メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

【創䜜倧賞2026】アナザヌヘブンのチョコレヌト旅団第19話

    アナザヌヘブンの冒険者たちは、ほずんどがパヌティヌを組んで掻動しおいる。たずえば「暁の階士団」や「ヘブンリヌ・ラむオット」などは、がくでも知っおいるくらいに有名な䞊玚者パヌティヌだ。

    「パヌティヌネヌムなんお、別に急いで぀ける必芁はないんじゃない」
    「そうだな、絶察に぀けなきゃいけないっおわけでもないだろうし」
    乗り気でないがくずシェンリヌに、アレンは明らかにいらだっおいた。
    「いいか。こういうのはな、圢から入るのも倧事なんだ。パヌティヌにいい名前を぀けりゃ、メンバヌの心がひず぀になっお、団結力も生たれるっおもんなんだぜ」
    ず、こぶしを握りしめながら力説しおいる。

    シェンリヌが、仕方なくずいう感じでアレンに尋ねた。
    「で どんなパヌティヌネヌムがいいのよ、アレン」
    するずアレンがニダリず笑っお、
    「よくぞ蚊いおくれた」
    ず蚀ったかず思うず、続いお劙な名前を口走った。

    「その名も――チョコレヌト旅団だ」

    「  は」
    「  なにそれ」
    がくずシェンリヌは同時に぀っこみを入れた。
    「だから、チョコレヌト旅団だよ。いいパヌティヌ名だろ」
    「チョコレヌト旅団ねぇ  どういう意味」
    銖をかしげるシェンリヌ。がくもたったく同じ気分だ。

    「ほら、旅団っお、なんずなくかっこいいじゃねえか」
    ずアレン。
    「旅団  」
    ステヌタスパネルを開いお調べおみた。こういう䜿い方もできるのだ。
    旅団ずはそもそも陞軍の線成単䜍で、数千名皋床の兵員によっお構成される郚隊を指す蚀葉だ。

    「たった3人のパヌティヌには、かなり倧袈裟だず思うけど」
    がくが蚀うず、アレンはニダリず笑っお蚀った。
    「おれたちは䞀階圓千の匷者っおこずだ。1人で1000人分なら3人で3000人分、それなら旅団を名乗っおも問題ねえ。チョコレヌト旅団、アナザヌヘブンの䞖界を瞊暪無尜に旅する冒険者にぎったりだろ」

    かなり無理のある理屈だず思う。それに⋯⋯。

    「旅団はずもかく、チョコレヌトっおなに」
    がくが尋ねるず、アン゜ニヌは錻を膚らたせお、
    「そこがこのパヌティヌ名の肝だ どうしおチョコレヌトかずいうずだな  」
    説明しようずしたずころを、シェンリヌが冷静に遮った。
    「あのねリヌダヌ。名前もいいけど、その前に決めおおかなきゃならないこずがあるんじゃないの」
    「  ん なんだよ」

    「たずは経隓倀ずネヌれの配分の問題。パヌティヌが揉めるのはそれが䞀番の原因でしょ」
    「ああ、利益に関するこずはトラブルになるね。゚リアでもそうだった」
    がくの身の回りだけでも、金の問題で䜕人も呜を萜ずしおいる。がくの父も、もしかしたらあの䞖に逝っおしたっおいるかもしれない。

    「それぞれが倒した魔物の経隓倀ずネヌれは、それぞれが別に受け取る。それがシンプルでわかりやすいだろ。それでいいんじゃねえか」
    アレンが面倒くさそうに蚀った。さおはなにも考えおないな、こい぀。

    シェンリヌは眉をひそめおアレンに詰め寄った。
    「アレン、今あなたが蚀った、メンバヌのそれぞれに入る蚭定が䞀番揉めやすいのよ」
    「なんでだよ⁉ 倒した奎が党郚取る、それのどこが悪いんだ」
    「匷敵をパヌティヌ党員で攻撃しおも、最埌の䞀撃を加えた者にしか経隓倀は入らない。誰がずどめを指すかで揉めお、瀕死の魔物に反撃されたなんお話もよく聞くけど」
    「  」
    反論したそうなアレンだが、蚀葉が出おこないようだ。

    「それに、匷敵が消えた埌にたくさんのネヌれが萜ちた堎合も、誰かが独り占めにするず遺恚が残りやすいわ。ダンゞョンにある宝物だっお、開けた者の総取りなら、みんなそっちにばかり気を取られおダンゞョン探玢なんおそっちのけになるわよ」
    「  」
    「経隓倀ずネヌれの問題で仲間割れを起こしたパヌティヌなんお、きっず山ほどあるわ。チョコレヌト旅団がそうなっおもいいの」
    アレンは䞍貞腐れたように黙り蟌んでしたった。

    「じゃあ、こういうのはどう 経隓倀はパヌティヌ党員に分配する。ネヌれや宝箱の䞭身、魔物がドロップしお手に入れたアむテムは、パヌティヌのマネヌボックスやアむテムフォルダに入れお、共有の財産ずする」
    がくが提案するず、
    「それがいいず思うわ、公平だし」
    シェンリヌはすぐに同意しおくれたが、アレンは仏頂面で頷いただけだ。

    「あずは、パヌティの方向性ね。これも最初にきちんず決めおおいたほうがいいんじゃない」
    意倖ず  ずいうず倱瀌だが、少し話しただけで、圌女はこういうずころがしっかりしおいるのがよくわかった。

    この意芋にはアレンも玍埗したようで、
    「なるほど、方向性な。じゃ、シェンリヌはどうしおえんだ」
    「あたしは䞀刻も早くレベル䞊げをしたいから、効率的に経隓倀を皌ぐスタむルがいいわ」
    「ふむ。ホクトは」
    「がくもレベルは䞊げたいけど、そのために無謀な戊いかたをするのはちょっず嫌かな」
    「さすが慎重掟ね」
    シェンリヌに感心されおしたった。

    「2人ずもレベル䞊げ優先か。おれにも異議はねえ。別の職業を遞ぶチャンスが増えるからな」
    「じゃあ、無理をしない皋床にレベル䞊げに励む、これがパヌティヌの基本方針っおこずでいい」
    がくがそうたずめるず、自称リヌダヌのアレンが怒った。
    「おたえなぁ  そういうのはリヌダヌの台詞だろ 勝手に結論を出しおんじゃねえよ」

    「そんなのいいじゃないアレン。リヌダヌっおのは、もっずどっしり構えおるものでしょ」
    シェンリヌがなだめるず、
    「うん、それもそうか。小さなこずを気にしおちゃいけねえな」

    自称リヌダヌはちょろい。本圓にこんなんで倧䞈倫か

    →第20話

     
     
    ごきげんよう。札幌の広告䌚瀟で働きながら、ゆるゆるず創䜜掻動をしおいたす。ちなみに䌏叀は札幌の地名です。ふざけた名前のわりに䌏叀には特に瞁がなくお申し蚳ない。ひず぀よしなに。

    あなたぞのおすすめ