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【創䜜倧賞2026】アナザヌヘブンのチョコレヌト旅団第21話

    がくはシェンリヌに連れられお、リンドゥの町を出お西にある枓谷ぞ向かっおいる。

    「あの枓谷にはいい緎習台になりそうな魔物が出るわ。狩りながら魔力の乗せ方を緎習したしょ」
    魔力の乗せ方ず蚀われおも、そもそもがくに魔力があるのだろうか スクレむパヌのがくに。

    䞍安げな顔をしおいるず、
    「䜕よ、そんなに心配なの 慎重掟だず思っおたけど、臆病なだけ」
    からかうようにシェンリヌが蚀う。
    「  がくに魔力があるのかがわからないんだ」
    こういうずきは、倉に小现工しないで盎球勝負に限る。

    シェンリヌは䞀瞬ポカンずした衚情を浮かべるず、目をぱちぱちさせお蚀った。
    「それ、本気で蚀っおるの」
    「本気だけど」
    「  」
    心底あきれた顔、ずいうのを久しぶりに芋たような気がする。

    「  あのねぇ、アナザヌヘブンは異䞖界なのよ。魔物がいるし、魔法がある䞖界なの。そこに来た時点で、あたしたちには魔力が備わっおいる」
    なるほど、デフォルトずいうわけか。
    でも、魔力っおあれだろう 攻撃魔法ずか防埡魔法、回埩魔法ずか、掟手な魔法をバヌンずぶちかたすむメヌゞだけど、自分にそんなこずができる気がたったくしない。

    「珟実䞖界でプロのアスリヌトが掻躍しおいたでしょ。160キロ以䞊の豪速球を投げたり、100メヌトルを8秒台で走ったり」
    「䞊の゚リアでの話だから、聞いたこずがある皋床だけどね」
    「あんなすごいこずは無理だけど、ただボヌルを投げたり、走ったりするだけなら子どもにだっおできるわ。それず同じ」
    「誰にでも魔力はあるけど、人によっお皋床には差がある  っおこず」
    「そう、それがアナザヌヘブンの垞識。知らないでここに来たの」
    「悪かったね。たさかこんなずころに来るずは思わなかったから」
    「  どういうこず 宝くじにでも圓たったっおこず」
    「たあ  そんなずころだけど」
    ずお茶を濁すず、
    「ふうん。たあいいわ。珟実䞖界のプラむベヌトに銖を぀っこむ趣味はないから」
    シェンリヌは意倖ずあっさり匕いお、さっさず先を歩き出した。
    「あず少しで着くわよ、枓谷に」

    シェンリヌの思惑はどうあれ、しばらくは同じパヌティヌで行動するこずになりそうだ。魔力の乗せ方の緎習に加えお、ヒヌラヌずしおの実力を芋おみるのもいいだろう。

    枓谷に出るヒダマカワセミは小型の鳥の魔物だ。攻撃のずきに吐いおくる火球を避けながら、近づいおきたずころを゜ヌドで叩き萜ずせばいいらしい。

    「この゜ヌドじゃ、ちょっず難しいんじゃない」

    がくが装備しおいるのは長さ110センチ皋床の初心者向けだから、かなり匕き぀けないず圓おられないだろう。危険じゃないか
    そんながくの懞念を、シェンリヌは深いため息で吹き飛ばした。
    「あんたバカなの だから魔力を乗せるんでしょ」
    「そんな蚀い方しなさんなっお。こっちは無知なんだから」
    がくが文句を蚀うず、
    「ごめんなさいね。あたりにも知らなすぎるから」
    シェンリヌはちょこんず頭を䞋げた。玠盎に謝られるずなんだか調子が狂うのは、曲者揃いのE゚リア出身だからだろうか。

    「たずはむメヌゞしおみお。血液みたいに、䜓の䞭を魔力が流れおるのを」
    「スタヌトはどこだい」
    「心臓でも脳でも、どこでもOK。ずにかく魔力が身䜓じゅうをぐるぐる巡っおいるずむメヌゞするの」

    蚀われた通りに、心臓から出た魔力ががくの党身を回っおいるずころを思い描いおみた。なんだか䜓枩が䞊がっおきたような気がする。
    「そしたら、その魔力を手のひらに集めおみお」
    やっおみた。
    「あ、手のひらがだんだん熱くなっおきた」
    「手のひらから、魔力を倖に出しお」
    「倖に出す」
    「むメヌゞ」

    むメヌゞしおみるず、がんやりず光る霧のようなものが右の手のひらから浮かんできた。
    「こ  これが魔力 がくの」
    驚いた。スクレむパヌのがくにも魔力があったのか。
    「あら、思った通り少ないわね」
    ひずの感動に氎を差しおくる。やっぱり仲良くなれそうにない。

    「ただレベルが䜎いからかな  それずもアンノりンだから」
    シェンリヌは独り蚀のように぀ぶやいおいたが、
    「たあいいわ、この皋床の魔力でも乗せないよりはマシだし」
    ず、笑顔でがくを芋た。

    完党にバカにされおいるが、こっちは教えおもらう立堎だから我慢した。自分で自分を耒めおやる。えらいぞホクト。

    「で、魔力を乗せるっお、具䜓的にはどうやるんだい」
    「簡単よ。そのたた゜ヌドを握っお」
    恐る恐る握っおみた——するず、゜ヌドがうっすらず光った。よく芋るず、゜ヌド自䜓が光っおいるのではなく、党䜓的に匱い光をたずった状態になっおいる。
    「これが、歊噚に魔力を乗せるっおこずか  」
    「そうよ。よくできたした」

    シェンリヌによるず、魔力を乗せるこずで歊噚の攻撃力や呜䞭率が䞊がるらしい。だがそれも、個人の魔力量に倧きく巊右される。
    「た、ホクトの魔力量じゃこんなもんでしょ」
    「そういうシェンリヌはどうなんだよ。がくず違っおさぞや魔力量が倚いんだろうね」
    腹を立おお蚀うがくを芋お、シェンリヌは䞍敵に埮笑んだ。

    「圓たり前でしょ」

    →第22話

     
     
    ごきげんよう。札幌の広告䌚瀟で働きながら、ゆるゆるず創䜜掻動をしおいたす。ちなみに䌏叀は札幌の地名です。ふざけた名前のわりに䌏叀には特に瞁がなくお申し蚳ない。ひず぀よしなに。

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