
幼馴染はじめました
このショートショートは田原にかさんの募集の作品です
で、これから続く美智子と正人の
純愛小説の連載の始まりです
まちぶせ (16歳)
いつの間にか梅雨が明け、さわやかな風が吹く夕暮れだった。
「おい!美智子」といきなり声をかけられた。
高校は離れたけれど、同級生の正人だった。
「慣れたか?学校!」
美智子は中学校の時の黒歴史を知る彼を避けたかった。
仮病を使って好きな先生におんぶされていたのだ。
だから、高校の友達はみな他校の人にした。
「土曜日にサッカーの試合があるんだけど見に来ん?」
「その日ね、友達の家に猫をもらいに行くんよ」
「そうか。じゃあまた誘うから」
帰るのかと思ったら、自転車を並走させて付いてきた。
紺色の2本線が入るセーラー服が気になるようだ。
正人は確かに幼稚園も同じ星組さんで
小学校も2年間梅組だった。
中学は3年7組で一緒になった。
でも、今日まで特別な接触はなかったはずだ。
「それなのに、どうしたの?」
急に幼馴染ごっこでもはじめるつもり。
そんなことが数回あった。
大人になって、同窓会で理由を聞いてみた。
相手は誰でもよかった。
あの制服を着た女生徒と並んでみたかったそうだ。
田原にかさん
2か月にもならない新人ですが、
なにとぞよろしくお願いいたします<(_ _)>
見出しのイラストはdrunk3405様からお借りしました
ありがとうございます
#創作
#ショートショート
#毎週ショートショートnote
#掌編小説
#幼馴染はじめました
#田原にか
#幼馴染
#純愛
#同級生
#私の作品紹介
#セーラー服
#青春小説
#片思い