【お麩の工場でお麩を作らせてもらったことがあるんです】

子供の頃から、お麩が大好きで
乾いたままのを、まるでスナック菓子を食べるみたいに
食べていました。
甘くて、ふわふわで、サクサクで
めちゃ美味しいの。
そんなお麩好きが高じて
お麩の工場を見学させてもらったことがあり
その時、実際に作らせてもらうという、貴重な経験をしたことがあります。30年以上も前の話です
お麩の原料は小麦粉。
小麦粉に水を入れてこねるところから始まります。
ここは、まるでパン工場みたいな感じなのですが
次の工程が違います。
そのパン生地のようなものを、大きな水槽に入れて
再びコネコネして
生地に含まれるでんぷんを洗い流していくんです。
そのでんぷんを洗い流した後の生地って
パン生地よりももっと柔らかい感じ。
このパン生地みたいなのに
もう一度小麦粉などのでんぷんを混ぜ込んだのが
お麩のベースとなる生地です。
後から加えるでんぷんの量や種類によって
お麩の食感がふわふわに柔らかくなったり
目がつまったような固い麩になったりします
その出来上がった生地を
棒状に伸ばし、鉄板で蒸し焼きにしたのが焼き麩
棒にぐるぐる巻き付けて焼いたのが車麩
お麩って、地方によって、また用途によって
それぞれ伝統的な形や食感や名称があります。
それも、お麩のすごく面白いところです
でも、その話はまた別の機会に。
今回は
お麩作りを体験させてもらった話です。
私が見学させてもらったのは岐阜にある、お麩の工場
水ででんぷんを洗い流し、再び小麦粉を加えた生地は
見た目はパン生地みたいなんだけれど、
もっとモッチモチした柔らかく
両手で持って広げると、ぴゅーッと伸びる感じ
それを肩幅くらいの長さに細く伸ばしたのを
お好み焼きを焼くような大きな四角い鉄板の上に並べて
(大きな鉄板なので何本も並べられる)
重い蓋をガチャっとして蒸し焼きにし
焼きあがった棒状のものを、食べやすく切ったら
私たちがよく知っている焼き麩になります。
これを見学させて頂けただけでもありがたい事だったのですが
お麩の会社のご厚意で
焼く前の生地をビューッと伸ばすところをやらせてもらう事が出来ました。
(工場始まって以来の、特別な事だったようです)
そのビューって伸ばすのって
見ていると簡単そうに見えるのですが
実はこれ、熟練した職人技で
見ているよりもずっとずっと難しいんです。
何が難しいかというと
ビューッと伸ばすときに
どうしても、
両手で持っているところ分厚く、中心が細くなってしまうんですよね
でも、そうすると、あとで切る時に大きさがまちまちになるし
料理手で持っている部分は団子みたいになって、そこも商品にならない
つまり、上手く伸ばせないと、無駄な部分が多くなってしまうんです
なので、ふわっと持って
均一に伸ばすことが大事で
いやいや、それって
言葉で書くと簡単ですが、めちゃ難しい‥。
更に言うと
そのビューって伸ばす作業を
高温になった鉄板の前でやらねばならず
両手を広げて伸ばした体勢で、
前かがみになって熱い天板に生地を置いていくので
一歩間違ったら、自分の身体ごとその鉄板にジュッていってしまいそうで
めちゃめちゃ怖かったです。
工場で働いている方たちは
さすがにプロで
手で持っているギリギリの所まで均一に伸ばしておられたのも感動したし
あんなふわふわしたお麩が
こんな風に一つ一つ作られていたなんて
やってみて初めて分かったので
本当に貴重な体験でした
ちなみに、上手に焼きあがったお麩は
冷める時に、ピチッピチッピチッって音がするんです。
パンを焼く人ならわかると思いますが
上手に焼けたパンも冷める時、
表面にひびが入って、ピチッピチッピチッって言うでしょ?
あれと同じです。
やっぱ、お麩って、パンとすごく似ている♪
以来、ますますお麩好きに拍車がかかりまして
そういえば、お麩の本も出したのでした。

2002年の本です。懐かしい‥。
そのころ乾物レシピを次々紹介していて
ハンバーグにお麩を入れたり(パン粉の代わり)
お麩でピザを作ったり
お麩でシナモンシュガークッキーを作ったり
あの頃は
お麩は、今よりももっともっと人気がありました。

お麩の料理いろいろ紹介しています
お麩は、カルシウムや鉄分などのミネラルが豊富だし
亜鉛の含有量はトップクラスです。
常温で長期保存ができ、値段が安いのもいいところ。
お麩料理、是非是非作ってみて下さい。
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お麩のピザ ←レシピページはこちら

お麩のバターシュガークッキー ←レシピページはお待ちください

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