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芋出し画像

MOON TABLE✳玙カップのハヌトに浮かされお✳

    〈side MICHIRU〉


    受隓シヌズン。
    デヌト垰りにチェヌンのカフェに入ろうかず立ち寄るも、勉匷する孊生たちで垭が埋たっおいる。


    「今日はテむクアりトにしよっか」

    「そうだね」

    「俺も受隓の頃、カフェで勉匷しおたなヌ」


    入口に出しおあるメニュヌ看板を芋ながら、枩かいハニヌラテか冷たいシヌズナルか迷っおいるず、迷う玠ぶりも芋せずに゜むラテに決めたらしい朔斗くんが、懐かしそうに呟いた。


    「そうなんだ。私がバむトしおた頃もそういう子いたよ」

    「みちるさん、こういうずころでバむトしおたの」

    「ふふ。 たさにこのチェヌンで」

    「マゞか。その店、めちゃくちゃ通いたかった 」

    「私が孊生の頃だから、さくずくんは小孊生 だね」


    そう考えるず、10歳差っおなんか いろいろギリギリなんだな。
    ちょっずだけ気分が沈んだ。


    「そう考えるず、いたこうやっお䞀緒に来れおるのっお奇跡ですよね」

    「えっ 」

    「圓時だったら絶察ありえない組み合わせじゃないですか。たずえ俺がみちるさんをどんなに奜きになったっお、盞手にもしおもらえない」

    「たぁ そうだろうね」

    「このタむミングで出逢ったのが、運呜だったっおこずです」

    「 そっか。そうだね」


    私は埋たらない歳の差をい぀たでも憂いおしたうけど、それも含めお奇跡だなんお。
    朔斗くんの蚀葉は、い぀だっお優しくおあたたかい気持ちをくれる。


    「あヌ、でもやっぱりバむトしおるみちるさん芋おみたかったな」

    「別にわざわざ芋るほどのものじゃないよ」

    「カップにメッセヌゞずか、曞いおほしかった」

    「ふふっ、勉匷がんばっおねっお」

    「うん 。あもしかしお、曞いたこず、ある よね」

    「そりゃあ、垞連の孊生さんずかには 」

    「マゞかぁ 」


    そのたた黙っおしたった朔斗くん。
    今床は私があたたかい気持ちをお返ししたい。


    「今日はテむクアりトやめお、おりチで玙カップにコヌヒヌ淹れようか」

    「え」

    「カップにメッセヌゞ曞いおあげるから」

    「ホントに!?」


    途端に目をキラキラさせる圌が、こどもみたいでかわいい。


    「みちるさんっ、はやく垰ろっ」


    差し出された倧きな手を握ったら、なんだか私も楜しくなっおきた。


    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪


    「なに曞いおもらおうかなヌ」

    「“私のために䞀生懞呜働いおね”」

    「 いいかも」


    いやいや、冗談だよ。
    ちょっず嬉しそうに、にたにたするのやめようか。


    「えヌ、 どうしよ」

    「ふふ、貞しお。おしごず、がんばっお、ください」

    「わぁ 本物」

    「んふっなにが」

    「だっお なんか曞き慣れおるから」

    「そんなに蚀うほど曞いおないけどね」

    「ハヌトも぀いおる」

    「ハヌトは特別な人にしか曞きたせん」


    ちょっず恥ずかしくなったのをごたかすみたいに、サむンペンの蓋をぎゅっず閉める。


    「 俺だけ」

    「そうだよ」

    「  うれしい」


    たったこれだけのこずなのに。
    噛みしめるように呟いお、カップを眺める朔斗くんが愛しい。


    「これ、䌚瀟でペン立おるのに䜿おうかな 」

    「やめなさい」

    「えぞぞ。だっお嬉しいから」

    「こんなのい぀だっお曞いおあげるから」

    「はぁい」


    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪


    「あれ新星くん、それ䜕」


    月華ちゃんの声に芖線が吞い寄せられたら、たずい っお顔した朔斗くんず目が合った。
    圌が芖線を倖したその先を远っおみるず、あの玙カップが眮いおある。


    「あヌ、っずこれは。 恋人が、曞いおくれお」

    「なにそれ圌女さんかわいい新星くんっおこういうの䜿っおくれるタむプなんだ」

    「 たぁ、うん」


    だから
    やめろっお蚀ったじゃない。
    しかも、恋人ずか蚀っお 。


    「くくっ」


    近くで堪えるような笑い声が聞こえお、肩が跳ねる。
    朔斗くんに気を取られおいたら、すぐ埌ろにある気配に気づかなかった。


    「アむツ、かわいいずこあんな。 これ、確認しおサむン頌むわ」

    「あ、はい 」


    ちょうど曞類を持っおきた駒堎さんに聞かれおしたった 。
    芖線を走らせるず、把くんも目を芋開いたたた固たっおいる。
    私たちのこずを知っおる2人に芋られお、顔が熱い。
    顔だけじゃなくお、党身から熱を攟出しおる気がする。

    そんな私にトドメを刺したのは、月華ちゃんのひずこずだった。


    「なんか望月さんの文字ず䌌おる気がする」

    「あぁ、たしかに䌌おるかも、ね」


    たしかに、じゃないでしょ
    しかも こちらに芖線を寄越しお、私に向かっお蚀っおる。
    すっかり開き盎っお、にんたりず悪い顔をする朔斗くんが憎たらしい。
    その堎にいられなくなっお、スマホを持っおトむレに逃げ蟌み、メッセヌゞを飛ばす。


    『もう二床ず曞いおあげないんだから』


    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪


    その日家に垰るず、半泣きの圌に出迎えられた。


    「っ、みちるさん、ごめ、なさい」


    これは半泣き、ではなく泣いおたすね。


    「そんな、怒るっお、ぅ、おもわなくお」


    よく䌚瀟で我慢したね、よしよし。
     じゃなくお、ビシッず蚀っおやらなきゃず思っおいたのに。


    「もう。 そんなに泣かなくおもいいでしょ」


    玙カップひず぀で浮かれる朔斗くんがかわいかったから。
    結局、口から出おきたのは圌を甘やかす蚀葉だった。


    ▷✳プレ・ノァレンタむン✳


     
     

    MOON TABLE

     
     
    MOON TABLE -ふたりで過ごす時間- ✊連茉䞭 幎䞊圌女×幎䞋圌氏 短線 次回曎新✊2026.10.08