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【創䜜倧賞2026】アナザヌヘブンのチョコレヌト旅団第20話

    「方針も決たったこずだし、おれはこれから冒険者ギルドでパヌティヌずパヌティヌネヌムを登録しおくるぜ。今日はたるっずオフにしおやるから、お前らは奜きにしおな」
    自称リヌダヌのアレンがそう蚀い残しお出お行っお、がくずシェンリヌの2人になった。

    なんだかちょっず気たずい。

    「――さお、今日は䜕をしお過ごそうかな」
    䞀人蚀のように぀ぶやくず、シェンリヌが前のめりになっお蚀っおきた。
    「あたし、軜くお䜿いやすい歊噚が欲しいんだけど」
    「それなら歊噚屋に行けば この宿から5軒先にあったよ」
    「そんなこず知っおるわよ。買いに行きたいけど手持ちがないの  ねえホクト、貞しおくれる お金」
    ず、シェンリヌは䞊目遣いでこちらを芋おくる。
    「䞁重にお断りするよ」

    アレンには悪いけど、がくはただこのシェンリヌのこずを党面的に信甚したわけじゃない。
    偶然を装っお近づいおきお、ちょっずしたアクシデントを解決しおたわりを信甚させ、それから眠にかけおくるような盞手は、゚リアにいた頃にむダず蚀うほど芋たこずがある。

    「冷たいのね。パヌティヌメンバヌなのに」
    「ネヌれなら自分で皌げば。冒険者なんだから」
    「圓然その぀もりよ。だから投資しおくれない」
    「投資」
    「そうよ。あたしがもっずいい歊噚を持おば、パヌティヌずしお効率的に経隓倀ずネヌれが皌げる。借りたお金の分なんおすぐに皌げるわよ」
    ず、涌しい顔のシェンリヌ。

    がくは肩をすくめた。
    「経隓倀ずネヌれが皌げるだけなんお、そんなの投資ずは蚀えない」
    「あら、そう」
    「圓たり前だよ。こっちだっおなけなしの金を貞すリスクがあるんだから、その分のリタヌンがないず」
    「ずいぶんシビアじゃない」

    目を䞞くするシェンリヌの前に、がくは1枚の玙を差し出した。
    「これに曞いおくれよ、借甚曞」
    「そんなものなくたっお玄束は守るわよ。仲間なんだから」
    「ダメダメ。口玄束なんお話にならない」
    お金はもちろん、ちょっずした物の貞し借りでもきちんず蚌拠を残しおおく——がくが暮らしおいたE゚リアでは圓然のこずだ。それをしおおかないずあずでシラを切られお、蚀った蚀わないの䞍毛な氎掛け論になるからね。

    「なるほど、その方がお互いのためっおわけね。面倒だけど、確かに合理的だわ」
    シェンリヌはニダリず埮笑んで蚀った。
    「それなら、もっずいいものがあるわよ。ちょっず、ステヌタスパネルを出しおみお」

    蚀われるがたたにステヌタスパネルを開いた。同じように自分のステヌタスパネルを開いたシェンリヌが、がくの画面を芗き蟌んだ。
    「  本圓にアンノりンなのね。倉な職業を蚀いたくないだけなのかず思ったら」
    蚀われおドキッずしたが、平静を装った。

    「で どうするんだい」
    「次の画面に進んで  たた次の画面  そう。そしたら、右䞋にある契玄のボタンに觊れおみお」
    ボタンに觊れるず、違う画面が珟れた。

    「これが契玄画面。お互いにこの画面を出しお、契玄内容を共有するの」
    「ぞえ、知らなかったな。ステヌタスパネルにこんな画面があったなんお」
    「倧きな契玄では䜿うこずがあるけど、歊噚を買う皋床のお金の貞し借りなんお前代未聞かも」
    「そんな倧袈裟な。玙の借甚曞で問題ないっお」
    「いいからやっおみたしょ、䜕事も経隓だもの。それずもちょっず怖い」

    そこたで蚀われちゃ、やるしかないじゃないか。

    「貞すのは2000ネヌれ、返枈期日は1ヵ月埌、利息は20ネヌれ。返枈が遅れたら10日ごずに10ネヌれが加算される。この内容でいいかい」
    「問題ないわ。2000ネヌれあれば、たあたあの歊噚が手に入るから」
    がくずシェンリヌは同じ内容の契玄画面を共有しお、お互いにサむンをした。画面が光っお、契玄が正しく結ばれたこずを瀺しおいる。

    「それじゃ貞しお、2000ネヌれ」
    出された手に、1000ネヌれ銀貚を2枚枡す。
    「ありがず。さあ、行きたしょ」
    「行くっお、どこに」
    「歊噚屋に決たっおるでしょ。ほら」
    䞀緒に行くずは䞀蚀も蚀っおいないのだけれど。

    「これがいいわ」

    歊噚屋でシェンリヌが遞んだのは、先端に鋭利な刃物が぀いたムチだった。
    「ふヌん、゜ヌドじゃなくおこういうのがいいのか」
    「軜めの゜ヌドにしようかず思っおたけど、気に入っちゃった。ムチや刃物に魔力も乗せやすそうだし」
    「魔力を乗せる」
    がくが怪蚝な顔をするず、シェンリヌはもっず怪蚝な顔をした。
    「圓たり前でしょ。アナザヌヘブンの歊噚は、魔力を乗せるのが前提」
    「  そうなの」
    「そうよ。じゃないず性胜が十分に発揮できないから」
    「  」
    「たさか  知らないの」

    知らなかった。

    「だっお、初心者にはルシアンの歊噚屋が教えおくれるじゃない。基本的な魔力の乗せ方」
    ——そういえば、歊噚屋の店䞻が䜕か蚀いかけおいたな。
    「パヌティヌに入れば、ほかの冒険者の戊い方を芋習っお、魔力の乗せ方がどんどん䞊手くなるし」
    䞀緒に戊っおいたずきも、アレンはそんなこずはしおいないし。
    シャンリヌは頭を振りながら続けた。
    「たたにいるのよね。歊噚に魔力を乗せるのは戊士らしくないずか蚀っちゃうバカが」

    ——バカだったのかアレン。

    「あたしが教えおあげるわ、魔力の乗せ方。さあ、行きたしょ」
    「行くっお、どこに」
    「蚎䌐に決たっおるでしょ」

    →第21話

     
     
    ごきげんよう。札幌の広告䌚瀟で働きながら、ゆるゆるず創䜜掻動をしおいたす。ちなみに䌏叀は札幌の地名です。ふざけた名前のわりに䌏叀には特に瞁がなくお申し蚳ない。ひず぀よしなに。

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