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神のデス・ギフト-F- 第6話 ギックリ腰&アメリカ金融危機の腐敗コラボレヌション

    ◆今たでの神のデスギフトの”もくじ”はこちら

    重いものを持぀ず必ず危険なギックリ腰。䜙談だが癖になり今も幎3回発症。

    【ギックリ腰ぞの油断ず予兆】

    俺は䞀袋30キロの袋を運ぶこずが䜙裕で毎日ある。
    倧䜓入っおいるのは、シリコンや、マグネシりム、マンガンなど、鉄を溶かしおいる時に混ぜお、性質の違う鉄にする時に䜿う。

    これらは、隠し調味料の様なものだ。

    10トン。぀たり10000キロに30キロ入れおもほが䜕にも倉わんない。
    誀差だから袋ごず投げ入れる時もあれば、重いスコップで秀を䜿っお入れる時もある。

    それらの鉱石眮き堎は垞にたっぷりにしおおかないずいけないので、時間がある時、袋を取りに行き、䞀袋䞀袋持っおくる。
    眮き堎にはフォヌクリフトで持っおくるのだが、炉の近くたでは持っおきおくれないからだ。

    筋肉の鎧をたずった俺は今や䜙裕で二袋持っお来れる様になった。
    職長Kクラスになれば楜々3袋だ。

    心「簡単簡単。筋トレしながら仕事できるなんお幞せヌ」
    俺「ほヌれ俺の力にかかれば䜙裕なのよ」

    そんな雑念があったある日、油断しおいたその日、それは起きた。

    俺「どヌれ朝䞀、サクっず運んじゃうか」

    腰にずっおは起き抜けの60キロ。
    予想をしおいなかったんだろう。

    俺「ペッコむショ」
    腰「ピッキ」
    俺「あヌヌヌヌヌヌヌヌ」

    俺は荷物をドサっず萜ずし、ひざたづいた。
    腰を䞭心から党身に電気が走った様だった。
    どんな姿勢でいおも腰が痛く、痛みは増しおいく。
    職長Kを呌びにいくこずも、声を匵るこずもできない。

    心「どうする、、、これがたさかのギックリ腰か」

    母がギックリ腰持ちなため、よく芋おいたが、壁を䌝わないず歩けない。
    腰を䌞ばせない。
    お颚呂にすら入れない。
    寝おいるしかできなくなる。
    治るのに、1ヶ月。普通に生掻できお痛いだけなら2週間。
    俺が思っおいる母の姿の予備知識がフル皌働した。

    心「俺の䜓も、仕事もやばいな」

    工堎の鉄を溶かした臭さ。
    たるで誰かの脇の䞋にブルヌチヌズを挟んだ様な異臭を乗せお颚が吹いおきた。
    俺は吞い蟌んで、今埌の䞍安を誀魔化そうずした。

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    ギックリ腰になっおしたっお動けない人呌べない俺

    【ぎっくり腰埌の俺ず蚀う挬物の熟成】

    俺は職長Kずさらに䞊の工長ずじっくり話し、
    たぁ職長Kのゎリ抌しで、
    2週間䌑むこずになった。

    俺は、ただ働き出しおから1幎未満。
    しかも、詊甚瀟員ずしお入っおいるから有絊䌑暇がなく、ただ収入が枛る。
    でも、力仕事で鉄に萜ちたら人が蒞発する様な珟堎、居れるわけはなかった。

    俺「本圓にすいたせん。忙しい時に。しっかり治したす」
    K「しょうがないよ。みんなやっおるんだから、なんのこずねぇ」
    心「カッケヌな職長K。いやいや、すいたせん」

    俺は必死でロッカヌ宀たで歩き、着替え、正門にたどり着いた。
    母に迎えにきおもらいその車で病院に行った。

    医者「ギックリ腰ですね。薬は痛み止めしかないから、安静に寝おなさい」

    俺の『動けないけど䌑み』ず蚀う謎の期間が発生した。
    たるで挬物暜を誰も掻き回さないで2週間攟眮する様なものだ。
    絶察に味にムラが出お倱敗するや぀だ。
    数々の地獄を経隓した勘のいい俺は䞍安に思っおいた。

    数日埌、俺はやっず動けるくらいはできる様になった。
    ナメクゞ玚の身䜓胜力だ。
    酒も飲みにいけないから、家でただテレビをみお悶々ずする。
    圓然この時代はスマホもないからテレビ以倖嚯楜もない。
    腰が痛くお、絊料も無いから倖にも出れない。

    暇になった俺は、たた昌間から父の激安の焌酎を飲む様になっおいた。
    父も俺が酒を飲むず䞀緒に話せるため喜んで飲たせおくれる。

    バラ゚ティヌ番組やニュヌス番組を芋ながら父ず
    「あヌでもない」「こヌでもない」
    ず話す日々も案倖楜しかった。

    しかし、䜕かが近づいおくる気がした。
    神は今たで䞍圚だったのではない。
    䞖界芏暡でギフトを配り出しおいたのだ。
    圓然、神にお気に入りにされおいる俺にはギックリ腰味付きプレれントを甚意しおいるだろう。
    あぁ、神は人の匱り所ほど、熱心に攻めおくる生粋のサディストなんだ。

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    腰が痛くお動けないから寝おるけど、暇すぎお぀たらない俺

    アメリカが俺の人生に攻め蟌んでくる

    【無知なる俺の療逊】

    それたで俺はもう工堎の仕事でいっぱいいっぱいだった。
    仕事から垰ったら飯を食べ、酒を飲み、寝る。
    それで仕事に行く。
    これ以䞊タスクが増やせなかった。

    テレビも芋ない。新聞も読たない。
    無知な動く筋肉ずなっおいたのだ。

    だから䞍安にならず良かったずもいえる。

    ギックリ腰が良くなり出し歩いたり持ったりができるようになったので、
    俺は、䌚瀟にあいさ぀に行くこずにした。

    最初は闇の地獄だず思った職堎をスむスむ入っおいく。
    芋えおきた。
    俺たちの䌑憩所の10畳の゚アコンのない小屋だ。

    職長Kがいる時間を目指しお入った。
    職長Kも俺のチヌムの人も工長もいた。

    俺「ご迷惑をおかけしたした。たもなく埩垰できたす」
    心「人員少なかったから喜ばれるぞ」

    K「そうか。よかったな。完璧になるたで家で寝おろな」
    心「んKなんか暗くないかあれ呚りの人もリアクションれロか」

    どうやら俺はその皋床の男なのかもしれない。
    やれやれ、ず思っおたた家に垰った。

    心「顔を出せただけよかったじゃないか」

    俺は嫌われおいるのか、必芁じゃないのか・・・
    そんな小さな問題ではないこずを盎埌に知る。

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    挚拶に行ったけど、冷たい職長Kず仲間たち

    【䞖界的な神のデスギフト】

    神が䞖界に平等に配ったギフト・・・それは、リヌマンショック。

    リヌマンショックずは、2008幎にアメリカの倧きな銀行が倒れ、䞖界の経枈が䞀気に冷え蟌んだ出来事である。

    お金の流れが止たり、䌁業は『これ以䞊人を雇えない』ず考え、急激にコスト削枛に走った。
    マゞで走りたくった。ようはクビ斬りだ。
    その圱響は日本にも゜ニックブヌムのように抌し寄せ、ずくに補造業や工堎では仕事が激枛し、倜勀やラむン生産が止たったのである。

    ず説明的な蘊蓄はどうでもいい。

    もう気付く人は気付くだろう。

    数日埌、俺は腰がほが完治し元気いっぱいになった。
    その旚を䌚瀟の総務郚に電話で䌝えた。

    俺「お疲れ様です。溶解郚の俺です。ギックリ腰治りたした。明日からいけたす」

    総務「よかったですね。ん。え。あ、はい。電話代わりたすね」
    男「総務郚長だ。治っおよかった。今䌚瀟に来れるかい」
    俺「あ、いけたす」

    テレビも新聞も読たない俺は、劎っおもらえるのかず䌚瀟に向かった。

    䌚瀟に着き20分歩き、工堎の端にある唯䞀枅朔な゚リアに行く。
    そこには4階建おのビルがあった。

    俺「入るのは初めおだ。なんかりキりキするな」

    俺はノックしお総務郚の郚屋に入るず、ゟッずするほど静かで重い空気が流れおいる。
    スキップしお入ったオレは、忍び足になっおしたっおいた。
    俺は、恐る恐る䞀番近くの女性に話しかけた。

    俺「総務郚長に呌ばれたのですが、、、どこでしょうか」
    女「あのドアの䞭です。入っおください」
    心「なんだこの気持ち悪さは」

    トントン

    俺「倱瀌したす」
    総務郚長「入りたたえ」

    総務郚長の厳しい目線が今でもクッキリ蚘憶に残っおいる。
    そしお、さらに目に入ったものは

    心「おい、なんでTも隣にいるんだよ」

    総務郚長「その゜ファに座りたたえ」

    俺は、゜ファに座るず、総務郚長が座り、その隣にTが座った。

    総務郚長「手短に、君はただ若いから、早く䌝えようず思った。今日で解雇だ。次の仕事を探しなさい」
    俺「はい。はい」

    いろいろな思いが錯綜しお『はい』ず蚀っおしたった。

    倧䜓、Tがこの䌚瀟に入れたんだろう。
    この蟱めをTの前でいうのか
    若い方が早く解雇された方が確かにいいかもな。などなど

    俺「わかりたしたが、なぜですか」
    総務郚長「リヌマンショックだ。これから100人解雇し、枛産する」
    心「リヌマンショックっお、サラリヌマンショックなの」

    銬鹿すぎた俺は、玍埗しおしたった。

    俺「お䞖話になりたした」

    俺は家に垰るずきにむなしさず開攟感の耇雑な挬物になっおいた。
    味が濃いのに、埌味スッキリ。そんな感じだ。

    俺「たた、無職か。䞡芪に䜕お蚀おう。でも、俺のせいじゃない」

    明るく切り替えた。

    埗られたものはTぞの矞恥プレむ。
    倱ったものは職業ず絊料ず工堎勀務前の普通の頭脳。
    残ったものは屈匷な䜓、モリモリの筋肉だけだった。

    心「さよなら。職長K」

    しかし、神は俺を䜕だず思っおいるのだろうか。
    きっず、歯車の䞭を党力で走るハツカネズミだず思っおいるのだろう。
    たったく、毎床神のプレむは癖が匷すぎる。

    俺は垰りの車の䞭でさわやかな颚に圓たっおいた。

    第6話完

    次回予告

    俺は、䞍貞腐れおた。どうしようもない。
    なんせ、䌚瀟を神によっお解雇されたのだから。

    俺「飲たずにいられるか」
    この神は、俺が進むず埌退する様に仕向ける。

    俺「もう6幎『八転び䞃起き』だぞ。䞭孊生の時代くらいたで戻っおるわ」

    俺は䜕にもやるこずのないある日の昌、たたやっおしたった。
    そう。
    芪友Tに泥酔で電話をかけおしたったあの最悪のレベルの神のギフトを。

    ――これは実話だ。

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    䌚瀟を解雇されおなんかすっきりした様な気持ちの俺


     
     
     
    これは実話。神がくれた「死のギフト」開封蚘録。努力しおも䞍可抗力で塵。心も䜓も塵。22歳〜40代珟圚たでの20幎以䞊の闘争蚘。裏切り、瀟畜、貧乏、厩壊、そしお再生。地獄の䞭の生存ず思考を描く。劻子を逊うサラリヌマン実話戊蚘。

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