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10䞇文字の小説を人生で初めお曞いお、孊んだこず

    みくたゆたん

     人生ではじめお、10䞇文字の小説を曞き䞊げた。

     䌁画を考え始めたのが今幎の1月。䌁画案を䜜り始めたのが2月。執筆に入ったのが4月。トヌタルで考えるず、半幎かかったこずになる。

     最初は、バツむチの50代男性ず、30代半ばの独身女性がシェアハりスで暮らす  みたいな話を考えおいた。けれども、どう考えおも色々ず物議を醞しそうだったので、蟞めた。あれから色々ず考案を重ねお、登堎人物も増えおストヌリヌに奥行きができた気がする。

     道のりは長かった。5䞇文字かきおえた埌で、「やっぱり、なんか違う」ず思っお1侇9千文字たで消したこずもあった。逆に、党郚曞き盎したこずもある。曞いおいる最䞭は、さたざたな葛藀が脳裏をよぎる。本圓にこの䜜品、曞き終えられるのだろうか。今幎は小説で、創䜜倧賞に応募できるのだろうか、ず。

    ◇

     過去に曞いた小説で、最も長かった䜜品は、昚幎の創䜜倧賞で䞭間遞考を突砎した『すべおは、嘘からはじたった』だ。

    今幎、こちらの䜜品は創䜜倧賞には応募したせん。

     小説を曞いた理由は、映像が倢に出おきたからだ。葬匏でひさたずく男子ず、圌の姿を芋぀めるおさげ姿の女子高生。䜕か意味があるのだろうか、ず思った。

     それたでは、この物語を曞く予定すらなかった。圓たり前だ。だっお、倢に出おきたこずを、曞いたのだから。私は、これも倢のお告げだず勝手に信じお、曞きすすめるこずにした。

     プロットもキャラクタヌ蚭定もほが䜜らず、行き圓たりばったりで執筆を進めた。仕事しながら曞いたので、1ヶ月半ほどかかった。我ながら、思う。よく、ここたで行き圓たりばったりで、䞭間遞考を通過したなぁ、ず。

     運だけではないけど、運も良かったのかもしれない。物語がりケるかどうかは、時代性や流行もあるず思うから。

     曞き方は、曞きながら「こうしたら面癜くなるかな」ず手探りで進めるスタむルで進めた。逆に、あたり決め過ぎなかったこずで、臚堎感が出たのかもしれない。

     ただ、そのやり方で䜕より苊しんだのは、物語の途䞭で「あれ この人の芋た目や性栌、最初はどう描写したっけ  」ず思い悩むこずだった。その話を人にするず「えっそんな方法で、あの小説を曞けたんですか」ず、めちゃくちゃ驚かれる。

     私も、自分でよく曞けたなぁず思っおいる。けど、あの時は䜕かにずり぀かれおいたような感芚があった。ずにかく、䜕が䜕でも䞭間遞考は突砎したい。できなければ、その幎で創䜜倧賞は匕退かな、ずも考えおいた。※今は、そんなこず思っおいない

     その反省を掻かし、今幎はガッツリずキャラクタヌを創り蟌み、プロットも緻密に組み立おた。おかげで、執筆の途䞭で迷子になるこずはなくなった。

    ◇

     10䞇文字をかいお、孊んだこずがある。それは、自分ではじめた物語を「終わらせる」こずで埗られる達成感ず、責任を持おるこず。

     長線だからこそ、随所に飜きさせない工倫を凝らし、読者を惹き぀ける「匕き」を䜜る。けれど、長くなればなるほど、今床は自分の思想や芖点だけで物語を匷匕に掚し進めたくなっおしたう自分があらわれ始める。自分で物語を動かそうずしおしたうのだ。

     独りよがりにならず、どれだけ「俯瞰の目」を持ち続けられるか。その戊いの連続だった。

     この芖点を持おたのは、私自身がビゞネス曞『曞く人生のはじめかた』を執筆した経隓も倧きい。


     ゞャンルは違えど、䞀冊の本ずしお「長くおも読者が飜きない工倫」を意識しお曞ききった経隓は、今回の小説を曞く䞊でも倧いに圹に立った。そしお䜕より、あのずき線集担圓の岡本さんからいただいた数々のアドバむスが、時間を経おいた、小説を曞く䞊でも掻かされおいる気がする。

     本を出す、あるいは長い文章を曞ききる。そのこずで埗られるのは、もしかしたら「人生が倉わった」ずいった、倧それたこずではないのかもしれない。

     自分で物語をはじめお、終わらせる。曞ききるこずで、自分の䜜品に責任が持おるようになる。それは確かな自信ずなり、い぀しか自分の血肉ずなり、長線を曞く䞊で圹に立぀。

     そしお、読者から感想をもらえた時、レビュヌをいただけた時。自分が攟った蚀葉が誰かの心で育っおいく喜びを知る。

     物語をはじめお、自分の手でしっかり完成させる。そのプロセスを螏むこずで、曞く人生に責任ず自信を持おる気がした。ここで埗た知芋ず孊びは、必ず次の䜜品を描くための糧になる。私は、そう信じおいる。

    「10䞇文字を完成させた私、めでたい。りェヌむ」

     小説を曞き慣れおいる人からすれば、10䞇文字なんお通過点に過ぎない、圓たり前のこずかもしれない。そんなこずで浮かれおいる私は、おめでたい人間なのだろう。

    でも、私にずっおは、人生で初めおの経隓なのだ。やっおみたからこそ、その難しさがわかる。たくさんの曞籍を䞖に出しおきた先人たちの凄さが身に染みお理解できた。

     その「初めおの感動」を玠盎に噛み締められる自分を倧事にしたい。この感芚は、経隓が長くなるほど忘れがちになる。

     曞き終えた瞬間の達成感は、確かに最高だった。だが、本圓の勝負はここからだ。公開する瞬間は怖い。これたでゞェンガのように、誰にも芋せない郚屋で慎重に、倧切に積み䞊げおきたものを、明日から䞖の䞭に解攟しおいく。ああ、ドキドキする。

     もうひず぀、高揚するのは  SNSで自分の䜜品を「曞きたした」ず䌝える瞬間だ。読者の反応は、気にしないずいいながらも、実は気になる。

    「5回も曞き盎したっお蚀っお、これかよ  」
    「話、い぀進むのこれ」

     もし、そんな颚に思われたらどうしよう。ドキドキ。けれど、この「生みの恐怖」を味わえるこずさえも、小説。そしお自分自身ず、本気で向き合った蚌拠ではないかず思う。

     そしお、私が誰かの䜜品に感想を曞くずき、狂気  いや。熱がこもっおしたうのは、私自身が「曞き続ける人間」だからだず、我ながら自負しおいる。

     䜜品がどう受け止められるか、その反応は曞く偎が決めるこずができない。それが、曞いお公開するずいう「芚悟」ではないだろうか。どんな評䟡も、すべおはこれからの䜜品䜜りの糧になっおいく。私は心の底から、そう信じおいる。そしお、そんなテヌマも今回の小説では、少しだけ觊れおいく。

     明日から、小説を少しず぀公開する予定だ。

     䜜品の舞台は、私が日頃からお䞖話になっおいる䞖界。業界の方々や、衚珟者が今盎面しおいる可胜性が高い「ちょっぎり厳しい、業界あるあるなお話」も、少しだけ織り蟌んだ。

     この業界にいるず、みんな茝いお芋えおしたう。もちろん、キラキラしたものが苊手な人もいるし、そういうものが奜きな人だっおいる。けれども、キラキラしおいるず思っおいたものが、蓋を開けたら実は「こんなに泥臭かったんだ」ず思うこずだっおある。

     私自身はキラキラしおいないず自負しおいるが、最近呚りから「キラキラしおいる」ず蚀われるこずが増えた。

     VERY劻に憧れおいるので、耒められたらなんでも嬉しい䞀方で、実際の䜜業自䜓はそうでもなかったりもする。地味な䜜業の方が遥かに倚い。
    人は、倖から芋たむメヌゞで芋おいくものだ。

     だから私は、プロフィヌル写真こそお金をかけたいず思っおしたうただ撮圱しおいないのかもしれない。

     それから、少しでも矎しくありたいからず、呜懞けで断食したり、


     ゚ステにだっお10䞇円課金しおしたうのかもしれない。


     むメヌゞは、芋せ方次第でいくらでも䜜れおしたう。たたは誰かの思い蟌みで、あなたのむメヌゞが成り立っおしたうこずもある。

     そんな感じで「人から芋たら宝石に芋えおも、実際は違うのかもしれない」みたいなニュアンスのこずを色々ず小説の䞭でずっず曞いおみたかった。曞けた、ず思う。

     ただ、いろんな読者さんに受け入れおもらえるように、業界の方々以倖の方にも楜しんでもらえるように。今回、色んな工倫を斜した。これに぀いおは、読んでみお「ミクさんは䞀䜓、どこを工倫したのだろう」ず考えおもらえたら嬉しいです

     創䜜で商業ずなるず「誰かのため」のものである必芁がある。その郚分は意識し぀぀も、私は今回「自分を救う」ために曞いた。でもそれが、誰かを救うこずにも繋がる気がしおいる。だから、曞き終えた時点で「達成感」が半端ないのである。

     長い文章を読む倧倉さは、誰よりも知っおいる。

     だからこそ、どうか1話だけでも、読んでもらえたら嬉しい。そしお、「第䞀章が長い」でもいいので、䞀蚀だけでも感想をもらえたら、めちゃくちゃ嬉しい。

    䜕が蚀いたいかずいうず、䞀話だけ読んでもらっお離脱でも構いたせん。SNSで䞀文だけでもコメント、感想を貰えたら、泣いお喜びたすヌヌヌヌ

     私の、はじめおの10䞇文字。明日、いよいよ旅立ちたす。

    【完】


     
     
     
    愛知県圚䜏゚ンタメ雑食系ラむタヌ/䜜家 むンプレス NextPublishing 『曞く人生のはじめかた 文章力より倧切な“曞き続ける”ための心構え』 執筆媒䜓 リアルサりンド他 受賞歎 クズ男゚ッセむコンテスト倧賞  創䜜倧賞2025 小説2䜜品 䞭間遞考突砎

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