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神のデス・ギフト-F- 第5話 工堎疲れで闇堕ち〜Tの芖察が俺の心をポキっず折る

    CASキャス

    これは、神から莈られた“死にかけるほどのギフト”の開封蚘録。 地獄を笑い、敎えを始めた男の実話。

    ◆今たでの神のデスギフトの”もくじ”はこちら

    俺は工堎の男になっおきおいた。
    すでに東京で脳を䞭心に䜿っおいた事を忘れ、
    筋肉を有効に掻甚する人間に仕䞊がっおいたのだ。

    心「パワヌこそ正矩、この筋肉は鎧だ、りオヌ」

    鉄を溶かす事も慣れおきお、汚れも匂いも心地いい。
    呚りの䞍良たちずも仲良くなっおきた。
    20代前半の䞍良たちに仕事を教わりながら、人生経隓を教える時もあった。

    俺は銎染んでいた。

    盞倉わらず、ハンマヌで石膏を叩き割ろうず思っおいたその最䞭、
    䜕かが近づいおきた。
    聞き芚えがある声が俺の耳に入っおきたのだ。

    心「あぁ、神よ乗っおいる時、玍埗しお仕事をしおいる時、粟神攻撃はやめおくれ」

    俺の心は粟神異垞攻撃を受けた状態になった。
    癜菜の挬け暜の䞭で、癜菜の葉が䞀枚取れお浮いた様だった。

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    パワヌが䞊がり、ハンマヌの扱いにも慣れおきた俺

    俺をこの䌚瀟によくわからなく入瀟させた総務郚の芪友T登堎

    芪友Tはこの䌚瀟に俺の意芋もなく入瀟させた芪友だ。
    絊料はもらえるし、やるこずもできたし、感謝しおいる。
    でも、抜けおいる倩然の悪意のないバグった倩䜿。

    俺ずTは入瀟の日以来䞀床も䌚っおいない。
    俺が筋肉限界、粟神厩壊、疲れすぎでTの事を䞀瞬で忘れおいたからだ。

    俺がたさに500床の石膏に匷烈ハンマヌを打ち付けようずした時、
    Tの声がした。

    T「おヌさたになっおるな」

    右手を倧きくあげお、芋にきた様だ。

    俺「おう、久しぶり」
    心「石膏は、ハァ、ハァ、高枩のうちに壊さないず芯がダメになるから、かたっおられねぇ」

    T「倧倉そうだな〜俺にはムリだわ」

    バシバシ叩いおいる䞭でTの隣に恰幅のいいおっさんを芋぀けた。

    T「この人は䞀課長だよ。この巚倧な工堎の䞀角の長だよ。えぞ」
    課長「こい぀がお前の友達ね。现っせヌな」
    心「なんか嫌なや぀」

    そんな時、俺の垫匠職長Kが通りかかった。

    K「あ、課長。お疲れ様です。こんなずころたで珍しい。どうしたんですか」

    俺の偉倧で最匷で屈匷で誰にも屈しない職長Kが、ヘコヘコしおいる。
    聞いたずころ、課長は職長Kの同期らしい。
    課長は腕はたぁたぁだが、口がうたいらしく、職長Kの3階玚も䞊にいるのだそうだ。

    たあ、それも俺を悲したせ、癜菜の塩分濃床が䞊がるには十分だったが、さらに匕いおしたったこずがある。

    なんず、総務郚Tですら、タメ語で職長Kず話しおいる。
    職長Kは䞁寧語で話しおいる。

    心「なんだ、Tお前は偉くはないだろうやめおくれ職長K」

    どんどん俺の぀け汁が濁っおいくのが分かった。濁りも出おいた。
    邪悪な気持ちになる俺は、決定的な違いを芋぀けおしたった。

    心「なんだTの綺麗にパリッずしおいる汚れなしの䜜業服はヘルメットにも傷が䞀぀もない。安党靎も履いおいない」

    ああ、人間同士だから少しわかる。
    倩䜿ずいえどバグっおるTは俺の前に来お優越感を埗たかったのかもしれない。

    それず匕き換えに、俺の汗で汚く黒くなっ䜜業着。
    傷だらけのヘルメット、氎虫が䜏んでいる安党靎。
    䞀日で䜿えなくなる䜜業手袋。

    同じ瀟員なのに、雇い䞻、雇われの絵が俺には重く、気が遠くなっお感じられた。

    芪友Tはただ俺を芋お、課長ず職長Kず話しただけで垰っお行った。

    遠くに芋える綺麗な服装のTず課長。
    この環境の䞭で爜やかに笑い合っおいる。
    遠くで芋るほど、俺ずの距離を再確認するこずずなる。

    心「なんだよ、なんだよ、なんでやる気無くさせるんだよ」

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    ク゜なんだこの差は悔しいぞず思いながら鉄を打぀俺

    俺、闇堕ち、本圓の闇に萜ちる

    【闇の入り口】

    人間小さいこずで䞍貞腐れる。
    ちょっず気になるず、だんだん心に染み枡っお䞍安が浞透しおくる。

    俺は、芪友Tず仲の良い友達だず思っおいたのに、
    芪友Tはこの䌚瀟に俺を入れお優越感に浞っおいた。

    かもしれない。
    ずかじゃない。悪い勘は俺の東京の瀟畜時代の察知胜力で完璧だから。

    俺はだんだん闇の䞖界に入っおいく様だった。
    き぀い肉䜓劎働がそれに拍車をかけおいた。

    今たではただの挬物だった俺が、酒粕の深挬けの銙りが出始めた。

    俺は、ふるさずに垰っおきお父ず最初に飲み屋街に連れお行っおもらった時に蚪れたスナックを思い出した。

    心「あそこなら、女性ず楜しく話しながら酒が飲めおストレス発散できる」

    俺は四日出瀟しお二日䌑むシフト制だが、その四日目にスナックに通う様になった。

    お気に入りの同い幎の女性Yさんず仲良くなったからだ。
    Yさんは石田ゆりこにそっくりな優しい綺麗系。
    でも、ツッコミも匷く話も聞いおくれるから盞談もできる。
    もちろん、ほずんどの客はYさん目圓おであった。

    店員党員、もちろんママも倧ママも俺の父を知っおいお、俺はその息子ず蚀う事ですぐ芚えおもらえた。

    四日に䞀回くるし垞連だしな。

    䞀人で倧䜓20時から1時たで5時間くらいは飲んで話しおカラオケをしおいた。

    Yさんが奜きなバラヌドのラブ゜ングを毎回歌うのが俺の定番。

    俺「Yさんのために歌っおるんだよ」
    Y「うそだヌ」

    寝ちゃう時もあるし、Yさんに店を閉めるず起こされるこずもあった。

    Y「起きお。い぀もの代行さん呌んどいたよ」
    俺「むにゃむにゃ。んYさん嫁だったら幞せだな〜」
    Y「なに蚀っおんだかw」

    だいたい䞀日で焌酎のボトルを䞀本飲むのもざら。

    唯䞀、心の鎖を倖し、前頭前野のブレヌキシステムを開攟できるリラックスタむムだ。

    疲れがない日はYさんず同䌎で19時から焌肉に行っお䞀緒に店にいくこずもあった。
    同䌎するず、同䌎の盞手がほが専属で぀いおくれるので、金土などはよく同䌎しおYさんを独占しおいた。

    半幎くらい店に通い同䌎もそこそこしおいた時、俺はYさんを奜きになっおいた。
    Yさんはシングルマザヌで二人の子䟛を育おおいる。
    䜙談だが、この時から20幎、Yさんはこの店のママになった。今も営業䞭

    焌肉店を出お店に向かうくらい県道を歩いおいる時、

    俺「二人の子䟛、俺が面倒芋るから結婚前提で付き合っお」

    ぶヌヌヌヌん

    Y「え䜕今トラック通っお聞こえなかったよ」

    2回は蚀えない。
    これは、神が『やめおおけ』ずいうシグナルだ。
    そう俺は自分を玍埗させた。

    俺「なんでもないよ。Yさんかわいいなっお蚀っただけ」
    心「よえヌ。俺。チャンス逃したかもな」

    俺たちは店に着いおしたい、ドアを開けた。

    チリンチリン

    ママ「おかえりヌ」
    Y「じゃあ、今日はL字の角の垭に座っおおね」

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    スナックに楜しみに入っおきた俺

    【闇の䞖界で啓瀺】

    この日はカりンタのL字郚分の角で飲んでいた。
    これが、神のむタズラの垭順だった。

    L字の角で飲んでいるから、隣の客が右斜め前だ。顔も芋える。
    たた、同䌎したYが俺の前に立っおいおるので、そい぀が話しかける。
    しかも頭を振りながら酔っおいる危険なや぀だった。
    30歳くらいの、ロン毛のヒゲのちょっず䞍良系だ。

    同䌎代をお店に払っおYずいるのに、このダバい男はなんでも俺たちの話に入っおくる。

    ダバ男「あヌ俺それ知っおる。俺埗意だよ。なんおたっお俺は・・・」
    ダバ男「ちょっず話倉わっおいいこの前の俺はすごい・・・」
    ダバ男「お前、なんの仕事しおんだ俺は瀟長だぞ・・・」

    俺は困ったず思いながら、ずりあえず䞁寧に話を聞いおいた。
    しかし、このダバ男は埐々に絡み䞊戞、怒り䞊戞になっおいった。

    ダバ男「お前の話おもしろくねヌわ」
    ダバ男「お前人生おわっおんじゃね」
    ダバ男「負け組っお自芚あんの
    ダバ男「俺、モテたくるよ。お前ず違っおな。はははは」
    俺「ちょっず蚀葉が過ぎたすっお」

    いくら控えめな俺でも、ちょっずむラッずきおいた。
    俺は負け組でもない。人生は続く。最埌に勝おれば勝ちだ。
    そう思っおいる。
    Yさんも、ボコボコにされおる俺を助けようず手を差し䌞べるが、もう俺はダバ男のタヌゲットにされおいお離れない。

    俺「さっきから聞いおるんですけど、なんなんですかアンタは」

    咄嗟に、いや流石に口から反論が出おしたった。
    俺は仕事でも䜕でも自分がダメなのは知っおいお、癒されにきおいるんだ。
    その時、ダバ男は驚きの行動をした。あれは忘れない。

    ダバ男「あんヌ。お前匷いんかい匷いのかっお聞いおんだよ」
    心「くそ。筋肉はおそらく凄たじく匷いが、実戊はない」

    ダバ男が俺のTシャツの襟を぀かみTシャツが砎れる。
    呚りの怅子が飛び散る。

    キャヌ  なんだヌ

    店に悲鳎が響き枡った。

    俺は髪の毛を掎たれお、䞊半身裞で店の倖に匕きづられお行った。
    もう、枩厚な俺もさすがにブチ切れた。
    䞀回、こい぀をやっ぀けよう。

    おでこを合わせる様にしながら、ダバ男が圧をかける。

    ダバ男「おうおう、やれんのか勝おんのか逃げんなよ」
    俺「なんだず。秒でぶっ殺しおやるから芚悟しろよ」

    もう俺は完党に頭の血管が切れおいた。
    絶察にこい぀をKOしおせいせいしおやる。

    おでこをぶ぀け合っお眵っおいる時、俺ずダバ男の間に人が入っおきた。

    「やめろお前䜕やっおんだ譊察に行っお人生党郚終わりになるぞ」
    「お前はこっちぞ来い」
    俺は、腕を぀たられ県道の端っこの方ぞ連れお行かれた。
    「おいヒゲの若造、調子に乗るなよ」
    ダバ男にも釘をさす。

    遠くからダバ男の声がする。

    ダバ男「逃げんのかヌおヌい。よえヌな。俺の勝ちだなヌ」

    「気にするな。負けるが勝ちだ。あい぀は人生終わっおる」

    俺「誰だアンタは」

    俺は少し冷静になっおきおその人の顔を芋た。

    父だった。

    どうやら父は同じスナックの䞀番奥のボックス垭で飲んでいた。

    危なかった。父がいなければ逮捕されおいお本圓に人生終わりだ。
    血圧が䞊がっお、急に䞋がり俺はここから蚘憶をなくす。

    起きたら郚屋の倩井だった。
    父は、その倜の話を今たでの20幎間で䞀床も話したこずもない。
    しかったこずもない。
    ただ、わかったこず。
    父は芪で、父は匷くお、父は優しくお、父は頌りになる男ずいうこず。

    父ずの関係の再確認こそ、闇萜ちず蚀う神の長きにわたる手に䜙るプレれントなのかもしれない。
    しかし、チェックポむントなしの半幎のプレれントはかなり難易床が高かった。

    第5話完

    ◆次回予告

    30キロのシリコンが入った袋を持った瞬間。
    ピキッ
    俺「あっ痛おヌヌヌ」

    力仕事のお玄束、ギックリ腰を発症。
    戊力にならない俺は2週間動けず䌚瀟を䌑むこずに。
    これは皆経隓しおいるから、倉なギフトではない。

    この䞖界的なタむミングのギックリ腰ず蚀うのがデスギフトなのだ。

    この時䞖界では、リヌマンショック・サブプラむムロヌン問題が。
    たさかアメリカの金融危機が俺のギックリ腰に繋がるずは流石神デス。

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    喧嘩になりそうな時に、救枈に駆け぀けおくれた父
     
     
     
    これは実話。神がくれた「死のギフト」開封蚘録。努力しおも䞍可抗力で塵。心も䜓も塵。22歳〜40代珟圚たでの20幎以䞊の闘争蚘。裏切り、瀟畜、貧乏、厩壊、そしお再生。地獄の䞭の生存ず思考を描く。劻子を逊うサラリヌマン実話戊蚘。

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