椎骨動脈解離で入院して No.5|入院したら、タバコを吸わなくなった
入院してから微熱と、ときどき強めの頭痛はある。
でも、それ以外は特に具合が悪いわけではない。
手足の痺れもない。
そしてなぜか、病院食が私の口に合っている。
「お菓子が食べたい!」
なんていう禁断症状もない。
これは痩せられる!
禁断症状といえば、もう一つ。
私はヘビースモーカーというほどではなかったけれど、喫煙者だった。
何度となく禁煙や節煙をしてみたけれど、結局やめられなかった。
ところが今回の入院では、不思議なくらい、
吸えなくても平気だった。
「あれ? このままやめられるんじゃない?」
と思った。
私は20歳の頃から、ずっと同じタバコを吸ってきた。
周りから、
「キツいの吸うねー」
と言われても、自分ではあまり気にしていなかった。
その1年ほど前には、咳喘息のような症状で、半年ほど咳が止まらなくなったこともあった。
呼吸器の専門科で診てもらってもなかなか良くならず、咳のしすぎで肋骨が折れたんじゃないかと思うほど痛くなり、何度かレントゲンまで撮ってもらった。
そのときも、
「タバコはやめなさい」
と言われた。
それでも、やめられなかった。
なのに。
今回は、こんなにあっさり吸わずにいられる。
病気になった直後の私は、
「どうして私が」
という気持ちでいっぱいだった。
でも少し落ち着いてくると、自分のこれまでの生活を振り返るようになった。
若い頃と同じようには生きられない。
身体のことなんて後回しにして、ずっと同じ生活を続けていけるわけでもない。
そろそろ軌道修正しなさいよ。
当時の私は、
神様からそんな通達が来たのかもしれないなぁ。
なんて考えていた。
