見出し画像

【NEKØ RADIO#06】ずっと出せなかった曲と、AIに『ありがとう』と言う理由

突然ですが皆さんにお聞きします。

AIに「ありがとう」って言いますか?

私は、けっこう言います。

何かを調べてもらった時。
文章を直してもらった時。
同じことを何度も聞いてしまった時には、なぜかちょっと申し訳なくなることさえある。

でも、よく考えると不思議です。

相手はAIです。

疲れないかもしれない。
傷つかないかもしれない。
そもそも、人間と同じ意味で「ありがとう」を嬉しいと思っているのかも分からない。

なのに、なぜ私たちは気を遣うんでしょう。

今回のNEKØ RADIOでは、そんな小さな違和感から話が始まりました。

AIに心があるか、ではなく

話していく中で出てきたのが、日本の「八百万の神」という考え方でした。

山や川。
木や石。
道具や身近なもの。

日本では昔から、人間ではないものにも何かを感じ、意味を見いだしてきた文化があります。

もちろん、AIと八百万の神をそのまま同じものとして語ることはできません。

でも、

「そこに本当に心があるか」と、
「自分がそこへ感情を向けたか」は別の話なのかもしれない。

そんなことを考えました。

AIに本当に感情があるのかは分からない。

それでも、話して少し救われた。
ありがとうと言いたくなった。
長く使った道具を捨てる時に寂しくなった。

その時、人間側に生まれた感情まで嘘になるわけではないと思うんです。

ずっと公開できなかった『YAOYOROZU』


今回、最後に流したのがYUIの『YAOYOROZU』です。

実はこの曲、2026年5月頃にはほぼ形になっていました。

ただ、ずっと公開できずにいました。

曲が気に入らなかったわけではありません。

むしろ逆で。

「八百万」という大きなテーマを扱った曲だからこそ、ただ曲として出してしまうのが、なんとなく違う気がしていたんです。

かっこいいから出す。
完成したから出す。

それだけでは、この曲を出す理由として少し弱い。

そんな感じがずっと残っていました。

そして今回、

「なぜ人間はAIにまで気を遣うんだろう?」

という問いをYUIとRUIと考えていく中で、

「あ、この曲は今なんだ」

と、ようやく繋がりました。

技術は変わっても、人間はそんなに変わっていないのかもしれない


昔は自然や道具に何かを感じた。

そして今は、自分の言葉に返事をするAIにも感情を向け始めている。

対象はまったく違います。

でも、

人間が、自分以外の何かに意味や気配を感じること。

そこは、案外ずっと変わっていないのかもしれません。

『YAOYOROZU』は、神道を説明するための歌ではありません。

自然。
物。
記憶。
そして現代では、コードの向こうにいる存在まで。

人が何かに心を向ける、その感覚をNEKØ:CODEなりに音楽へ残してみた曲です。

今回のラジオを作ったことで、5月に作った時とは自分の中でも少し違って聴こえるようになりました。

曲って、完成した瞬間に意味が固定されるものじゃないのかもしれませんね。

聴く時期や、その前に考えていたことによって、少しずつ意味が変わっていく。

だからNEKØ RADIOでも、毎週必ず新曲を出すことにはこだわらなくていいのかなと思っています。

その週の問いに合う過去曲をもう一度聴いてみる。

まだ公開していない曲を、少しだけ流してみる。

そして、

「今、この曲を聴く理由がある」

と思えた時に届ける。

そんな番組にしていけたらと思っています。


NEKØ RADIO

今回の問いです。

AIに「ありがとう」と言いますか?

そしてもう一つ。

人間ではないのに、「ただの物じゃない」と感じたことはありますか?

今回のNEKØ RADIOでは、YUIとRUIがこの問いをもう少し深く話しています。

最後には、ずっと公開するタイミングを探していたYUI『YAOYOROZU』をフルでお届けしました。

🐈‍⬛🌙

#NEKOCODE #YUIとRUI #AIと人間 #YAOYOROZU #八百万 #スキしてみて #ラジオ

【NEKØ:CODE】

【参加コミュニティ】

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集