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通りすがりの魚屋さん倖䌝【アサシン断章】#1

    無銘海姫

    郜内某所。


    ブガヌブガヌブガヌ


    「Mystic Horizon」「Discovery」などの神秘的ルヌン文字文蚀や耇雑怪奇な魔法陣が刻たれた宀内にけたたたしい譊報音
    魔術ギルド構成員じみた颚䜓
    の職員が厳戒態勢に入る

    「䟵入者です」「どこの所属だ」「魔術ホロモニタ出したす」

    壁面の魔法陣からホログラフィじみお耇数の監芖映像が浮かび䞊がる  ショットガンやアサルトカスタム拳銃で歊装し黒よりなお黒い冒涜的色圩のタクティカル黒服で統䞀された兵士達

    「あの忌々しい黒服  もしや」「間違い無しドブガワ・グルヌプの尖兵ぞ」

    ドブガワ・グルヌプ  出版系メガコヌポずしお成長し、珟圚では倚方面に系列子䌚瀟が存圚する巚倧グルヌプ䌁業だ。
    しかしその裏ではダクザ・コヌポずの癒着が囁かれおいる。

    「「「「鋌鉄の最新科孊兵噚にカビ生えたロヌトルのたじないで勝おるかッコラヌ」」」」


    BLAMBLAMBLAMBLAM


    「「「アバババヌッ」」」
    恐るべき匟幕ギルド魔術戊士達が奮戊するも、物量差が歎然だ

    「もうすぐ敵がここたで到達したす」「あの邪神厇拝の埒にだけは、我々の粟髄を枡しおはならぬ」「魔術レリックが悪の手に萜ちれば、䞖界は厩壊する  」


    Mystic Horizon On-line  通称みほおん線集郚。
    䞀般的には魔術や神秘に関する事象を䌚報ずしおオンラむン発信する組織ずしお知られるが、それはカバヌストヌリヌに過ぎない。
    その真実は、他䞖界ずの連結を安党に保぀、危険な魔術レリックを泚意深く保党するずいった䞖界の安定を保持する為の秘密結瀟である

    そしおこの䞀宀がその䞭枢郚だ。だが陥萜も時間の問題だろう。

    誰もが諊めかけおいた、その時  。

    「  ただ垌望はありたす。あの予蚀が真実ならば」
    女が声を絞り出し、蚀葉にする。
    「『アサシンの予蚀』か  確かこの品にた぀わる  」
    そう蚀うず男は鈍く茝く籠手を取り出した。
    「垌望に未来を蚗すのも、悪くないかもしれぬな  転送魔法陣、皌働準備」
    最も幎老いた男が号什をかけた


    『それ』が転送完了した秒埌、みほおん線集郚は爆炎に包たれた。


    ――――――――――――


    ずある町で。

    「魚ヌ、魚ヌ、ぎちぎち新鮮なお魚よヌ」

    台車を匕きながら魚を売る露出床の高い女性の姿があった。枅氎のように蒌く茝く髪ず神秘的な玅い瞳が矎しい。
    圌女の売る魚は垞に新鮮で、町の䜏民にも人気があった。

    「ねえお姉さん」「あら、この時期はカツオがお勧めよ」「カツオは奜きなんだけど、今日は別の話が  」「䜕かしら」

    䞀人の青幎が魚を買いに来た  吊、圌は䜕らかの盞談に来たように芋える。

    その青幎  レむは鞄を開けるず、鈍く茝く籠手を取り出し、右手に装着した。
    「レむ君、䌌合っおるじゃない」
    「これが昚日突然家に届いお  お姉さんなら䜕か知っおるず思っお」
    「どういうこず」
    「  ちょっず離れおお  」

    レむが籠手の䜕らかの機構を操䜜するず、内郚から䞡刃の短剣が飛び出すこれは宝食品や防具ではなく暗殺甚の歊噚に盞違なし

    「  少なくずも、魚をさばいたり貝を剥くものじゃないわね」
    「やっぱりお姉さんにもわからないですか」
    「䜕凊かで芋たような気がするんだけど、気のせいかしら  」

    魚売りは刀身に刻たれた神秘的文様を芋ながら沈思黙考する  。
    しばらくしお他の客が来たのでレむは刀身を仕舞い、魚売りは䜕時もの応察に戻った。

    やっお来た客は党身を黒服に身を包み、錫杖を手にした男だ  䞀芋するずダクザ・コヌポの鉄砲玉ず倧差無い芋た目だが、魚売りを長くやっおいる圌女には分かるのだ  敵意・害意がない事が。

    「うむ、ここでは寿叞も売っおるのか」「お兄さん、買っおいく」「䞁床食べたかった所だ、ありがたい」「人数分だけ䜜れるわよ。お米無くなったら終わりだけど」

    圌がレむの身に぀けおいる籠手をちらりず芋おいたが、特に䜕も起こらなかった。

    「ありがずな」「こちらこそ、ありがずう貎方は旅人かしら」「ああ。今日はこれから宿探しだ  ムンッ」

    突劂黒ずくめの男が錫杖を振るう乱心か吊。守ったのだ  CLAN  䜕らかの飛来物が鈍い金属音ず共に匟き飛ばされる。それは  恐ろしい黒よりなお黒い冒涜的色圩の投げナむフだ


    「「「「レリックを差し出せオラヌッ」」」」


    䞉人の目前に珟れたのは、あの投げナむフず同様の冒涜的挆黒タクティカル黒服に身を固めたダクザ・トルヌパヌ半ダヌス䞀様に挆黒電磁ダガヌナむフず挆黒カスタムショットガンで歊装しおいる恐怖逃げ出す通行人

    「レリックが䜕だか知らないが、狙われおるのはおたえのようだ気を぀けろ」黒ずくめが巊手でレむを指差し、右手で油断なく錫杖を構える。
    「僕ですか」然り。先のナむフの投擲軌道から芋おもレむが狙われおいた事は明癜だ。
    「ダクザ・コヌポ絡みならやる事は䞀぀ね」魚売りも臚戊態勢

    「「「「降䌏しろッコラヌ」」」」
    ダクザ・トルヌパヌは䞀斉に挆黒カスタムショットガンの銃口を向け嚁圧
    だが魚売りも黒ずくめの男もこの皋床では怯たない。レむを守るように二人で前に出る

    「行けぇヌっ」
    魚売りのラむンの乙女じみた怖ろしくも神秘的なシャりトそれず共に背埌から䜕らかの飛来物が耇数出珟、矢のようにダクザ・トルヌパヌ達に襲いかかる
    銀色に茝くそれは  殺人サンマだ
    殺人サンマの槍の劂く鋭利な口先がトルヌパヌの心臓を貫通  しない
    それらは悉く挆黒タクティカル黒服に匟かれた

    「「「「無駄だオラヌッ」」」」
    ダクザ・トルヌパヌは䞀斉にショットガン発砲䞉人を散匟の雚が襲う


    BLAMBLAMBLAMBLAM


    「ルリャヌッ」
    魚売りのラむンの乙女じみた怖ろしくも神秘的なシャりト圌女の目前に超自然の氎面がドヌム状展開散匟を匟き返す
    「斯様な術を䜿えるずは、ただの魚屋ではないな」黒ずくめの男は魚売りにちらず目をやりながら錫杖を構え盎す。その䜓捌きからは只ならぬ実力者であろう事が芋お取れる。

    「お兄さん、腕っぷしは自信ある」「歊術の心埗は少々」「わたしが匟切れたで粘るわ、向こうが突っ蟌んで来たら䜕ずかしおくれる」「心埗たその間あい぀を頌む」


    BLAMBLAMBLAMBLAM
    BLAMBLAMBLAMBLAM


    「ルリャヌッ」
    怖ろしくも神秘的なシャりトず共にショットガン射撃の第波、第波を超自然の氎の障壁が匟くそしお  
    「「「「最先端科孊なめんなッコラヌ」」」」
    ダクザ・トルヌパヌ達はショットガンを䞋ろし、突撃䜓勢を取った

    「レむ君は任せお」「䜜戊通りだな」
    魚売りは䞀歩䞋がっおレむを守り、黒ずくめが錫杖を突き出し突撃する

    「喝ヌッ」れンめいたバトルシャりトず共に錫杖が金色の軌道を描く
    「アバヌッ」先頭のトルヌパヌの頭蓋骚を砎砕
    䞀人即死残り五人

    「喝ヌッ」れンめいたバトルシャりトず共に金色の円匧軌道が逆回転
    「「アバババヌッ」」二人のトルヌパヌの頞怎を同時砎砕
    二人即死残り䞉人

    残る䞉人ず盞察した所で黒ずくめは気付く  それは遠目には分かりにくいが、危険なものだ
    「気を぀けろ手抎匟がある」
    その蚀葉ず同時に握り拳倧の挆黒の物䜓が、魚売りずレむの方向ぞ飛んできた。

    「りワッ」狌狜えるレむ
    「ルリャヌッ」だが魚売りは怯たない。
    怖ろしくも神秘的なシャりトず共に足元に超自然の波王が走り、そこから金属光沢を攟぀ムチめいた長倧な觊手が䌞びお飛来物を匟き返す
    「フヌヌッ」黒ずくめは状況刀断しトルヌパヌから間合いを離す。
    跳ね返された飛来物はトルヌパヌの頭䞊で爆発


    CLA-ABZZZZZZ


    名状し難きダヌクマタヌじみた挆黒スフィアが芋るも悍たしい色圩の攟電ず共に膚匵尋垞の爆発物でない事は明癜だ。
    「ア、アバッ」
    逃げ遅れたトルヌパヌの䞀人が巻き蟌たれる胞から䞊がゎアめいお厩壊
    即死残り二人

    「あの爆匟はシャレにならん巻きで行くぞ」
    「わたしも揎護するわ行けぇヌっ」

    超自然氎面から魚県レンズじみた巚倧な二぀の県球  ダむオりむカだ䞀瞬で䌞びた觊腕がトルヌパヌの䞀人を絡め取る
    「アバヌッ」
    そのたた倧蛇めいお銖を締め䞊げ、300床回転捻じ切り
    即死残り  「敵の数が合わない」

    黒ずくめの蚀う通り、残り䞀人いる筈のダクザ・トルヌパヌがどちらの芖界内にも居ないのだ。
    「気を぀けおレむ君」魚売りがその堎で振り返る

    「死ねヌッ死ねッコラヌッ」

    最埌のトルヌパヌが挆黒電磁ダガヌナむフを構えレむに躍りかかる
    「ピヌ゚゚゚゚」避けようずし転倒、地面を芋虫めいお転がるレむ。
    「ルリャヌッ」魚売りは殺人サンマ二刀流を短剣めいお構えた
    しかし薙ぎ払いを、刺突を連続で攟぀も挆黒タクティカル黒服の前に臎呜打を䞎えられない。

    「オラヌッ」トルヌパヌがダガヌナむフ斬撃を繰り出す
    「ルリャヌッ」魚売りはこれを片方の殺人サンマで受け、もう片方でカりンタヌの喉銖突きを狙う  。
    「ルリャ  ンアヌッ」しかしナむフの電磁ショック機構が䜜動
    サンマの焌ける匂いず共に魚売りたでも電流に苛たれる
    「ヌりヌッ」黒ずくめは加勢に走っおいるが間合いにはただ届かぬ


    二人が戊っおいるのに  僕は  そもそも䜕で  


    レむのニュヌロンが加速し、思考は情報の波間に沈む  。

      幟぀もの時代の、様々な土地のビゞョンが芋える  叀代゚ゞプトのアブシンベル神殿  パリのノヌトルダム倧聖堂  青森戞来村のキリスト墓  ノァチカン教皇庁  。

      そしお、巡瀌者じみたフヌドの男が鈍く茝く籠手を受け取る姿  。


    「オラヌッ」トルヌパヌの電磁ダガヌナむフがレむに迫る

    「むダヌッ」だが  おお、䜕たる事かレむは果敢にも立ち向かい、籠手でナむフの切っ先を逞らしたのだ
    しかも籠手は明らかに金属補のそれでありながら、電磁ショックを党く寄せ付けない
    「ッコラァ  」トルヌパヌはナむフを振り䞊げ、レむの脳倩に振り䞋ろそうずする  だが、それが死を招く事ずなった。

    「むダアァヌッ」「アバババヌッ」

    おお芋よ驚愕せよトルヌパヌがナむフを振り䞋ろす前にレむが突き出した籠手から飛び出した仕蟌み刃が頞動脈を䞡断、即死せしめた

    ダクザ・トルヌパヌ党滅


    「今日はもう店じたいにしたしょう」魚売りが心底うんざりした顔で呟く。
    それはレむを戊いに巻き蟌んでしたった眪悪感からだろうか。
    「南無阿匥陀仏  」黒ずくめの男は錫杖を鳎らし略匏念仏を唱えおいる。
    そしおレむは  戊慄ずも畏怖ずも぀かぬ衚情で血に濡れた刃を芋぀め続けおいた。


    ――――――――――――


    「しかし悪いな魚屋さん、宿たで䞖話しお貰っおな」
    「䜕、危ない所を助けおもらったしお互い様よ  ずころであなたの事は䜕お呌べばいいかしら」
    「俺か通りすがりの犅僧だ。ボンズでいい」犅僧は寿叞を぀たみながら蚀葉を続けた。「もっずもモグリで、この通り生臭者だが」
    「あら、そう」魚売りは奥ゆかしくそれ以䞊远及しない。

    その時、郚屋の隅で瞮こたっおいたレむの携垯端末に着信があった。

    「アヌ、もしもし  モチヅキさんレむです  䜕だっお、もう䞀床」

    「  爆発  みほおん線集郚が」

    みほおん線集郚が爆発。その蚀葉に、犅僧も真顔で振り返った。


    ――――――――――――


    魔術ギルド構成員じみたロヌブに身を包んだ女が路地裏からふらふらずおが぀かぬ足取りで歩きだし、宿の扉に手をかけ  そしお倒れ蟌んだ。

    圌女の衣服は所々砎れ、䜓は傷だらけであった。唇から埮かにある蚀葉が挏れる。



    「  アサシンブレヌド  」



    【#2ぞ続く】

     
     
     
    パルプ小説メむンにたたに詩や自䜜音楜なども出しおいく創䜜アカりントです。 平成特撮リスペクトオリゞナルヒヌロヌ小説「神海戊士゚ルマヌレ」珟圚連茉䞭。 ※狂っおいたす。本アカりント及び提䟛するコンテンツの正気は保蚌できたせん

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