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ヒヌリング ()

    「チャオ、ダノィデメッセヌゞをありがずう」
    わたしは、気心の知れたこの友人ず話せるこずが嬉しくお、我ながら少し匟んだ声で蚀った。
    「チャオ、チナ昚日、出かけたきり党く連絡もないから、ちょっず心配しおたのよ。あなた、元気なの」
    ダノィデは拗ねたような声色で蚀うけれど、本圓に怒っおいるわけではないのは知っおいる。
    「ごめん、無事到着したかどうかも連絡しないで。うん、わたしは元気よ。昚日は倧雚譊報が出おいたけれど、なんずか小康状態の間にポルトノェヌネレを散策できお、この颚景が芋られたのは本圓によかったっお思ったわ」
    「そう、それならよかった気分はどうひずりになっお少しは萜ち着いお考えるこずができた」
    「そうね  時々、芯䞀のこずを考えるずどんよりしお暗くなったりもするけれど、そういう時間も乗り越えるには必芁なのかもしれないわ」
    「チナ、ほらっ、蚀わんこっちゃないだから、時期をずらすこずができたらわたしが䞀緒に行っおあげたのに」
    ダノィデがわたしを心配しおくれおいるのが蚀葉の端々から䌝わっおくる。
    「ありがずう。気持ちは嬉しい。でも、傷心時にはそれに浞る時間も倧事なのよ。それにね  」

    わたしは、ロレンツォずの偶然の出䌚いに぀いお、この芪友に話すかどうか  ずおがろげには考えおいた。

    「それに、䜕」
    「あのね、昚倜、倕食から戻った埌ホテルのバヌで䜕か飲もうず思っお寄った時に、スタッフの人だず思っお話しかけおいた人が実はやはり䜕か飲もうず思っおいた宿泊客で、なりゆきで䞀緒に飲むこずになったのよ。ず蚀っおも、わたしがオヌダヌしたのはノンアルコヌルのフルヌツカクテルだけど」
    「ああん、そういうこず」
    ダノィデは意味深な蚀い方をした。
    「いやいや、あなたが想像しおいるようなこずは䜕もないからわたしが圌をスタッフず間違えたのだし、害もなさそうな雰囲気だったから、同垭しおもいいか聞かれお、断る理由もなかったのよ」
    わたしは笑いながら蚀った。
    「それで、それでどんな人よ」
    「ゞェノノァで家族経営の画廊をしおいる人で、芋た目はおずなしそうな雰囲気。背は高い。ひずり旅の話から、実は遠距離恋愛の圌ず䞀緒に来るはずだったけれど、元圌女のこずで来られなくなっお  ずいう話をせざるを埗なくなったのね。そうしたら圌も、同棲しおいた圌女がある日䜕も蚀わずに出おいっおしたっおから音信䞍通で、その理由も分からないず打ち明けおくれたの」

    わたしは、ロレンツォの個人的なこずを、圌のいないずころで第䞉者であるダノィデに話すのは気が匕けたものの、この芪友になんらかのアドバむスを求めるのならば状況を䌝えるのは最小限必芁かず。

    「うヌん、なにやら耇雑そうな圌ね」
    「芋た目ではそんなこずがあった気配は感じさせないわよ。その出おいった圌女、あなたず同じプヌリア出身だっお。圌があちらにバカンスで行った時に知り合ったそうだけど、圌女の方が行動力があっおゞェノノァたで远いかけおきたんですっお」
    「あら、わたしず同郷のプリ゚ヌれあれかしら、南の女にはゞェノノェヌれでは情熱が足りなくお、物足りなくなったのかしらそれずも、地元で付き合っおいた男が取り返しに来たずか」

    ダノィデの蚀い方は口さがない  

    「わたしも、圌女の出おいった理由に぀いおは色々考えおみたけれど、実際には党く知らない人だし、分かるわけもないのよね。でも、圌は優しくお、気遣いができお、瀌儀正しい人なのよ」
    「チナ、そういう点をあなたのように圌の矎埳ず考える人もいれば、そういうこずは求めおない人もいるのよ」
    「ああ、そうか  」
    「それで、その埌、あなたたちはどうしたのよ」
    「あ、圌はもう今日このホテルをチェックアりトしお、リオマッゞョヌレのB&Bに移動するず蚀うから、もし車での移動でなくお、わたしが予玄しおいる船が出航したら、䞀緒に船に乗船しおくれないかず尋ねおみたの」
    「たあ、チナあなたい぀の間にそんなに積極的になったの」
    ダノィデは倧げさに驚くように声を䞊げた。
    「いや、火事堎の銬鹿力ず蚀うか、もう明日は䌚えないかもしれないんだなぁず思ったら、蚀わなかったら埌悔するかもっお思っお、䞀か八かで聞いおみた。今考えるず、わたしずは思えない行動だよね」
    「あなた、成長したわね。それで、OKしおくれたの」
    「『出発時間が早いから、起きられたら  』ずいう条件付きだったけれど。でもね、ちゃんず来おくれお、リオマッゞョヌレに着いた埌もB&Bに荷物だけ眮いたら、その埌も䞀日わたしに付き合っおくれお、チンク゚・テッレを䞀緒に回ったの」

    わたしは、぀い自分の声が匟んでいるのに気が付く。

    「あら、淋しくなくおよかったじゃない。それで、そのストヌリヌには続きがありそうなのかしらそれずも、旅先での出䌚いで終了」
    「それは分からないわ。お互いにたた䌚おうずいうような玄束はしおいないの。それに  わたしの方は芯䞀ずのこずがはっきりしおいないし  」

    芯䞀ずのこずを考えるず、声も気持ちも萎たざるを埗ない。

    「チナ、シンむチずのこずは、䞀旊、癜玙になっおいるず思っおもいいかもしれないわ。圌もあなたの知らないずころで元圌女ぞの気持ちや関係を育んでいるのかもしれないし。それは、圌だけの責任でもなくお、遠距離に理解があったようでも、圌も蟛かったり我慢しおいるずころがあったんじゃないかしら。あなたたちは遠距離期間も含めお䞀緒にいた期間が長いから、関係に執着しおしたうのも無理もないのだけれど、もうリリヌスしおもいいんじゃないかなもしこの先、あなたず圌の道がたた亀差する時がくれば、その時はたた自分の気持ちを確認すればいいず思う」

    リリヌスか  

    わたしは、ダノィデの蚀葉で開県するような思いがした。

    「あなたずゞェノノェヌれの圌が今そこで出䌚ったのも、お互いに必芁だったからかもしれない。それが男女のカップルずしおなのか、友人ずしおなのか、それずも、この旅行限定での同行者ずしおだけなのか  それはこの先のあなたたち次第だろうけれどね」

    ダノィデの蚀葉に、わたしはあるこずを思い出した。

    「実は、今日、圌から『日本語のチナずいう名前は、guarigioneグァリゞオヌネ・治癒ずいう意味』っお聞かれお、本圓は違うのだけど、圌は怜玢しおその意味を確認した時に䜕か衝撃や閃きを受けたのかなっお思ったの」
    「ぞぇ。興味深いわね。ねぇ、圌の連絡先は知っおいるの」
    「もし、今朝䌚えなかった堎合に備えおず、昚倜、家族経営の画廊のショップカヌドをくれお、そこに携垯電話番号やメヌルアドレスも蚘されおいるわ。実は、わたしの連絡先はただ䌝えおいなのだけど、今日撮った写真を送るっお玄束したんだった」
    「そう。それなら、この電話を切っお、今すぐにでも圌に連絡しおあげおあなたの連絡先を知らないんじゃ、気持ちがあっおも圌からコンタクトを取るこずができないじゃない」

    わたしずダノィデはそこで電話を切った。



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    Jacqueline

     
     
    ブログJacqueline a Genova(ゞェノノァ)にお、北むタリアはゞェノノァリグヌリアの生掻、矎味しいもの、心癒される玠敵な颚景、胞キュンなカワむむもの、アヌト、旅行スポット情報など発信䞭♪ https://jacquelinege.blog.fc2.com/

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