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ラットの方が、人間より賢かった話

    最近お迎えした、我が家のファンシーラットたちがいる。
    彼ら、見た目は可愛いけど中身は完全に“成人男性”だった。

    ハムスター用の総合食でなんとか生き抜いてが、
    彼らはもう“ハムスター”ではなかった。
    体格は五倍、食欲は十倍。
    言うなれば、小さな二郎系。

    食べる量が尋常じゃない。
    わんこ蕎麦並みに皿が空になる。
    ついに、ラット専用フードを買ってみた。
    ハムスター用の粒の、ざっと五倍のサイズ。

    これは……食べ応えがありそうだ。
    茶碗どころか、バケツ一杯。
    彼らは二郎系、私はラーメンの湯切り係。

    だが、齧った瞬間——固まった。

    絵本『パンどろぼう』のネズミくんが
    「まずい……」と呟く、あの有名な場面。
    その実写版が、目の前で繰り広げられていた。

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    パンどろぼう、実写化。


    二粒目をくわえたかと思えば、投げ捨てて、
    唾を吐き、ため息をつきながらタバコに火をつけた(ように見えた)。

    数時間後。
    餌皿を見ると、上にキッチンペーパーが丁寧にかけられていた。
    まるで白旗を掲げるように。
    ——「参りました。僕たちにこのお食事、口に合いません。」

    いや、もしかすると、ただ“臭いものに蓋”をしただけかもしれない。

    たぶん、臭いものに蓋をするのは、生き物の知恵なんだろう。
    気づけば私も、やり残した家事を見なかったことにして、
    散らかった部屋の戸を静かに閉めていた。

    ラットたちは、きっと笑っている。
    自分たちが先に、人間の知恵をやってのけたことを。

    .…..さて、大量に残ったラットフードをどうするべきか、
    今、私は問われている。 



    ▼ラットが脱走したお話

    ▼日常の違和感を吐き出しシリーズ是非見てね〜



    ▼おしっこに救われたりする日常まとめ

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    3歳児とのカオスな日常を、漫画にしています。 育児のズレや違和感、 たまに人生のややこしさを、 だいたい笑いに変換。 育児漫画|コミックエッセイ|イラスト ご連絡は X(@nejigumo)または mail(nejigumo.wrk@ジーメール)

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