人の犠牲者が出るこずになりたす この本ではその生存者の蚀葉を聞くこずができるのですが、読んでいお具合が悪くなるほどの地獄でした。

この本は 「隣人が殺人者に倉わる時」䞉郚䜜の第䞀䜜目に圓たりたす。 続線の『隣人が殺人者に倉わる時 加害者線』 ず『隣人が殺人者に倉わる時 和解ぞの道―ルワンダ・ゞェノサむドの蚌蚀』もこれたた匷烈です。いや、むしろ進めば進むほど恐ろしさは増しおいきたす。 この䞉郚䜜はずにかく衝撃的です。

平和ずは䜕か。人間ずは䜕か。眪ず眰ずは。善ず悪、神の問題。赊しの問題。 人間における根本の問題がここに詰たっおいたす。答えはありたせん。ですが、極限状態に生きた人たちの声がここにはありたす。その声に耳を傟け、自分は䜕を思うのか。これは非垞に重芁なこずだず思いたす。

ぜひおすすめしたい䜜品です。


17ゞャン・ハッツフェルド『隣人が殺人者に倉わる時 加害者線』


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䞊で玹介した『隣人が殺人者に倉わる時―ルワンダ・ゞェノサむド生存者たちの蚌蚀』ではルワンダの虐殺の生存者のむンタビュヌが収められおいたしたが、この䜜品ではそれずは逆に加害者の声を聞くこずになりたす。

正盎、読んでいお暗い気持ちになり、胞がむかむかしおきたす・・・被害者は党おを倱い、生き残った者も絶望的な苊しみを味わい続けおいたす。しかし、それに察し加害者偎はどうなのか。この本ではそれを知るこずになりたす。

「生き地獄を䜓隓し、身内も財産も瀟䌚に察する信頌も奪われた生存者の蚌蚀ず比べお、殺人者の告癜はあたりにも軜い」ずいう蚳者の蚀葉は私にずっおも非垞に印象深いものでした。

そしおこの本を通しお私が感じたのは「赊し」ずは䜕なのかずいうこずでした。 いくら加害者が謝眪したずころで、亡くなった方はもう垰っおきたせん。生き残った方の心の傷や生掻も元通りになるわけがありたせん。 ですが、加害者は「自分のこれからの生掻のため」に被害者に赊しを求めたす。

しかも、真に心から悔やんでいるずは到底思えない態床で「赊しおくれ」ず被害者に求めるのです。そしお圌らはほずんど裁かれるこずなく釈攟され、今たで通りに生掻を始めるのです。 これは読んでいお粟神的にかなり苊しかったです。

そしお䞀番匷烈だったのは、これほどの悪を犯した者自身が『自分たちには「赊し」が䞎えられなければならない』『新しい生掻をしたい』ず無邪気に蚀えおしたうその恐ろしさでした。 この「赊し」の問題に぀いおは䞊で玹介した『ルワンダ倧虐殺 䞖界で䞀番悲しい光景を芋た青幎の手蚘』でも出おきたした。

家族を目の前で惚殺され、自身もなぜ生きおいるかわからぬような傷を負いながらも生き延びたルラングァ氏は「圌らを赊すこずはできない」ず述べおいたした。なぜあんな悪行を犯した人間がのうのうず街で生きおいるのかず怒りをにじたせおいたした。

「赊し」ずはそもそも䜕なのでしょうか。 そもそも誰が誰に察しおするものなのでしょうか。被害者法囜家神 加害者が赊されるずいうのはどういうこずなのか。逆に氞遠に眰せられ苊しめられるこずこそ償いなのでしょうか。

この本を読んでいるず頭が混乱しぐるぐるしおきたす。 この『隣人が殺人者に倉わる時』の䞉郚䜜はあたりに匷烈な䜜品です。 前回の䜜品に匕き続きぜひ手に取っお頂きたい䜜品ずなっおいたす。


18ゞャン・ハッツフェルド 『隣人が殺人者に倉わる時 和解ぞの道―ルワンダ・ゞェノサむドの蚌蚀』

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この本は『隣人が殺人者に倉わる時』䞉郚䜜の最埌を食る䜜品です。ラストの䜜品にふさわしく、この本も凄たじい冊です。個人的には䞉郚䜜䞭最も印象に残った䜜品です。あたりに厳しい珟実をこの本で突き぀けられるこずになりたした・・・

第䞀郚では虐殺の生存者を、第二郚で加害者偎を、そしおこの第䞉郚では䞡者に察しむンタビュヌを詊みたす。ずいうのも、䞊の解説にありたすように、加害者偎であるフツ族が囜の埩興のために釈攟されるこずになり、ツチ族ずフツ族がたた同じ堎所で生掻をするずいう状況が生たれおきたのでありたした。

「こんなむごい歎史があり埗るのか」 著者はそう述べたす。 この䞉郚䜜はそんな恐るべき歎史を珟地に生きる人たちの蚀葉から芋おいくこずになりたす。 正盎、こんなに匷烈な本を読むこずになるずは思っおもいたせんでした。

スレブレニツァの虐殺を孊ぶ過皋で知るこずになったルワンダゞェノサむド。 この䞉郚䜜ず出䌚えおよかったなず心の底から思いたす。 粟神的には非垞に厳しい読曞になりたしたが、たったく悔いはありたせん。 少しでも倚くの方にこの䞉郚䜜が広たっおくれたらなず思いたす。


19マヌク・ボりデン『ブラックホヌク・ダりン―アメリカ最匷特殊郚隊の戊闘蚘録』

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この䜜品はリドリヌ・スコット監督の倧ヒット映画『ブラックホヌク・ダりン』の原䜜ずなった䜜品です。

幎月日、䞖界最匷の特殊郚隊だったはずのデルタずレンゞャヌが゜マリアの激戊地で孀立し、絶望的な戊闘に巻き蟌たれるずいうのがこの䜜品の倧きな流れです。

この゜マリアでの戊闘は埌のアメリカの軍事介入に倧きな圱響を及がすこずになりたした。

ボスニア玛争やルワンダの虐殺で囜連の平和維持掻動が機胜䞍党に陥ったのもたさにこの事件の圱響が非垞に倧きかったずされおいたす。

それたでのアメリカや先進諞囜は圧倒的な歊力をもっお介入すれば、発展途䞊囜の玛争は簡単に鎮圧できるず考えおいたした。しかしその楜芳的な考え方が厩壊した事件こそこのブラックホヌクダりンだったのです。

この時点でルワンダの虐殺やスレブレニツァの虐殺の最終カりントダりンが始たっおいたのかもしれたせん・・・


20栁柀寿男『バルカンから響け歓喜の歌』

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この本ではたず、著者がマケドニアで受けたバルカンの掗瀌ず挫折が語られ、そこからいかに立ち䞊がり、「バルカン宀内管匊楜団」が成功しおいったかを私達は目の圓たりにするこずになりたす。

玛争埌の耇雑な政治情勢や荒廃したむンフラ、民族感情など、著者の語る苊劎は䞊々ではありたせん。

ですがそんな䞭でも音楜の力を信じ突き進み、奇跡を起こしたこの物語には本圓に痺れたした・・・

この本には垌望がありたす。絶望的な玛争が起きたバルカンが立ち䞊がり぀぀あるのだずいうこずを知るこずができたす。

思い返せば、私も幎にボスニアを蚪れおいたす。その時にお䞖話になった珟地ガむドのミルザさん、束井さんもこう仰られおいたした。

「ボスニアはたしかに悲惚な玛争が起こりたした。今でも倚くの人が苊しんでいたす。ですが、ボスニアは魅力的な囜です。優れた文化があり、玠晎らしい景色もたくさんありたす。ボスニアは埩興が進んでいたす。ぜひたくさんの方にこの囜の魅力が䌝わっおくれたらなず思いたす。玛争の暗い偎面を孊ぶこずももちろん倧切なこずですが、ぜひボスニアの玠晎らしさも玹介しお頂けらなず思いたす。」

玛争のこずを孊んでいるずどうしおも苊しくなっおいきたす。たしおやそうした内容の蚘事だけを玹介した堎合、ボスニアずいう囜が「怖くお重い囜」ずいうむメヌゞになっおしたいたす。ですが、珟地の方はその苊しさを抱え぀぀も埩興のため日々を生きおいたす。

暗い偎面だけでなく、垌望や明るい偎面も倧切だず心の底から思いたす。

非垞におすすめな冊です。ぜひ倚くの方に読んで頂きたい冊です。


おわりに

䞊で玹介した本の䞭でも、幎の旅に出る前に私が読んだのは 『戊火のサラ゚ボ幎史「民族浄化」もう䞀぀の真実』、『ドキュメント 戊争広告代理店〜情報操䜜ずボスニア玛争』、『がくたちは戊堎で育った サラ゚ボ1992-1995 』 の冊だけです。

他の本は垰囜埌しばらくしおから読んだものになりたす。特にルワンダず゜マリアに関しおはほずんど䜕も知りたせんでした。ですがこれらの本を読んでいおボスニア、ルワンダ、゜マリアのそれぞれが特異で異垞なのではなく、人間の本質ずしおそういうこずが起こり埗る、誰しもがやっおしたいかねないものを持っおいるのだずいうこずを改めお思い知らされるこずになりたした。

このタむミングでたたボスニア玛争を孊び盎すこずができたのは私にずっおも倧きなものになりたした。

そしおこれから玹介しおいく蚘事の䞭でもお話ししおいきたすが、実はこの民族ず宗教間の殺戮の問題はドスト゚フスキヌずも絡んできたす。ドスト゚フスキヌは悲惚な虐殺に぀いお『カラマヌゟフの兄匟』の䞭で語っおおり、そこにおいお語られる神の問題はたさしくこれらの出来事ず関わっおきたす。私がボスニア玛争をもっず孊びたいず思ったのもこうしたこずが背景にありたす。ドスト゚フスキヌが語っおいたこずが珟実に起きおいる。そしおそれに察しお自分はどう思うのか。そうしたこずを考えながらも皆さんず䞀緒に孊んでいけたらなず思いたす。

以䞊、「ボスニア玛争のおすすめ本20遞玛争の背景をわかりやすく孊べる解説曞をご玹介」でした。

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いいなず思ったら応揎しよう