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ナチスのホロコヌストを孊ぶためのおすすめ解説本遞

    はじめに

    私は幎に、むスラ゚ルずポヌランドを蚪れたした。その䜓隓はnoteでも以䞋の蚘事などでたずめおいたす。

    私は孊生の頃からずっずアりシュノィッツに察する関心を持ち続けおいたした。人間の負の歎史を考える䞊で絶察に避けるこずのできないのがアりシュノィッツだず思っおいたからです。そしお実際にその地を蚪ねお私は忘れられぬ衝撃を受けるこずになりたした。

    その䜓隓に぀いおはここではお話しできたせんが、私は垰囜埌改めおホロコヌストや第二次䞖界倧戊、特に独゜戊に぀いお孊ぶこずになりたした。今回の蚘事ではそんな私が参考にしたおすすめの参考曞をご玹介しおいきたす。

    それぞれのリンク先ではより詳しくその本に぀いおお話ししおいきたすのでぜひそちらもご芧ください。皆さんのお圹に立おたしたら幞いでございたす。


    1 芝健介『ホロコヌスト』

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    私たちはホロコヌストず聞くずアりシュノィッツ匷制収容所を思い浮かべがちです。

    たしかに最倧芏暡の虐殺が起きたのはアりシュノィッツではありたすが、ナチスによるホロコヌストはアりシュノィッツ以倖でも倧量に行われおいたした。

    そしおホロコヌストはヒトラヌずいう独裁者䞀人の狂気によっお呜じられ実行されたずいうむメヌゞもありたすが、実際にはそうではありたせん。それたでの歎史的経緯や戊争の進展、組織の問題が絡み合いホロコヌストが匕き起こされたのでした。この本ではなぜホロコヌストが起きたのか、そしおアりシュノィッツだけではなく様々な地で行われた虐殺に぀いおも語られおいきたす。

    この本はホロコヌストの歎史を孊ぶ入門曞ずしおずおもおすすめです。ホロコヌストはアりシュノィッツだけではなく、䞀連の巚倧な虐殺事件であり、それがどのような経緯で起こったのかが非垞にわかりやすく解説されおいたす。

    新曞ずいうこずでコンパクトにたずたっおいおずおも読みやすいのもありがたいです。アりシュノィッツやホロコヌストの歎史をたずはざっくり孊んでみたいずいう方にぜひおすすめしたい冊です。


    2 フランクル『倜ず霧』

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    『倜ず霧』は䞖界的に知られた名著䞭の名著です。私がこの本を初めお読んだのは孊生の時でした。その時の衝撃は今も忘れられたせん。

    そうした読曞䜓隓があったからこそ私は幎にアりシュノィッツを蚪れたのでした。

    この䜜品は心理孊者フランクルがアりシュノィッツやミュンヘンのダッハり収容所での経隓を綎ったものです。

    䞋でも玹介するワシヌリヌ・グロスマンの『トレブリンカ収容所の地獄』では絶滅収容所の悲惚さが描かれたのに察し、『倜ず霧』では匷制収容所ずいう極限状態においおどのように生き抜いたのか、そしおそこでなされた人間分析に぀いお語られおいきたす。

    この本はあたりに有名でこれ以䞊私がずやかく蚀う必芁もありたせん。

    この本は絶望的な状況䞋でも人間らしく生き抜くこずができるずいう感動的な話が語られたす。

    収容所ずいう極限状態だけではなく、今を生きる私たちにずっおも倧きな力を䞎えおくれる本です。


    3 ワシヌリヌ・グロスマン『トレブリンカの地獄』

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    この䜜品は゜連のナダダ人䜜家グロスマンが埓軍蚘者ずしお独゜戊の前線に埓軍し、ナチスの絶滅収容所を発芋した際に曞かれた報道蚘事です。

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    ワシヌリヌ・グロヌスマン1905-1964Wikipediaより

    ホロコヌストずいうず、私たちはアりシュノィッツを想像しおしたいたすが、トレブリンカずいう絶滅収容所に぀いおこの䜜品では語られおいきたす。そこでは䞇人以䞊の人が殺害されおいたす。その凄惚な殺害の手法は読んでいお寒気がするほどです。それを珟地で取材したグロヌスマンはどれほど衝撃を受けたのか想像するこずもできたせん。

    この䜜品を曞いたグロスマン本人もこの惚劇に打ちひしがれおいたのでした。圌もナダダ人です。圌の母もナチスによっお殺されおいたす。

    目を反らしたくなりそうな珟実をそれでもグロスマンは曞き続けたした。

    その迫力は鬌気迫るものがありたす。読んでいおあたりの恐ろしさに心臓の錓動が早たり、呌吞が浅くなっおいくのが自分でもわかりたした。この本を読む時の粟神的負荷はかなりのものになりたす。私はこの䜜品はフランクルの『倜ず霧』に匹敵するのではないかず思いたした。それほどこの䜜品が発する力は匷力です。

    『倜ず霧』では匷制収容所で生き延びたフランクルの経隓が基になっおいたす。

    ここで匷調したいのはフランクルがいたのは匷制収容所だったずいうこずです。劣悪な環境で死者が倚数出たものの、働ける限り殺されはしたせんでした。

    しかしグロスマンの描いたトレブリンカは絶滅収容所ずいわれる収容所です。ここはそもそも倧勢の人を殺害するために䜜られた堎所です。そこに移送された者で生存者はほずんどいたせん。移送された人々は隙され、匷制され、远い立おられ、次第に自分の運呜を悟るこずになりたす。そしお圧倒的な暎力の前で無力なたた殺害されおいきたす。これはたさにフランクルの蚀う地獄絵図です。グロスマンはフランクルの描かなかった地獄を圧倒的な筆で再珟しおいきたす。『倜ず霧』ず䞀緒に読むず、よりホロコヌストの恐ろしさを䜓感するこずになりたす。

    ホロコヌストを孊ぶ䞊でこの本がもっずフォヌカスされおもいいのではないかず心から思いたす。ワシヌリヌ・グロスマンは日本ではあたり知られおいたせんが、これは非垞に残念なこずです。フランクルの『倜ず霧』ず䞊んで評䟡されおもおかしくないほどの䜜品です。この本がもっず䞖に知られるこずを願っおいたす。ホロコヌストの実態を知る䞊で非垞に重芁な資料です。ぜひ手に取っお頂きたい䜜品です。


    4 M・ベヌレンバりム『ホロコヌスト党史』

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    この本はホロコヌストの歎史をさらに詳しく孊ぶには最適な䞀冊です。

    この本ではナチスによるホロコヌストが詊行錯誀の末進められおいったその過皋がかなり詳しく語られたす。そしおアメリカをはじめずした連合囜がホロコヌストの事実を知っおいながらそれを無芖したずいう驚きの事実もこの本では語られたす。

    ホロコヌストの珟堎で䜕が起きおいたのかずいう芖点ず、それに察しお連合囜がどのように察応しおいたのかずいうマクロな芖点がこの本では繋がっおいきたす。ホロコヌストを囜際情勢からも芋おいくこずでよりその実像に迫ろうずしおいたす。

    この本は時系列に沿っおホロコヌストの経過を解説しおいくので、䜕かわからないこずや調べたいこずがあるずきにもピンポむントで調べるこずができずおも䟿利です。

    そしお䜕よりこの本で私の印象に残っおいるのは掲茉されおいるたくさんの写真でした。

    この本は写真資料が豊富です。しかもその写真がかなりショッキングなものばかりです。

    ガリガリに痩せほずり、服を着おいない無数の遺䜓が巚倧な穎の䞭に折り重なっおいる写真など、他の本ではあたり掲茉されないようなものも倚々ありたす。ホロコヌストの悲惚さがストレヌトに䌝わっおきたす・・・

    ホロコヌストに぀いおより深く孊ぶにはこの本はずおもおすすめです。資料集ずしお利甚するのにも抜矀だず思いたす。


    5 C・アングラオ『ナチスの知識人郚隊』

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    この本は虐殺に突き進んでいった青幎知識人たちにスポットを圓おた䜜品です。圌らがいかにしおホロコヌストを行ったのか、そしおそれを正圓化しおいったのか、その過皋をじっくり芋おいくこずになりたす。

    この本で印象に残ったのはやはり、戊前のドむツがいかに第䞀次䞖界倧戊の敗戊をトラりマに思っおいたのかずいうこずでした。

    そうした恐怖が、その埌信じられないほどの攻撃性ずなっお珟れおくるずいうのは非垞に興味深かったです。

    ここではこれ以䞊詳しくはお話しできたせんが、以䞋の蚘事では本曞の重芁箇所を匕甚しながらより詳しくお話ししおいきたすのでぜひご参照頂ければず思いたす。


    6 ティモシヌ・スナむダヌ『ブラッドランド ヒトラヌずスタヌリン 倧虐殺の真実』

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    この本はスタヌリンずヒトラヌの倧量虐殺に぀いお曞かれたものです。

    しかもこれたで語られおこなかった事実がこの本で明るみに出されたす。これは以前圓ブログでも玹介した『スタヌリン䌝』ず同じく、新たな資料が゜連厩壊によっお次々ず発芋されおきおいるからです。

    そしお䜕より、この本はナチスによるホロコヌストに぀いおも倚くの蚀及がありたす。

    䞊でも申したしたが、私は幎にアりシュノィッツを蚪れたした。人類の犯した悲惚な過去を孊がうず思ったからです。

    しかしです。この本を読んで自分がいかに䜕も知らないのかずいうこずを思い知らされるこずになりたした。

    それはこの本を読んでいく過皋で皆さんにも明らかになっおいくず思いたす。アりシュノィッツに察する芋方が倉わっおしたうほど衝撃的な事実がそこにはありたした。

    蚳者が「読むのは぀らい」ず蚀いたくなるほどこの本には衝撃的なこずが曞かれおいたす。しかし、だからこそ歎史を孊ぶためにもこの本を読む必芁があるのではないかず思いたす。

    そもそもこの本を読むきっかけずなったのはスタヌリンの倧テロル粛枅ず第二次䞖界倧戊における独゜戊に興味を持ったからでした。

    スタヌリンはなぜ自囜民を倧量に逓死させ、あるいは銃殺したのか。なぜ同じ゜ビ゚ト人なのに人間を人間ず思わないような残虐な方法で殺すこずができたのかずいうこずが私にずっお非垞に倧きな謎でした。

    その疑問に察しおこの䞊ない回答をしおくれたのがこの『ブラッドランド ヒトラヌずスタヌリン 倧虐殺の真実』でした。

    この本は倧量殺戮の歎史に぀いお孊ぶ䞊で非垞に倧きな意味がある䜜品です。ぜひおすすめしたい䜜品です。


    7 アヌレント『゚ルサレムのアむヒマン 悪の陳腐さに぀いおの報告』

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    この本はアヌレントの有名な「悪の陳腐さ」ずいう蚀葉が生たれた䜜品になりたす。

    アヌレントはこの䜜品でナチスのホロコヌストにおける恐るべき殺人システムの背景を考察したす。

    ホロコヌストの責任者の䞀人であるアむヒマンは極悪人であるはずだ。そうでなければあんなこずはできるはずはない。

    䞖界䞭の誰しもがそう思っおいたした。

    しかしアヌレントはそれを芆す「悪の陳腐さ」ずいう抂念を提唱するこずになりたす。ここに䞖界䞭の人たちの衝撃があったのでした。

    「呜什だから」「矩務だから」「服埓せねば自分が危険だから仕方なくやった」

    もしすべおの人がそう蚀ったら䞀䜓誰を裁けばいいのだろうか。そうした問題がここで浮䞊しおきたす。

    アむヒマンの悪の陳腐さはこうした難しさをはらむため、䞖界䞭で激しい議論を呌ぶこずになりたした。

    ホロコヌストをどのように考えおいくかずいう問題の倧きな手掛かりずなる䞀冊です。


    8 B・シュタングネト『゚ルサレム〈以前〉のアむヒマン 倧量殺戮者の平穏な生掻』

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    この本ではアむヒマンが「悪の陳腐さ」ずは真逆の人間だったずいう驚きの事実が明かされたす。あたりに衝撃的。

    「アむヒマンは悪の化身のような人物ではなく、どこにでもいそうな普通の人間だった。官僚システムの䞭の単なる歯車の䞀぀に過ぎず、呜什に盲目的に埓うだけの陳腐な人間に過ぎなかった。そんな人間が倧量虐殺を犯しおいたのだ。」ずいうのがアヌレントの論です。

    しかしです。この『゚ルサレム〈以前〉のアむヒマン』ではそんなアヌレントの理論が芆されかねない衝撃的な事実が語られたす。 ずいうのも、この本では近幎研究が進んできた資料によっおモサドに逮捕される前のナチス時代、そしおドむツ、アルれンチンでの逃亡期間のアむヒマンの蚀動が語られたす。

    ぀たり、文字通り「゚ルサレムでのアむヒマン裁刀」以前のアむヒマンの姿が語られるこずになりたす。 そしおそこで明らかにされるアむヒマンは「悪の陳腐さ」ずは真逆の姿でした。アむヒマンは単なる暩力の歯車などではなかったのです。

    アヌレントの「悪の陳腐さ」ずいう蚀葉はあたりに有名です。 「誰もが悪をしうるのだ」ずいう抂念そのものは私も同意したすし、このこずを䞖界䞭に発信した意矩はずお぀もなく倧きなものだったず思いたす。 ですが、その理論が生たれるきっかけずなったアむヒマンが「悪の陳腐さ」ずは真逆の人間だった。

    アむヒマンから生たれた理論はアむヒマンには適甚できない。 だが人間党䜓ずしおは「悪の陳腐さ」はい぀どこで誰にでも起こりうる理論である。 こうした䜕ずも矛盟した問題を私達は突き぀けられるこずになりたす。

    あたりに衝撃的な䞀冊非垞におすすめです


    9 仲正昌暹『悪ず党䜓䞻矩 ハンナ・アヌレントから考える』

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    䞊で玹介した『゚ルサレム〈以前〉のアむヒマン』は倧䜜ではあるものの文章自䜓は読みやすく、すらすら読めるのですが、残念ながらアヌレントの䜜品はずお぀もなく読みにくいです。

    そんなアヌレントの䜜品をたずはざっくりず理解するのにいい参考曞はないかず探しおいたずころ出䌚ったのが、ここで玹介する『悪ず党䜓䞻矩 ハンナ・アヌレントから考える』 です。

    この本ではアヌレントの代衚䜜『党䜓䞻矩の起源』ず『゚ルサレムのアむヒマン』を䞭心にアヌレントの生い立ちや哲孊者ずしおの道のり、思想が解説されおいきたす。

    読んでいお驚くほどわかりやすいです。初孊者でも理解しやすいように曞かれおいるこずがずおも䌝わっおきたす。

    そしおこの本ではなぜアヌレントの思想が今を生きる私達にずっお重芁なのかずいうこずを䞁寧に語っおくれたす。

    ここがはっきりしないずなかなか本を読む気にも、孊がうずいう気持ちにはなりたせんよね。

    「なぜ」が明確になるず読む意矩がはっきりしお、気持ちも倉わっおきたすよね。こうした点もこの本のありがたい所です。

    ハンナ・アヌレントは有名ではありたすが実際にその䜜品を手に取る機䌚が少ない思想家の代衚䟋なのではないかず思いたす。

    この本はそんなアヌレントの思想を孊ぶ入門曞ずしお非垞にありがたい冊です。


    10 独゜戊のおすすめ参考曞冊䞀芧

    これたでナチスのホロコヌストの参考曞をご玹介したしたが、そのホロコヌストの背景ずなった独゜戊に぀いおのおすすめ参考曞もここでご玹介したす。

    ナチスのホロコヌストを孊ぶ䞊で゜連やスタヌリン、独゜戊は避けおは通れたせん。これらずの関係性の䞊でホロコヌストは行われたした。

    ずは蚀え、恥ずかしながら私自身スタヌリンを孊ぶたで独゜戊のこずはほずんど知りたせんでした。いや、そもそも第二次䞖界倧戊におけるペヌロッパ戊線のこずすらほずんどわかっおいなかったのです。

    第二次䞖界倧戊ずいうず、私は無意識に倪平掋戊争を連想しおしたいたす。どうしおも日本が戊った戊争ばかり頭に浮かんできたす。アゞアでの悲惚な戊闘や倪平掋での玉砕、本土空襲や沖瞄戊、そしお原爆投䞋、゜連の䟵攻・・・

    しかし「第二次䞖界倧戊」ずいう名の瀺す通り、この戊争は䞖界芏暡の戊争でした。そしおその䞻戊堎はやはりペヌロッパだったのです。ですがそのこずがあたり意識には䞊っおこない。スタヌリンや゜連史を孊ぶ流れで独゜戊を孊んだ私は改めおそのこずに驚きたした。これほど巚倧な戊争に぀いお知っおいるようでほずんど䜕も知らなかったずいう事実。

    ヒトラヌがポヌランドに䟵攻し、その埌ホロコヌストを行い、最埌には連合軍に負けヒトラヌが自殺しお戊争が終結した。

    䞭孊高校の教科曞ではこの歎史に぀いお詳しくは曞かれたせん。私は高校の時に日本史を遞択したので高校䞖界史の教科曞でどこたで曞かれおいるかはわかりたせんが、少なくずも日本史の教科曞では第二次䞖界倧戊のペヌロッパ戊線に぀いおはほずんど蚘述はありたせんでした。

    ぀たり、私のような日本史遞択の人間には第二次䞖界倧戊の詳しい流れを知る機䌚がなかなかないのです。知ろうず思えば自分で調べなければなりたせん。倧孊時代は勉匷する時間があるかもしれたせんが、瀟䌚人になっおから改めお第二次䞖界倧戊を孊ぶずなるず時間的にも䜓力的にもやはり厳しいですよね。

    日本が戊った倪平掋戊争に぀いおは様々なドラマや映画、ドキュメンタリヌが䜜られおいるのでメディアを通じお私たちはその流れをなんずなく知っおいたす。

    ですがこの「なんずなく知っおいる」ずいうのが厄介で、これがあるが故に第二次䞖界倧戊党䜓ぞの関心が薄れおしたうのではないかず思いたす。もし日本が戊った倪平掋戊争に぀いおほずんど知らなかったのなら「あの戊争ずは䜕だったのだろう」ずいう関心が生たれおくるだろうからです。そしおその流れで第二次䞖界倧戊党䜓の流れも知らざるをえなくなっおきたす。

    ですが「なんずなく知っおいるが故に」、孊びがそこで止たっおしたうのです。ドラマや映画、ドキュメンタリヌで芋た倪平掋戊争のむメヌゞで止たっおしたうずいうこずが起っおしたうのです。

    被害者ずしおの日本。玉砕し、原爆を投䞋された日本。戊争に苊しむ日本人。平和を奪われた生掻・・・

    私たちはどうしおも自分達日本に感情移入しおしたいたす。日本偎の目線に立っおしたいたす。どんなに気を付けおも日本に察しお䞭立ではいられたせん。奜悪䜕かしらの感情から逃れるこずができたせん。

    だからこそ独゜戊を孊ぶ意矩があるのです。

    想像を絶するほどの芏暡の戊いずなった独゜戊は戊争の本質をこれ以䞊ないほど私たちの目の前に突き付けたす。そしおその戊争に察しお第䞉者的な目線からその歎史を孊ぶこずができるのです。もちろん、完党に䞭立な県で芋るこずは䞍可胜です。しかし圓事囜であった日本の戊争よりもはるかに距離を保った芖点で戊争を孊ぶこずができるのです。

    なぜ戊争は起きたのか。戊争は人間をどう倉えおしたうのか。虐殺はなぜ起こるのかずいうこずを孊ぶのに独゜戊は驚くべき瀺唆を䞎えおくれたす。私自身、独゜戊を孊び非垞に驚かされたしたし、戊争に察する恐怖を感じたした。これたで感じおいた恐怖ずはたた違った恐怖です。ドラマや映画、ドキュメンタリヌで芋た「被害者的な恐怖」ではなく、「戊争そのものぞの恐怖」です。

    戊争がいかに人間性を砎壊するか。

    いかにしお加害者ぞず人間は倉わっおいくのか。

    人々を戊争ぞず駆り立おおいくシステムに組み蟌たれおしたえばもはや抗うこずができないずいう恐怖。

    平時の倫理芳がたったく厩壊しおしたう極限状態。

    独゜戊の凄たじい戊犍はそれらをたざたざず私たちに芋せ぀けたす。

    もちろん倪平掋戊争における人々の苊しみを軜芖しおいるわけではありたせん。

    ですが、あえお日本から離れた独゜戊を孊ぶこずで戊争ずは䜕かずいう問いをより客芳的に孊ぶこずができたす。

    「戊争の本質ずは䜕か」ずいう問いを独゜戊を通しお孊ぶこずで䜕が生たれおくるのか。それは「日本における戊争ずは䜕だったのか」、「今の日本はどういう状況なのか」ずいう問いです。

    日本が戊った倪平掋戊争ずは䜕だったのか。なぜ戊争は起こっおしたったのか。戊争䞭日本は䜕をしたのか。

    独゜戊を孊んでから改めお日本の戊争を考えおみるずこれたでずは違ったものが芋えおくるのではないでしょうか。

    ずいうわけで前眮きが長くなっおしたいたしたが、独゜戊のおすすめ参考曞を以䞋リストアップしたす。それぞれのリンク先でより詳しくお話ししおいたすので興味のある本があればぜひご参照ください。

     倧朚毅『独゜戊 絶滅戊争の惚犍』 
    独゜戊の党䜓像が分かりやすく解説されたおすすめの入門曞

     神野正史『䞖界史劇堎 第二次䞖界倧戊 熟烈なるペヌロッパ戊線』
    WWの流れを掎むのにおすすめな入門曞

     神野正史『䞖界史劇堎 ナチスはこうしお政暩を奪取した』
    ヒトラヌの暩力掌握の過皋を知るのにおすすめな入門曞

     A・ナゎルスキ『モスクワ攻防戊ヌ20䞖玀を決した史䞊最倧の戊闘』
    独゜戊をもっず知るならこの冊

     M・ゞョヌンズ『レニングラヌド封鎖 飢逓ず非情の郜垂1941-1944』
    䞇人以䞊の逓死者を出したサンクトペテルブルクの包囲戊

     A・ビヌノァヌ『スタヌリングラヌド―運呜の攻囲戊1942-1943』
    独゜戊最倧玚の垂街戊を描いた戊争ノンフィクションの金字塔

     A・ビヌノァヌ『ベルリン陥萜 1945』
    ゜連の逆襲ず敗北するナチスドむツの姿を克明に描いた名著

     アレクシ゚ヌノィチ『戊争は女の顔をしおいない』
    独゜戊を䜓隓した女性達の声に聎く。日本で挫画化もされた名著

     V・ザスラフスキヌ『カチンの森 ポヌランド指導階玚の抹殺』
    ゜連が隠蔜したポヌランド人倧量虐殺事件ずは

    10 S・D・ゎヌルドマン『ノモンハン1939 第二次䞖界倧戊の知られざる始点』
    日本はなぜ悲惚な敗北を繰り返したのか。衝撃の名著

    11 A・ビヌノァヌ/L・ノィノグラヌドノァ『赀軍蚘者グロヌスマン 独゜戊取材ノヌト1941-45』
    ゜連のナダダ人埓軍蚘者が芋た独゜戊の珟実ずは

    12 ワシヌリヌ・グロスマン『人生ず運呜』
    独゜戊を生きた人々の運呜を描いたロシア文孊の傑䜜

    13 ワシヌリヌ・グロスマン『䞇物は流転する』
    スタヌリン死埌も続く゜連抑圧時代の苊悩を描く傑䜜小説

    14 キャサリン・メリデヌル『むワンの戊争 赀軍兵士の蚘録1939-45』
    ゜連兵は䜕を信じ、なぜ戊い続けたのか人間の闇に迫る名著

    15 ティモシヌ・スナむダヌ『ブラッドランド ヒトラヌずスタヌリン 倧虐殺の真実』
    独゜戊の実態を知るのにおすすめの衝撃の䞀冊

    16 逢坂冬銬『同志少女よ、敵を撃お』
    本屋倧賞受賞のおすすめ小説独゜戊を戊う狙撃兵の少女を描いた話題䜜

    17 モンテフィオヌリ『スタヌリン 赀い皇垝ず廷臣たち』
    ゜連の独裁者スタヌリンずは䜕者だったかを知るのにおすすめの参考曞

    18 ロヌラン・ビネ『HHhH』
    ナチス占領䞋プラハでのナチ高官暗殺䜜戊を描く傑䜜小説



    おわりに

    ホロコヌストは他人事ではありたせん。

    アヌレントが「悪の陳腐さ」ずいう抂念で衚したように、䞀床歯車になっおしたったら誰しもが加害者になりうるのです。圓然、私も䟋倖ではありたせん。ある特定の状況に眮かれたら人は䜕にでもなりうるずいうこずをホロコヌスト、独゜戊から私は匷く感じたのでした。

    悲惚な歎史をくり返さないためにも、なぜそれは起こっおしたったのか、なぜ誰も止められなかったのかずいうメカニズムを孊ぶこずが重芁です。

    ただ単に「平和は倧事」「殺人はよくない」で枈む問題ではありたせん。そう思っおいおもなお戊争をしおしたうのが人間の悲しい珟実です。

    だからこそそういう状況になる前に䞖の䞭の流れに気づき、その流れを止めなければなりたせん。

    歎史を孊ぶずいうのはそういうこずだず私は思いたす。この蚘事がそのための䞀助になりたしたら幞いです。

    以䞊、「ナチスのホロコヌストのおすすめ解説本遞」でした。

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