
はじめまして|キャリア面談から組織を見ています
3月15日は、私が代表を務める株式会社キャリアイズの創設日です。
この節目に、あらためて自己紹介を書いてみたいと思います。
私はキャリアコンサルタントとして、
大学や企業でキャリア支援の仕事に関わっています。
キャリア面談は延べ6,000件以上。
研修や講演の登壇も年間150件ほどになります。
大学では学生のキャリア支援、
企業では社員のキャリア支援や人材育成に関わることが多く、
さまざまな現場でキャリア面談を重ねてきました。
こう書くと、
「キャリア相談をたくさんしている人」
という印象になるかもしれません。
けれど、仕事を続けていく中で、
私はあることを強く感じるようになりました。
キャリア面談で聞こえてくる声は、
必ずしも「個人の悩み」だけではない、ということです。
面談で見えてくるのは、組織の姿
学生や社員の方と面談をしていると、
同じような悩みが、同じ時期に、何度も聞こえてくることがあります。
例えば、
就職活動の進め方が分からない
周囲の動きが見えず不安になる
仕事の意味が見えなくなっている
一人の相談であれば、
それは「その人の悩み」です。
けれど同じ声が何度も聞こえてくるとき、
そこには個人だけではない背景があることも少なくありません。
情報の伝わり方
行動を後押しする仕組み
組織の文化や支援体制
そうしたものが、
キャリア面談の場で少しずつ見えてきます。
私はこの経験から、
キャリア面談にはもう一つの役割があるのではないかと感じるようになりました。
組織キャリアコンサルティングという考え方
それは、
キャリア面談を通して現場の声を可視化し、
組織の課題を見つけ、施策につなげていくこと。
私はこのアプローチを
「組織キャリアコンサルティング」
と呼んでいます。
キャリアコンサルティングは、
これまで主に「個人支援」として理解されてきました。
もちろんそれは、とても大切な役割です。
ただ実際の現場では、
面談で見えてくる課題
行動の変化
施策の効果
こうした情報をつなげていくことで、
組織のキャリア支援の仕組みそのものが少しずつ変わっていく場面を、何度も見てきました。
研修だけで終わらない支援を
企業での仕事では、
研修や講演の機会をいただくことも多くあります。
ただ私は、研修を
「その場で終わるイベント」
にはしたくないと思っています。
研修の場で見えてくる
現場の空気
参加者の反応
組織の課題
そうしたものを踏まえながら、
キャリア面談の導入
人材育成の仕組みづくり
次の施策の検討
まで、一緒に考えていくことが多くなりました。
キャリア支援は、
単発の取り組みではなく、
組織の中で循環していく仕組みとして育てていくものだと感じています。
私の活動の3つの柱
現在、私のキャリア支援の活動は大きく3つの柱で構成されています。
① キャリアリカバリー支援
働く中でつまずきや停滞を経験した方が、もう一度自分のキャリアを立て直していくプロセスを支援しています。
キャリア相談や講座、発信を通して、「転んでも立ち上がれる社会」をテーマに活動しています。
② ウェルビーイング・クラフティングの実践と発信
ウェルビーイングを「与えられるもの」ではなく、
自分自身でつくっていくものとして捉え、
働く人が主体的に自分の働き方や生き方を整えていく視点を発信しています。
企業研修や講演では、
ウェルビーイングを単なる概念ではなく、
日々の仕事やキャリアの中で実践できる形に整理してお伝えしています。
マイナビさんなどメディア媒体への記事の寄稿もその一環として行っています。
③ 組織キャリアコンサルティング
キャリア面談を通して現場の声を収集し、
組織の課題を可視化し、
施策につなげていくアプローチです。
大学のキャリア支援や企業研修の現場で実践してきた取り組みをもとに、
個人支援と組織支援をつなぐキャリア支援の形を模索しています。
大学での講義について
現在、大学では非常勤講師として授業も担当しています。
1つ目の学校では
低学年向けのPBL(Project Based Learning)型授業
を担当し、
学生が周囲との協働経験を持ちながら、
自分の強みを考える機会づくりや社会活動で必要不可欠なコミュニケーションについて考える機会をつくっています。
また、2校目では
ウェルビーイングをテーマとした授業
を担当しています。
キャリアを単なる進路選択として捉えるのではなく、
自分にとって望ましい働き方や生き方とは何か
どのような状態で働くことが健やかなのか
といった視点から、
自分自身のウェルビーイングを主体的に設計する力を育てることを目的とした授業です。
そのほかにも、都内近郊の私立大学において
キャリア開発講座
就職活動支援講座
などを担当し、学生が
自分のキャリアを主体的に考える機会づくり
りと、壁を乗り越えるスキルの向上に携わっています。
キャリア面談を通して見えてくる現場の声をもとに、
組織の課題を整理し、次の施策を一緒に考えていく。
そんな形で、キャリア支援の仕組みづくりに関わることが増えてきました。
キャリア支援や人材育成に関心のある方とも、
この場を通してゆるやかにつながっていけたら嬉しく思います。
