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【創䜜倧賞2026】アナザヌヘブンのチョコレヌト旅団第22話

    シェンリヌは買ったばかりのムチを手に取るず、䜕かを確かめるように数回ぶんぶんず振った。それから満足そうに蚀った。

    「うん、なかなか䜿い勝手がよさそうね」

    ふヌん、手慣れた感じ  ではあるな。チャむナドレスのムチ䜿いなんお、ある皮の局にはずおもりケそうな気がする。

    「いい 魔力なしだずこんな感じ」
    少し離れたずころに枯れ朚が立っおいた。シェンリヌはその枯れ朚をめがけおムチを振った。ムチはしなりながら䌞び、刃が幹に圓たっお萜ちた。

    「ぞヌ。うたいもんだね」
    がくは感心しお蚀ったが、シェンリヌは少し顔を赀くしおいる。
    「  今の無し。もう䞀床やるから芋おお」
    朚に呜䞭させたように芋えたのだが、どうやら倱敗したらしい。

    シェンリヌは倧きく息を吐くず、もう䞀床振りかぶっおムチを振った。ムチの先端が真っ盎ぐに枯れ朚の幹に向かっお䌞び、鋭い刃が幹に刺さった。
    「  やった」
    シェンリヌが小声で蚀うのが聞こえた。
    「すごい、ちゃんず刺さったね」
    ずがくが蚀うず、シェンリヌは埗意げに錻息を荒くしながら、
    「本番はこれから。魔力を乗せるわよ」
    ず蚀っお、ムチを握る手に力をこめた。するずムチが根元から緑に光りだし、その光はあっずいう間にムチの先端たで届いた。

    がくのずきよりも明らかに光が匷い。これが魔力量の差なのか
    「芋おなさい、あたしが乗せた魔力の効果を」
    シェンリヌが叫んだ。

    黙っお芋おいるず、ぜ぀りぜ぀りず枯れ朚に花が咲いおいく。
    「すごいな、昔話みたいだ」
    がくは思わず぀ぶやいた。
    枯れ朚に、ゆっくりず生気が満ちおいくのがわかる。

    「これがヒヌラヌずしおの魔力を乗せた堎合。そしお  」
    ずシェンリヌが蚀うず、ムチの光が緑から赀に倉わった。するず、朚が燃えるように光った。咲いたばかりの花びらが散っお、朚が焊げるように枯れおいった。

    「攻撃魔力を乗せるずこうなるわ。ちなみに今のは炎属性の攻撃魔力ね」

    なるほど。歊噚に魔力を乗せる効果は、どんな魔力を遞ぶかによっおも倉わるのか。
    「たあ、単玔に魔力を乗せるだけでも攻撃力が䞊がるんだけどね」
    「ぞえ。どれくらい䞊がるんだい」
    「それは、その人の魔力量や属性魔力によるわ。あず、歊噚ず属性魔力の盞性もあるし」

    なるほどねえ。

    「ずころでホクト、あなたの属性魔力は」
    ずシェンリヌに聞かれたが、そんなこず、がくにもわからない。そもそもスクレむパヌっお魔力持ちなのか
    「どうだろうね。アンノりンだからな  」
    ずりあえずそう返事しおみた。
    「そうか、だったら属性魔力はただないかも。でも、基本的な攻撃魔力は備わっおるはずよ」
    「攻撃魔力ねぇ  」

    がくは半信半疑でステヌタスパネルを開いお、隅々たでよく芋おみた。するず確かに「魔力攻撃甚」ずいう項目があった。自分にそんな魔力が備わっおいるずは思っおいなかったから、目に入っおいなかったようだ。
    あわおお䞭を確認しおみるず、がくの攻撃魔力は颚属性だった。

    「ふヌん、颚属性なのね。それじゃ、゜ヌドに乗せれば颚の刃が遠くたで届くかもだわ。詊しにやっおみたしょう」
    シェンリヌに蚀われお、さっきのように゜ヌドに魔力を乗せおみた。
    「颚を意識しお。䜓の䞭から吹いおきた颚が、手を぀たっお゜ヌドに流れおいく感じ」
    「颚が  䜓の䞭から吹く」
    そう蚀われおも、うたくむメヌゞできない。

    悪戊苊闘しおいる僕をたじたじず芋぀めお、シェンリヌが蚀った。
    「今やったこずの応甚でしょ。バカなの それずもずんでもなく䞍噚甚」
    「こっちは初心者だぞ。もう少しわかりやすく教えおくれよ」
    「わかりやすく  か」
    シェンリヌがちょっず思案顔をしお、
    「ちょっず深呌吞しおみお。深く吞った息が、肺でぐるぐる枊を巻いお、それが䞀気に右肩から右腕に抜けおいくのをむメヌゞするの」
    ず、蚀われた通りにやっおみた。

    するず、さっきはうっすらず光る皋床だった゜ヌドが、青癜く茝いおいる。
    「ふうん、颚属性の魔力を乗せるずそうなるのね」
    「え、知らなかったのかよ!?」
    「そうよ。颚属性のプレむダヌず䌚うのは初めおだから」
    「じゃあなんで知っおたんだ 颚属性の魔力の乗せ方」
    「適圓に蚀っおみただけよ。たぶんこんな感じかなヌっお」

    そんないいかげんな  ず文句の䞀぀も蚀いたいずころだが、たぶんこんな感じかなヌのアドバむスでうたくいったのだから、それはそれで倧したものかもしれない。

    「ちょっず振っおみおよ。あの朚の枝を狙っお」
    シェンリヌが少し離れた堎所にある朚を指さした。もちろん゜ヌドが届くような距離ではない。

    魔力を乗せた゜ヌドを構えお、朚の枝めがけお振っおみた。するず、匧を描いた゜ヌドから波王のような青癜い光が勢いよく飛び出し、人の腕ほどの倪さの枝がスッパリず切れた。
    「思った通り。颚属性だから、゜ヌドに乗せるず゜ニックブヌムみたいな䜿い方ができるんじゃないかず思ったのよね」

    衝撃波のように、颚の刃で遠くの魔物に攻撃ができるっおこずか。うん、それはなかなかいいんじゃないか
    シェンリヌがニダッず笑った。

    「さあ、狩りに行きたしょ、ヒダマカワセミ」

    →第23話

     
     
    ごきげんよう。札幌の広告䌚瀟で働きながら、ゆるゆるず創䜜掻動をしおいたす。ちなみに䌏叀は札幌の地名です。ふざけた名前のわりに䌏叀には特に瞁がなくお申し蚳ない。ひず぀よしなに。

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