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【ネパール】ダルを味噌汁だと思ったのは、味ではなく、並び方だった

    ネパールに住んでいた2年間、毎日、ほとんどダルバートを食べていた。

    バート(ご飯)、ダル(豆のスープ)、そしておかず。
    この並びを見て、最初に思ったのが、日本の定食だった。

    ご飯と味噌汁とおかず。
    組み立てが、そのまま同じだった。

    味にも、通じるところがある。
    味噌は大豆から作られている。ダルも豆から作られている。
    その豆っぽさが、一緒かなと思う。

    ただ、ダルのほうは、テンパリング(油でスパイスの香りを立てること)をしたり、ギー(澄ましバター)を入れたりする。風味は、そのぶん強いかもしれない。

    違うのは、味噌汁は味噌汁をベースにして、具をいろいろ選べるところ。
    食の多様性を求める日本には、合っているのだと思う。


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    2012年6月。大家さんのダルバート。
    ベジタリアンの大家さんのダルバートのダルは別の小鉢に入っていた。

    初めてダルを食べたときは、カレーにしては味が薄めで、淡白だと思った。

    それ単体だと淡白なのだけれど、ご飯と混ぜて、その上におかずやギーをのせると、すごく深みが出る。ベースとなる味付けなのだと思ってからは、外せないものになった。

    ダルに使われることが多いのは、ムングダル。黄色のややオレンジがかったもの。
    ほかに、レンズ豆や、緑っぽい豆もあった。
    何種類か混ぜている店もあったけれど、多くはムングダルだったと記憶している。


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    2025年9月。毎朝プジャをしている友人の家で。
    遊びに行くといつもダルバートを出してくれる。
    真鍮の器に、ダルとヤギ肉のカレー。ご馳走です。

    ネパールのダルは、わりとオーソドックスな料理という感じ。
    使う豆やスパイスの量に違いはあっても、作り方は、どこへ行ってもほぼ同じだったような気がする。

    サラサラとしたものと、少し濃厚でドロッとしたものがある。
    私は、サラッとしたほうが食べやすかった。

    ダルバートという名前は、ダルが主役に見える。
    でも食卓では、主役ではない。
    なくてはならないものだけれど、主役じゃない。
    それでいて、ないと困る。

    そういう、不思議な存在だった。

    次に読む
    ご飯とダルを混ぜる、その先の話です。


    映像で見る
    ダルの材料が、市場から台所へ運ばれるまでです。


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    マガジン「ネパールの市場と台所」

    見出しの写真は、長野県諏訪市のネパール料理店、スパイスカフェ アナンダで、2026年2月に撮ったもの。
    左が大根とチキンのカレー、真ん中がマショウラ、右がダル。
    マショウラは、日本でいう大豆ミートのようなもの。私はこれが大好きだった。

    ハッシュタグ:
    #ネパール #ダルバート #食文化 #管理栄養士 #ご当地グルメ

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    🌈ネパールに2年住み、今も年に一度は通う管理栄養士。 🌈市場・台所を中心に、ガイドブックに載らない日常を書いています。 🌈初めての方は固定記事をご覧ください。

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