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【依存】依存と執着は、大切な人たちと愛し愛されることで消えていく

「付き合っていても辛いだけなのに、依存してしまって別れられない」
そんな経験、みなさんはありますか?

私も恋人への依存を2度経験し、また、同時期に友人への依存も経験しています。
本来楽しいはずのお付き合いが、依存・執着、未練といった関係が悪化した状態で続いていきなかなか抜け出すことができない。そんな決断力のない自分がどんどん嫌になって、自信を無くしていく。
そんな負の無限ループから抜け出すには、どうしたらいいのでしょうか?

私は自分自身の経験から、自信という名の"自尊心"を地道に、確実に満たしていく努力が依存を抜け出す最大の近道だと考えています。
今回はそんな、「自尊心」と「自信」について考えてみました。


1.自尊心を満たす「自信」は“愛から”育まれる

人は皆親に育てられ、兄弟姉妹や親戚、友達、恋人、職場や趣味などあらゆる人間関係を作って生きています。1人で生まれ1人で生きていくことなんて出来ませんから、皆誰かに育てられ、助けられ、支えられて生きています。そういった人と人との繋がりはやがて信頼関係となり、お互いの"自尊心" を満たしていきます。

"自尊心" とは、自分自身の価値や人格を尊び大切に思う気持ち。
「自分自身に価値があると信じること」です。
「自分を信じること」、つまり「自信」を持つということ。
自尊心が満たされて初めて自分の「自信」となるのです。

他者との信頼関係の根底には「信じ合う」という "愛" があります。家族愛、友達愛、恋人愛。自分に害を与えてくる信用出来ない人をわざわざ周りに置いて仲良くしようなんて思いませんよね。
そういった他者から得る愛を人は "自信" に変え、各々の自尊心を満たしていく。自信を持つために必要な "自尊心" の基盤は、他者からの愛によって固められるものだということです。

自尊心:コップ
他者からの愛:水
水道の蛇口:他者からの愛のある行動・言動
水道管:他者とのコミュニケーション
に例えてみましょう。
コップに水を入れるためには、
①水道管を通す:(他者とコミュニケーションを取る)
②蛇口をひねって水が出る:(相手から信頼をされ他者から愛ある行動・言動を受ける)
③コップで水を受け取る:(愛を素直に受け取り、心の中に溜めていく)
という一連の工程が必要ですよね。
人間関係も全く一緒で「自分に自信をつけたい」と思うのであれば、まずは自分から他者に対し適切なコミュニケーションを取り相手を信じ愛を与える。そして相手が同じように愛を与えてくれたときに、自分が受け取る。
この時初めて人は「自信」を手にするのです。

では、この他者との信頼関係はどのようにして築いていくのでしょうか?


2.適切な愛を、適切な分量で貯めていく

親から子への愛が適切な親子は関係が円満になるため、子が成長し大人になってからも互いに助け合い、支え合うことができます。
子を産むという行為は親のエゴであり、子は親を選べないし「生まれたい」と本人が願うことなく受動的にこの世に誕生します。
親が子を育てる理由は、親だから。自分のエゴに責任を持ち、何も話せない、出来ない状態の赤ん坊から大人になってからの支援やサポートまでを行う義務があるのです。
すると子にとって親は「何も出来なくても、自分の価値を認めてくれ続ける存在」になるわけです。
兄弟姉妹は、一番身近な対等なライバルとも言えます。そこに優劣はなくとも、生まれた環境や育つ環境まで条件がほとんど一緒なため、どこか競い合い、自然と高め合っているような存在になります。家庭環境が良かった子が歪みなく根底の自信がしっかりとある人間に育つのは、そういった自分が選ばずして持った絶対的な味方と身近なライバルとの信頼関係を築いているからなのです。

友人や恋人はそういった家族とは違い、互いに選び合い成立する関係です。
ですので信頼関係を築くには、自発的なコミュニケーションと敬意ある態度を意識しなければなりません。相手に話しかける、誘う、相談に乗る、心から応援するなど、大前提 “自分を選び、関係を持ってくれていることへの感謝” を行動として示し続けなければなりません。
互いに尊重し合い対等な立場でのコミュニケーションを意識しないと「レベルが低くて関わっていられない」「舐められている気がする」などと相互が相手に不満を感じ始め、やがて関係は破綻します。

自尊心が満たされている人、つまり「自信のある人」は、こういった他者とのコミュニケーションから得られる愛を適切に受け取り、適切な分量でコップに移しているのです。

では、反対に自分に自信がなく依存・執着の状態にある人の心のコップはどうなっているのでしょうか?


3.愛の配分ミスと、“質”によるトラウマ

結論から言うと、依存・執着の状態にある人の心のコップは、依存相手から注がれた水の比率が大半を占めています。
その人と関係を切り愛を貰えなくなると、残り水がほんのわずかしか残っていない。少しの水では、いざ1人になった時自分を自分で保てるか分からない。他の誰かが埋めてくれる保証がなく、手放すのが怖い。
そんな "自尊心が満たされない" という感覚が依存を生むのです。
そしていざその人との関係が終わった時、本人の中で "とてつもない喪失感と自分の価値への疑い" を味わいます。
これは相手を失ったのではなく、満たしていた水(自信)を失い、自分を失っている感覚です。

この依存は注がれている水質に原因はなく、受け取り手(自分)の水の配分ミスから起こる現象です。
いくら優しく思いやりのある愛され方、つまり水質の良い状態でも、それを本人が適切な分量で受け取ることができていないと「悪い人は誰もいないのに関係だけが悪化している」という状況を生みます。
いちばん厄介なのは、浮気やDVをされている、つまり水質も悪い状況の依存状態です。その関係が長期化すればするほど、自分のコップ自体を汚し、後から入ってくる綺麗な水も汚してしまう。心に大きなトラウマとして残ってしまうのです。
ただDVに関しては、今回の記事のような親や友人への相談だけでは解決しないケースもありますので、深刻な場合はいち早く専門機関への相談も検討しましょう。

ではこのような依存状態をどのようにして解消していけばよいのでしょうか?


4.「力になりたい」そう思ってくれる人を探す

依存状態を解消する方法は、端的に言えば依存先を増やして水の配分を調整し常に満タンを目指して満たしていくことです。

1.自分の信頼できる人を考える

まずは身近にいる家族、友人など「簡単には関係が壊れない範囲の信頼関係を築いてきた人」をピックアップします。
ここでは数ではなく質、つまり "心の距離" を重視するため、自分が「この人は信じられる」と素直に思える人を選定しましょう。過去にすごく仲が良かったが今は疎遠になってしまっている友人などでも大丈夫です。

実際に私は、それまであまり2人で頻繁に遊ぶような仲ではなかった友人を
2人見つけ、たくさん連絡を取り食事に行ったりお出かけしたりしていました。1人はたまたま同じ境遇だったため、最初はお互いの傷を舐めあう形でしたが結果的に気持ちを深く理解し合うことができ、今では替えの利かない大親友です。

2.SOSを出そう

次にコミュニケーションを取る段階。
相手には必ず "依存状態の相談をし、助けを求める" ことを意識するようにします。ここでいう助けというのは “定期的な交流、連絡を取っていきたい” という旨の内容です。
「今彼氏に依存してて辛くて、友達との時間も大切にしていきたいと改めて思ったから連絡を取った。前ご飯行った時すごく楽しかったからまた行きたいな」
こんな感じで「辛いから助けてほしい」と「仲良くしたい」という内容を相手に伝えます。こうすると相手は頼られているという "自分の能力を認められた気持ち" と 自分との時間が楽しかったと言われて "純粋に嬉しい気持ち" を同時に処理し、結果として「力になりたい」と会う約束へと流れてくれるのです。

信頼という字は "信じている人を頼る" という意味。最初にこの人は信じられると素直に思える人を選定するのには、頼るという勇気のいる行動に対ししっかりと向き合ってくれる人を正しく選ぶための工程というわけです。

3.必ず注意したいこと

ここで注意したいのは、1人に集中しないこと。
1人から集中的に愛を得ることは、人を変えただけで抜け出したい依存状態と本質的には変わらないため、新たな依存先を見つけ同じような依存を繰り返してしまうという負のループに陥るからです。
そして、せっかく力になりたいと応えてくれた信頼関係をまた一つ壊すきっかけにもなり得るからです。
必ず2人以上、自分の体力やメンタルに無理のない範囲の人数を選びましょう。こうして集めた数人の信頼ある人々との交流を地道に大切にしていきます。

4.交流関係を広げてみよう

また、余裕がある場合は思い切って新しいコミュニティに足を踏み入れるのも効果的です。最初は勇気のいることですが、趣味を生かしたコミュニティや友達のグループに呼んでもらうなどまだ見ぬ広い世界に足を踏み入れることにより自分の世界が広がり「まだ出会っていないこれから仲良くなる人たちも大勢いる」という認識を深めます。

私の場合、1人の友達が誘ってくれて始めたバイト先でたくさんの人と新しく知り合い、居場所をつくることができました。いい人の周りにはいい人しかいない。つくづくそう実感しました。

依存相手以外とのコミュニケーションを大切に過ごすことで、多くの他者との信頼関係を築き愛をもらっていく。そうして自尊心というコップを満たしていき、人は徐々に自信を持っていくのです。
では実際にコミュニケーションを図る際、どのようなことを意識すればよいのでしょうか?


5.愛情の正しい受け取り方を意識する

ここからは私が実際に普段から心掛けているコミュニケーションにおける極意を紹介していきます。

1.「感謝」を忘れない

第2項でも前記した通り、家族以外の人間関係は互いに選び合い成立する関係であり、敬意ある態度を意識しなければなりません。
敬意を示すには、根底に相手に対する「感謝」を持つことが非常に重要です。当たり前ですが、交流を持つということは "相手の時間と「仲良くしたい」という好意的な気持ち" をいただいているということ。会ってくれてありがとう。連絡をくれてありがとう。そういった小さなことから感謝を忘れないという意識は、結果的に相手を大切にするために非常に重要な心掛けです。

2.事実だけを認識し、愛として受け取る

他者との交流において「深読みしすぎなネガティブ思考」は時に現実とはかけ離れた妄想的な被害者意識を生みます。
まずは相手が自分に対してしてくれた「行動」に目を向け、感謝しましょう。連絡を返してくれている。話を聞いてくれている。会ってくれている。
ここは数で勝負です。質が良い行動をしてもらった際は更に更に深く感謝するようにするとより早くコップに愛が溜まっていくことでしょう。

3.相手に感謝や愛情を伝える

言霊という言葉もありますが、人は気持ちを口に出すことで自分の感情を客観的に理解しやすくなるもの。
「ありがとう」と口に出して伝えることで、"自分は相手に感謝している" → "感謝しているということは何かしてもらっている" と改めて相手の有難い好意への感謝を深めることができるのです。
「人の話を親身になって聞けるところがすごく尊敬する」と好意を伝えられると、人は返報性の原理という "もらった好意を返したくなる" 心理状態となり、結果的に相互の好感度を高めより深い信頼関係へと繋がっていきます。
他者と関わる以上お互い気持ちの良い関係を築きたいもの。感じたポジティブな感情は積極的に相手に伝えていくことでより質の高い愛をよりスピーディーに溜めていくことができるでしょう。

4.自分の気持ちに素直になること

ここまで他者意識した心掛けが多くなり、相手に何か与えることばかりに意識が向いてきてしまっていると思います。
原点に戻りましょう、あなたは何のために自尊心を満たすのですか?
「自信」をつけるため、つまり "自分を信じ、自分を愛することができるようになるため" です。人生において1番大切なことは自分を愛すること、あなたの人生はあなたのもので、あなたが主人公で、あなたが物語を作っていきます。相手に何か与えてばかりの人生は自分をすり減らし疲れ切ったものになります。

まずは自分が自分を大切にするために「自分の気持ち」を認め、素直になること。
寂しいんだな、悲しいんだな、嬉しいんだな、楽しいんだな。「感情」を大切にすると、人は自分に優しくなれます。
大切な友人からの何気ない一言が心に刺さって悲しくなるかもしれない。
親からの心配をプレッシャーに感じてしまって苦しいかもしれない。
そういった、今まで築いてきていたはずの信頼関係が窮屈に感じる瞬間があるかもしれません。
思うこと、感じることは自由です。そう思って大丈夫。思うことは間違ったことじゃないし、誰も責めたりなんかしません。自分の気持ちとしてしっかり自分の心にしまって、大切にしてあげてください。苦しくなったら、本当に信頼できる "否定しない人" に話してみてください。
人は他者から自尊心を形成しますが、自分で自分を認めてあげるという心掛けは常に意識しておくと「自分という大親友」が心の中に生まれて1番心強い味方になってくれることもあると思います。

人を愛し、自分を愛し、人に与え、自分も与えられる。
この信頼関係という循環は巡り巡って今までの自分とこれからの自分を救う自信となり、また他者を思いやる優しさとなるのです。
依存状態から抜け出すのには、まずは自分自身を大切にし、尊重し、認めることが地道な近道の第一歩になるのではないでしょうか。

そんなことを、悶々と考えてみました。


今回の記事に共感し、頑張ろう!と思えた方は是非、悶 もん子の人生経験について書いたこの記事もご覧いただくと、より深い共感や更なる向上心につながると思います。是非ご覧ください♡


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