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日本語になっていない哲学など翻訳学問の学術翻訳本と誤訳

    石部統久@mototchen

     日本の資本論など文系書や哲学書の、ちんぷんかんぷん文章とその原因については、翻訳にあり。
     日本語学問の宿命です。

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    日本の哲学など学問は翻訳によって形成された

     元々日本に哲学はありませんでした。海外の文献を翻訳などにより日本独自の哲学が形成されていきました。

    翻訳と近代日本哲学の接点
    https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/250574/1/sjp_6_29.pdf

    ヘーゲル『精神現象学』は読解できるのか?

     ヘーゲルなどの翻訳書の文体は日本語としては意味が読解できないものがほとんどです。

    現代文の大学入試はヘーゲル『精神現象学』を題材にしてほしい。まじで日本語として意味がまったく取れないから……日本国民が一丸となって解読してほしい。(しかし出題者も意味が取れなければ、そもそも出題できないか😂)

    こういう文章↓ pic.twitter.com/an3w87QVZC

    — ネオ高等遊民🛺哲学youtuber (@MNeeton) December 9, 2021

      ちなみにロシアでもヘーゲル哲学論文は鳥の言葉だそうです。

    『コペルニクスの太陽系の分析的解明』という論文を書き優秀な成績で卒業したゲルツェンは、そのときの指導教官で天文学界の第一人者だったペレヴォーシチコフ教授と卒業後、食事をする機会があった。教授は、ゲルツェンが天文学を続けなかったことをさかんに惜しむ。「でも誰もかれもが、先生の後について天に昇るというわけには行かないでしょう。わたしたちはここで、地上で、何かかにか仕事をやっているのです」と答えるゲルツェンに教授は反論する。「どんな仕事ですか。ヘーゲルの哲学ですか!あなたの論文は読ませていただきました。さっぱりわかりません、鳥の言葉です。これがどんな仕事なものですか」

    鳥の言葉。何と言い得て妙なのだろう。

    https://allreviews.jp/column/1325
    米原万里「私の読書日記」週刊文春2001年5月24日号『過去と思索』『スターリン秘録』『「スターリン言語学」精読』(1/2) - 米原 万里による読書日記 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

    実は翻訳に問題がありました

     日本の哲学書などは研究者の独占物です。

    哲学文献が現代日本においてあまり広く読まれていない主な理由は、おそらくそれが広く読まれるように書かれていないためでしょう。それらの大部分は、アカデミックな哲学あるいは哲学史への貢献と見なされることを目指して書かれています。そのような貢献について判断を下すのは一般の読者ではなく、前世代の承認をもらった現代の専門家です。

    哲学翻訳の脱聖化
    J.W.ハイジック
    日本の哲学〈第4号〉
    特集 言葉、あるいは翻訳
    https://web.archive.org/web/20211211041744/https://nirc.nanzan-u.ac.jp/en/files/2013/07/JWH-%E5%93%B2%E5%AD%A6%E7%BF%BB%E8%A8%B3%E3%81%AE%E8%84%B1%E8%81%96%E5%8C%96.pdf

    https://web.archive.org/web/20211211041744/https://nirc.nanzan-u.ac.jp/en/files/2013/07/JWH-%E5%93%B2%E5%AD%A6%E7%BF%BB%E8%A8%B3%E3%81%AE%E8%84%B1%E8%81%96%E5%8C%96.pdf

     海外の文献翻訳について、わかりやすい日本語ではなく、わざわざ原文の文法どおりの逐語訳かつ用語の漢文的専門用語化しています。

    哲学用語翻訳の難解化

    輸入学問の功罪ーこの翻訳わかりますか

    輸入学問の翻訳問題についての本があります。
    そこでなぜ翻訳が悪文になるのかを説明しています。

    逐語訳主義:原著の一単語と訳書の一単語が対応していなくてはならない。また訳書には、原著にあるすべての単語に対応する訳語がなくてはならない。

    同品詞対応:上と関連するが、たとえば原著で形容詞で表されているものは、訳書でも形容詞で表されなくてはならない。

    文対応主義:原書の一文は、訳書においても一文で表されなくてはならない。

    https://yuiami.hatenablog.com/entry/20090824/1251092924

    翻訳の本質は誤訳

     元々日本になかった概念や動植物について翻訳できません。誤訳で誤解あるのみです。

    文系の用語は誤訳だらけ

    理系の用語も誤訳だらけ

    感情単語の概念は文化により異なっている

     2500の言語で24の感情について単語ネットワークの近似を見ると、似ていないことがわかっています。一方共通するのは、感情は、「快」「不快」な経験、それにともなう興奮の高さにより区分することです。

    愛とは何か…「言語」で変わる感情の概念、研究https://t.co/jwNGBdlNPD
    米ノースカロライナ大学チャペルヒル校と独マックス・プランク人類史学研究所の研究チームが、感情についての世界各地の概念を調査した結果、怒り、恐れ、喜びなどに対する考え方が言語によって変わることが明らかになった。

    — AFPBB News (@afpbbcom) December 20, 2019

    Emotion semantics show both cultural variation and universal structure
    https://www.science.org/doi/10.1126/science.aaw8160

    学術用語の個別学問間の不統一

    概念の翻訳不可能性

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