
彗星撮影はスポーツなのか!?〜レモン逃して白鳥を捕る
スポーツの日は曇りの予報に反して三瓶周辺は夕方にかけて快晴になった. 温泉に入って帰るつもりが, もしも晴れたら…と思って車載していたポータブル機材をフル稼働することに…
レモン彗星 (C/2025 A6 Lemmon)
レモン彗星(C/2025 A6)は10月半ば以降にならないと夕方は見にくいだろうとは思っていた. でも水平線*まできれいに晴れたらもしかしたら…という期待もあって, 三瓶周回道路の西側斜面の駐車スペース(?)で店開き.
(けっこう草ボウボウになりつつある. 国立公園内だから勝手に刈っちゃいけないんかな?)

北西の水平線上, 15°くらいの高さにカメラや双眼鏡のめんたまたちを向けて待つ. 見えるはずの位置はこの通り↓ おおぐま座χ星(3.7等)とりょうけん座β星(4.2等)の間にぶら下がった感じのはず.

まだ薄明があって双眼鏡でもおおぐま座χ星やりょうけん座β星は見えず, その隣りにあるもう少し明るい星たち--北斗七星の升の角の星とりょうけん座のコル・カロリ(両方とも2等星)--がやっと見えるくらいなので, なかなか難しい. その辺りの写真を撮ってみたら…

写真をよくよく見ると, おおぐま座χとりょうけん座βの間にあるおおぐま座67番星(5.2等)までは写っている. その下の, ちょうど雲がたなびく辺りにレモン彗星は居たはず.
この雲がなければ, もしかしたら見えたかもしれない. 残念TT
スワン彗星 (C/2025 R2 Swan)
引き上げようと思ったところで, そういえばスワン彗星(南半球で見やすかったのであっちの方の人たちが盛んに写真を挙げていた)も6等級まで明るくなっているという話を思い出した. 位置を調べると, へびつかい座の足の辺りに居るらしい.
高度は20°ちょっと. 全然高くはないが, 10°を切る低空でレモン彗星を探した後では余裕の高さに思えてしまう(笑)
薄明がほぼ終わってすっかり暗くなった19時頃, へびつかい座〜いて座はよく見えていて, 天の川が南北をまたいで空に架かっているじゃないか.
で, 双眼鏡を向けると, よく見える. 写真が撮れた.

サイトロンCBPフィルタ, Fujifilm X-T10 ISO3200, 1分x21コマ (計21分);
AstroPixelProcessorでスタック/光害補正, RawTherapeeでトーン/WB調整/トリミング, Gimpでノイズ低減.
天気やら月やら地形やらと駆け引きしながら星空の獲物をハンティングってのは, まあこれもスポーツなんでしょうかね(笑)
【了】
*三瓶のこの場所からは, 西側の低い山々の頭越しに「水平線」が見えるのです. 暗くなったら漁火がいくつか煌々としていました.
PS: 夕方のレモン撮れた!
10/15の夕方急に西の空が晴れてきた. 日御碕の追石鼻に行ってみた. 風は東風なので波しぶきの問題もない.

ところが, 彗星が見えそうな時間になると雲がモクモク…

なんとか1枚!

【了】