【煮物って、中まで味が染みてなくていいんです】

かれこれ15年くらいまになるのですが
減塩の本を作ったことがあります。
減塩というのは
単に塩分を減らせばいいとか
単に薄味にすればいいとか
そういう風に考えがちですが
実はそういう事ではないのです。
っていうか
私も最初は、そんな風に思っていたところがありまして
本を書くために
どの程度まで味を薄くしても大丈夫か
家族を使って実験したりもしました。
その結果わかったことは
単に調味料を減らすだけだと美味しくないんですよ。
減塩とは、薄味にすることではないのです
(もちろん、薄味にすることは大事です)
薄味の料理を作り続ければ、慣れるのかとも思いましたが
作っても作っても
家族の食べる量がどんどん減り
食卓の会話がどんどん減り
なんか、食事中どよ~~んとした空気が漂いました。
悲しいけれど、食べ慣れている味を変えていくのは
かなりの時間と努力が必要なんです。
ここで、私も一時期行き詰ってしまい
美味しく減塩って、本当に可能なのだろうか
かなり、悩みました
そして
そこから更に考えまして
子育ての時のことを思い出したんです。
子供って
手をかければかけるほど、食べなくなるんですよ。
逆に
シンプルに料理して
素材の味を味わえるように仕上げてあげると
ビックリするくらい美味しそうに食べてくれる
これって、
まさに減塩の基本じゃないの!!
手をかけず
調味料を入れすぎず
素材の旨味を味わえるように・・。
例えば、今日noteに追加したツナじゃがでいうと
ちょっと濃いめの味をじゃが芋の表面に絡めただけで
中までしみ込ませずに仕上げました
つまり、表面だけしか味がついていないのです
でも口の中に入れると
味のついている部分と、味の染みていない中心部分が
口の中で混ざって、丁度いい味にあります。
しかも、味の染みていないじゃが芋の中心部分は
何も味がないかというとそうではなく
じゃが芋自体の、美味しさや香りが十分に味わえます
更に
ツナを最後に加えて
ツナにしっかり味が入り
それが調味料代わりになり
味のついていないじゃが芋と混ざった時
じゃが芋の旨味を殺すことなく
ツナの味で、じゃが芋を美味しく味わえるというわけです。
レシピだけを見ると
調味料が少なく、
材料が少なく
これ、なんか味が薄そう
って見えますが
実際に作って食べてもらうと
決して薄くなく
むしろ、良い感じに味が決まっているはずです。
これで、一人分の塩分量が1.6g!!
塩分量としては、とってもいい数字です
加えて、じゃが芋も玉ねぎも、
カリウムを豊富に含んでいるんだけれど
カリウムってナトリウムを排出してくれる働きがあるので
更に減塩効果が期待できるというわけ。
簡単に作れて
普通に美味しく食べて
その時は減塩料理とは思わずに食べているのだけれど
結果として減塩になっている
そういうのが、私の目指す減塩(適塩)で
ひいては、
私の目指す家庭料理でもあります。

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こちらも作ってみてね↓↓↓↓
ツナじゃが ←レシピページはこちら

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