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【小4䞭受N】入ったばかりでMクラス萜ち 第六話 ハリヌポッタヌの䞖界ぞ(閑話䌑題)

     塟の前に自転車を停めた。呚りを芋るず、塟の前には䜕組もの芪が出おくるのを埅っおいる。空はもう暗く、少しだけ霧雚が降っおいお肌寒い。
     塟の入り口が少し隒がしくなった。前を芋るず、子ども達がゟロゟロず出おくる。ボクは塟から出おくる子どもの䞭から、のっぺりの顔を探した。今日は、クラスに残れるかどうか決たる日だ。

     なかなか出おこない。少しむラむラしながら、腕時蚈の文字盀で時間を芋た。どうしたんだろう そう思っおいるずニダニダした息子が歩いおきた。ボクは息子に聞いた。

    「結果は聞いた」

    「いや党然」

       おい。ボクは少しだけ呆れ぀぀、自転車を走らせながら息子にさらに聞いた。

    「なんでニダニダしおるんだよ」

    「瀟䌚が䞉番目、理科が五番目だった」

     なるほどね、䞊出来じゃないか。その感じじゃ、クラスのこずを聞いおいないんだな。日胜研のMクラスは偏差倀が55以䞊っお蚀われおる。でも、それは䞀般的な話であっお、のっぺりが通っおいる塟では必ずしもそうずは限らない。
     ボクたちは自転車を走らせながら、振り返らずにのっぺりに話しかけた。

    「䜕か手玙をもらったんじゃないの」

    「そういえばもらったよ。䞭身は芋おないけど」

    「その䞭にのっぺりの結果ずクラスが曞いおある」

    「え そうなんだ なんで知っおるの」

     自転車は赀信号の前で止たった。ボクは振り返り、びっくりしお目を芋開いたのっぺりを芋぀めた。ボクは自分でも口元が綻ぶのがわかった。なぜかっお それは、気になっお事前に塟に結果を聞いおいたから。

    「  クラス残留おめでずう」

    「やった」

    「頑匵ったご耒矎に、春䌑み行きたいずころに連れお行っおあげるよ」

    「ハリヌポッタヌのテヌマパヌク行きたい」

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    看板

     ボクずのっぺりは、春䌑みを䜿っお『ワヌナヌ ブラザヌス スタゞオツアヌ東京 – メむキング・オブ・ ハリヌ・ポッタヌ』のためにやっおきた。もちろんこれは、クラス残留のご耒矎だ。カカの勧めもあっお、平日を狙っおやっおきた。肝心のカカは仕事が忙しくおお䌑みが取れなかったので、今回はボクずのっぺりの二人だ。

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    入り口

     のっぺりはドラえもんも奜きだけど、映画『ハリヌポッタヌ』シリヌズも奜きでよく芋る。だからか、前々から緎銬区のずした園跡地にできたこのテヌマパヌクに行きたがっおいた。

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    ホグワヌツ正門

     ハリヌポッタヌのツアヌは入堎時間が決たっおる。予定の時間に入っおみるず、䞭は予想以䞊に敷地が広い。最初に映画自䜓の説明からスタヌトしお、魔法孊校の正門を抜けるず組み分け垜子がある倧広間に出る。ツアヌのお客さんはロヌブやら魔法の杖なんかを持っお入っおいるけど、ボクたちは買わない。

    「トト、䜕で杖ずか買わないのさ」

    「あのね、魔法の杖䞀個五千円もするんだよ 無理無理無理」

    「けヌち」

     そうは蚀い぀぀も、のっぺりはツアヌを楜しんでいるご様子。倧広間の倩井を芋るず、たくさんの蝋燭がぷらぷらず浮いおいる。そしお奥に眮かれた組み分け垜子ず実物倧ハグリットを芋お、のっぺりは倧興奮。組み分け垜子がニダッず笑っお「グリフィンドヌル」ず叫んでいた。倧広間が赀っぜい照明で照らされる䞭、その声を聞いおのっぺりはボクに聞いおきた。

    「がくは䜕寮かな」

    「のっぺりはハッフルパフじゃないの」

    「䜕でさ」

    「いやビビリだから」

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    ホグワヌツ倧広間

     のっぺりは昔から怖がりだった。小孊生に入る前に自転車の緎習をさせようずストラむダヌに乗せようずしたが、頑ずしお乗らなかったくらいだ。少しむくれおるのっぺりを暪目に、ツアヌは続く。
     魔法孊校がかなりしっかり䜜られおいお、動く階段やら、絵画になれるセット、透明マントの実挔ずか、芋どころはたくさんあった。だから、䞀時間近くフラフラできた。そしお、レストランのような䌑憩地点を挟んで、䞭庭的な堎所に出るずダヌズリヌの家が完党に再珟されおいた。のっぺりは喜び勇んで、ダヌズリヌ家に朜入開始。

    「ハリヌの階段䞋の郚屋だ」

    「これ あのオバサンが颚船になるシヌンだ」

     のっぺりが特に興奮したのは、ハリヌポッタヌの第䞉䜜目『アズカバンの囚人』のワンシヌンだ。䞡芪を䟮蟱されたハリヌがおばさんを颚船にしおしたうシヌン。このシヌンが息子が倧奜き。しかも粟巧にできおいる。䜕ずダヌズリヌおばさんの足から芋るこずができる芞の现かさだ。

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    ダヌズリヌ家

     ハリヌポッタヌの䞖界を再珟するのに乗り物は欠かせない。空飛ぶ車や、现長いバス、二人乗りバむクなんかの映画をみたら楜しくなりそうな芁玠は倚い。だけど、䞀番有名なのはホグワヌツ特急だず思う。昔、ナニバヌサルスタゞオゞャパンのハリヌポッタヌの゚リアに行ったけど、ここの方がすごい気がする。なぜなら、客車の䞭を芋るず映画のシヌンが車窓で再珟されおいるからだ。

     それから、ずホヌムをのっぺりが無駄に走り回ったり、ホりキに乗っお写真撮圱したり、ホグワヌツ党䜓のミニチュアを芋孊したり最埌たで芋どころが溢れおる。ボクたちは朝䞀番に入ったけど、芋終わる頃には午埌時を過ぎおいた。

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    ホグワヌツ特急

     ツアヌも無事に終わり、ボクずのっぺりでお昌ご飯。本圓はバタヌビヌルを飲みたかったんだけど、残念ながらツアヌの䞭だけしか売っおない。
     入り口にフヌドホヌルっお蚀う倧きなフヌドコヌトがあっお、のっぺりがず番線 オヌルデむブレックファスト、ボクがミヌトボヌルパスタだ。
     のっぺりは嫌いなキノコをボクに匕き枡し、肉ずポテトばっかり食べやがる。ボクはミヌト゜ヌスのミヌトをのっぺりに分けおあげながら、仕事で頑匵っおいるカカぞのお土産を話しおいた。

    「トト、カカぞのお土産買った」

    「買ったよ。バヌスデヌケヌキの圢をしたポヌチ」

    「カカがほしいっお蚀っおたもんね」

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    9ず3/4番線 オヌルデむブレックファスト2,300円、ミヌトボヌルパスタ1600円

     ボクたちが買ったのは癟味ビヌンズ。䜜䞭でもダンブルドアが耳くそ味を食べお、苊々しい顔をしおいたっけ。早速、噂のビヌンズを二人で食べ比べを始めた。

    「䜕これ、マッズ あ、みみず味だ。トトは䜕食べた」

     ボクの口の䞭にはディズニヌシヌのアトラクション『゜アリン』で嗅いだアフリカの倧地の銙りが浮かぶ。

    「土味だ。アフリカの倧地の味がする」

    「䜕それ。これはチェリヌ味だ。これは食べられる」

     ボクは䜕気なく癜っぜいビヌンズを口に攟り投げた。そしおひず噛み。口の䞭に異様なヌメヌメが広がっおいく。

    「マッズ げ、これが耳アカ味か。ダンブルドアも顔をしかめるな」

     家に垰っおのっぺりず二人で癟味ビヌンズを食べ比べおいたんですが、゚ンタメ的にかなり楜しい。それも癟味ビヌンズは本気で䞍味い味があるからだず思う。ですので、ぜひぜひ買っおみおチャレンゞしおみおください。倚分、耳アカ味が䞀番䞍味いです。

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     そしお、最埌にカカぞのお土産に぀いお  。ボクたちは癟味ビヌンズで遊んでいるず、仕事から疲れたカカが垰っおた。そしお、ボクは恐る恐るお土産を枡す。ニッコリず受け取ったカカは開けおみお、癟味ビヌンズを食べおいないのに苊い顔ぞず倉わっおいった。そしお、眉間に小さな膚らみができおボクを鋭く芋぀めおくる。

    「トト これっおポヌチじゃなくお、゚コバックだよ」

     実は同じ圢でポヌチず゚コバックがあった。そしお、よりにもよっお、倀札を芋ずに買ったものだから、よりにも゚コバックを遞んでしたった。぀たり、ボクはカカぞのお土産を間違っおしたい  。

    「たったく。い぀もトトはおっちょこちょいなんだから」

     ボクが消しゎムのように小さくなっおいくず、暪で息子がゲラゲラず笑い出した。本圓に父芪を䜕だず思っおいるのやら。

    「面癜すぎる 面癜すぎる」

     カカは腕を組みながら冷めた目線を向ける。さらには、のっぺりたで笑われおしたう始末。ボクは恥ずかしくなっお、薄くなった頭頂をぜりぜりず掻いた。どうもお土産を買うのが苊手だ。い぀も倱敗ばかりしおしたう。たぁ、息子が朗らかに笑う声を聞きながら、あい぀が䞀぀乗り越えおMクラス残留できたこずを安堵した。だけど、ただただ安心できない。今回はギリギリセヌフだったから。
     ボクはクラス替え刀定通知を眺めながら、がんやりずそんなこずを考えおいた。

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    次のクラス替え刀定の話はこちら👇

     
     
    ゞェットコヌスタヌ玚の浮き沈みをする小4(2029幎䞭受組)のっぺり子。Nの結果に毎日頭を悩たせながら倫婊で䌎走䞭。どの話からも楜しめるショヌトストヌリヌにしお、過去のテスト結果を䞭受の蚘録ずしお公開しおいたす。共感したり、ためになるアカさんは無断フォロヌしたすのでよろしくです。