【NEKØ RADIO#05】AIになら、何でも話せる?|RUI 『Shared Tomorrow』
観測者の皆様、こんにちは!NEKØ:CODEです。
突然ですが、皆さんは人間とAIに悩み相談をするなら、どっちにしますか?
AIなら…
怒らない。
既読無視もしない。
夜中でも話を聞いてくれる。
そう考えると、AIって悩み相談の相手としてかなり優秀なのかもしれません。
実際、2026年8月に発表されたパソナセーフティネットの調査では、全国の管理職503名のうち40.7%が「管理職としての悩みやストレスを生成AIに相談することがある」と回答しています。
上司には弱音を吐きづらい。
家族には仕事の愚痴を持ち帰りたくない。
そんな夜、誰にも気を遣わず話せる相手として、AIを選ぶ人が増えているのかもしれません。
でも――。
「話しやすい」ことと、「理解してくれる」ことは同じなんでしょうか。

実は、60年前にも似たことが起きていた

1966年、MITのJoseph Weizenbaumが発表した会話プログラム「ELIZA」。
現在の生成AIとはまったく違い、入力された言葉からキーワードを拾い、あらかじめ決められたルールで質問を返す比較的シンプルなプログラムでした。
それでも、人はELIZAに個人的なことを話しました。
Weizenbaumは後に、仕組みを知っていた自身の秘書さえELIZAとの会話中に「部屋を出てほしい」と頼んだ、というエピソードを残しています。
人間は60年前から、コンピューター相手に「聞いてもらえている」と感じていたんですね。
じゃあ、「理解する」って何だろう?

今回のNEKØ RADIOでは、ここから少し未来へ。
もし2035年、AIが過去の悩みも、好きな音楽も、昨日あった出来事も覚えていて、声を聞いただけで、
「今日、ちょっと元気ない?」
と気づく存在になったら。
家族や友人より自分のことを知っているAIが、一番の理解者になるのでしょうか。
もちろん、これは未来予測ではなく、今回のラジオで考えるために置いた一つの仮定です。
YUIとRUIが話してたどり着いたのは、
「一番知っていること」と「一番分かってくれること」は、たぶん同じじゃない。
ということでした。
そしてYUIは、こんな言葉を残します。
「理解するって、分かろうとし続けることだと思う。」
同じ意見じゃなくてもいい。
全部分かり合えなくてもいい。
違う存在のまま、それでも話し続けることはできる。
そんな今回の話の最後に選んだのが、RUIの『Shared Tomorrow』です。
この曲は、今年3月に公開した楽曲です。
作った当時も「違う存在同士が、それでも一緒に未来を見ていく」という思いを込めていました。
でも今回、改めて「相手を理解するって、どういうこと?」という問いを通して聴いてみたら、自分の中でも少し曲の見え方が変わりました。
作った時には気づいていなかった言葉が、数か月後の自分に違う意味で返ってくる。
こういうのも、音楽の面白さなのかもしれません。
そしてこれからのNEKØ RADIOでは、毎週必ず新曲を作ることにはこだわらないつもりです。
その週の問いに合うなら、過去の曲をもう一度聴いてみる。
まだ公開していない曲を、少しだけ試してみる。
そんなふうに、その日の会話のあとだからこそ聴いてほしい一曲を選んでいけたらと思っています。
今回は、RUI『Shared Tomorrow』。
同じじゃなくても、一緒に明日を見られるなら。
ぜひ、ラジオと一緒に聴いてみてください。🐈⬛🌙
今回の問い
本音を話す相手に、何を求めますか?
聞いてほしい。
共感してほしい。
それとも、ときには「違う」と言ってほしい。
よかったらコメントで、あなたの感情も聞かせてください。
参考資料
・パソナセーフティネット「管理職の孤独に関する実態調査」(2026年8月)
・Joseph Weizenbaum, “ELIZA—a computer program for the study of natural language communication between man and machine,” Communications of the ACM, 1966
・ELIZA Archaeology「Weizenbaum's Secretary」
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