
Precious Story✴唯一無二の存在になるなんて✴②
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その日の夜、彼からメールが届いた。
彼の名前は、ともくん。
同じく会社員で、ともくんは暦通りの休日。
私は平日休み、土曜出勤がある勤務だった。
自己紹介や質問のやり取りを行い、デートに誘われた。
付き合っている彼氏はいなかったけど、少し前に別れた元彼の存在がまだほんの少し心にあった私。
でも考えた末に、ともくんとデートをする事にした。
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デート当日、待ち合わせ場所まで車で迎えに来てくれるとの事。
初めてのデートで密室になる事への警戒もあったけど、ともくんを信じる事にした。
ともくんは、車外で立ってて出迎えてくれた。
大きくてかっこいい車に乗っていて、それがとっても似合っていた。
駅で見かけていた時、話しかけられた時に着ていたスーツ姿とは違う、おしゃれで清潔感のある服を着ていた。
ドギマギしながら車内へお邪魔する。
車内も綺麗に整頓されていた。
優しそうな印象と相まって、運転の仕方も穏やかで心地良かった。
デート場所の話になり、当時ちょっとマイブームだったボウリングを提案。
調子が悪い時は2桁のスコアの時もあるけど、楽しくてよく遊んでたんだ。
ボウリングといえば賭けでしょうと話が出て、良いスコアだった方が1つご褒美を貰おうという事になったんだよね。
ともくん、俺が勝ったらキスしてって言ったの。
そういう事を言うタイプに見えなくて、本当にびっくりしたなぁ。
でもね、この賭けをしたゲームは私が勝っちゃったんだよね。
ともくん、残念そうにキスしたくないのかぁって笑ってた。
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2回目のデートでご飯を食べ終わった後、車の助手席に乗せてもらった。
でも中々出発しない。
どうしたのかな?と思っていたら
『俺と、付き合ってください』
って、告白をしてくれたね。
直前まで『告白されるかも』っていう素振りが全くなくて
すごくびっくりした事を覚えている。
まだ知り合って間もなくてともくんの事を深くは知らないけれど
ともくんはきっと軽い気持ちでなく、勇気を出して言ってくれたんじゃないかって思えた。
少しの間の沈黙。
私は『ありがとう』の後に
『お返事をするのに、少し時間を貰っていい?』
と伝えた。
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